皆さんはSNSの「勉強垢」というものをご存知ですか?
SNSを使うことも多いであろう受験生の皆さんなら一度は聞いたことがあるかと思いますが、今回はこの「勉強垢」のメリット・デメリットや作り方について解説します。
勉強垢とは?作る目的は?
「勉強垢」とは、勉強関連のことをSNSに投稿するためのアカウントのことです。
勉強の記録を投稿したり、自作のまとめノートなどの写真を投稿するなどの発信が主となります。
勉強垢を作るSNSとしてはInstagramやXが主流で、最近ではTik TokやYouTubeでも勉強垢を作っている人がいるようです。
SNSの普及とともに「勉強垢」という文化も広がってきており、現在は様々なSNSで多くの勉強垢を見ることが出来ます。
学生に人気の勉強垢ですが、どうして勉強垢を作る人が多いのでしょうか?
この項目では、勉強垢を作る目的を2つ紹介します。
勉強垢を作る目的①自分の勉強の記録・管理
勉強垢を作る目的1つ目は、自分の勉強の状況を記録し、成績を管理するためです。
自分がどの教科を何時間勉強したのかを逐一投稿していくことで、自分の勉強の記録を溜めておくことができるようになります。
スタディサプリなどの勉強用アプリと連携することで簡単に時間の計測や投稿ができますし、わざわざメモを取ったりするより手軽なので勉強垢に記録しているという人が多いようです。
また、学習の進捗や成績を見える化することで現在の自分の立ち位置や学習時間がはっきりと分かるため、さらに勉強時間を増やすなど自分の学習姿勢の見直しがしやすいでしょう。
勉強垢を作る目的②情報の共有
他には、勉強垢で勉強についての話題を友達と共有し合うことでモチベーションアップを狙うという目的もあります。
受験中は勉強での悩み事も多いため、その悩みを勉強垢で共有するだけでもちょっと気が楽になるかもしれません。
他には、自分の勉強記録を公開して他人に見てもらうことで、「毎日きちんと勉強して投稿しなきゃ」という勉強のモチベにも繋がります。
受験期間は一人で黙々と勉強することも多いため、勉強垢で交流すれば孤独にならないというのは勉強垢の良いポイントの1つでしょう。
勉強垢のメリット・デメリットは?
勉強垢は使いこなせれば勉強の管理ができて便利な反面、デメリットもあるということを意識しておかなければなりません。
そもそも勉強垢は絶対に必要なものでもないため、自分に合っているかどうかを見極めてから使うことが大切です。
ここでは勉強垢のメリット・デメリットを紹介しますので、自分に合っているかどうかを確認してみてください。
勉強垢のメリット①勉強のモチベーションが上がりやすい
勉強垢を運用するメリットとして最も大きいのが、勉強のモチベーションを高められることでしょう
毎日の勉強記録が溜まっていくだけでも、見返せば「今までこんなに頑張ってきたんだ」というモチベーションアップに繋がります。
また、SNSという他の人の視線にさらされる場所で勉強記録を投稿することで、毎日勉強を頑張ろうという義務感や今日も勉強の投稿ができたという達成感が生まれて学習意欲を維持しやすいです。
他の勉強垢をフォローすることで他の人の投稿も見ることができるため、みんなも頑張っているんだから自分も頑張ろうというモチベーションに繋がるでしょう。
勉強垢のメリット②情報交換ができる
勉強垢を運用するメリット2つ目は、SNSを見ることで勉強や受験に関する情報を受け取ることができるというものです。
SNSにはたくさんの勉強垢があり、他の人の勉強記録を見ることでその人の勉強の仕方やどれくらい勉強しているかを見ることが出来ます。
同じ大学を志望している人をフォローすることで、ライバルが今現在どのような成績なのか、どういった進捗なのかも知ることができるでしょう。
おすすめの参考書や問題集などの役に立つ情報も共有することができるため、受験勉強についてより多くの情報を知りたいという方は勉強垢を作ってみることをおすすめします。
勉強垢のデメリット①SNSを見すぎてしまう
勉強垢を作るデメリットとしては、SNSに夢中になりすぎてしまうというものがあります。
もともとSNSは依存性が高く、注意していなければSNSを眺めているだけで時間が過ぎてしまったり、自分の投稿についての反応や他の人の投稿が気になって何度もSNSを見たりしてしまいます。
また、SNSを使う際にはスマホを触ることになるため、勉強垢で勉強記録を投稿するついでに他のアプリを開いてしまい、動画視聴や友達とのおしゃべりに夢中になってしまうなどの事態になる可能性もあるでしょう。
そういった事態を避けるために、勉強垢を使う際にはスマホを使う時間を決めるなどの工夫が必要です。
勉強垢の作り方
ここでは、勉強垢の作り方について紹介していきます。
勉強垢が多いSNSであるXとInstagramでの勉強垢の作り方を紹介しますので、気になる方は是非参考にしてみてください。
勉強垢の作り方(X)
まず、Xのアプリをダウンロードしてアカウントを作成しましょう。
Xでアカウントを登録するためにはXに登録していないメールアドレスが必要なため、元々自分のアカウントを持っている人はGmailやYahoo!などのフリーのメールアドレスを取得するのがおすすめです。
新しいアカウントを作るためにはメニュー画面右上のアイコンをタップして「新しいアカウントを作成」で作成することが出来ます。
情報交換をしたい場合はXにいる勉強垢を探してフォローしてみてください。
勉強垢の作り方(Instagram)
Instagramで勉強垢を作成する場合も、手順はほぼXと同じです。
まずはInstagramのアプリをダウンロードしてアカウントを作成しましょう。
元々アカウントがある方はプロフィール画面左上のユーザーネームをタップして「アカウントを追加」を選ぶことで新しいアカウントを作成することが出来ます。
Xの場合と同じく、情報交換をしたい方は勉強垢を探してフォローしていくことで勉強に関する投稿を見ることが出来ます。
勉強垢の使い方
勉強垢を作ることが出来たら、次は効果的な勉強垢の使い方・運用方法を知っていきましょう。
なんとなく使っていては継続できなかったりスマホを見る時間がただ増えてしまうという結果になってしまうこともあるため、効果的な使い方を知って勉強垢を使うメリットを最大化していくことが大切です。
勉強垢の使い方①スマホを使う回数・時間を決めておく
勉強垢を使う時に一番良くないのは、ついついスマホを触りすぎてしまうことです。
そうならないためにも、事前にスマホを使って良い回数や時間を決めておくことをおすすめします。
勉強垢はあくまでも息抜きや勉強のモチベーションアップのためのものであり、勉強垢を使うことで勉強時間が減ってしまったり集中力が保たなくなってしまっては本末転倒です。
スマホが近くにあるだけでどうしても集中力が減ってしまうため、勉強中はスマホを遠くに置いておきましょう。
勉強垢の使い方②むやみにフォローしない
SNSは知らない人とも繋がれるのが良いところですが、これはデメリットにもなります。
フォローする人が増えれば増えるほどタイムラインに流れてくる投稿も増えるので、他人の投稿が気になって勉強に集中できなる可能性があります。
自分が勉強に集中できる量だけをフォローすることが大切です。
勉強垢の使い方③必要最低限の投稿をする
投稿をする時は、学習した内容、時間など必要最低限の内容だけを投稿するのがおすすめです。
シンプルな内容のみの投稿のほうが後で見返したときに学習の進捗を捉えやすいですし、SNSを開く時間を減らすことが出来ます。
SNS映えするためにきれいなノートを作ることやフォロワーの共感を得るために文章を凝ることは、本来の目的とはかけ離れています。
必要最低限の投稿にすることで、勉強垢を使う効果を最大化していきましょう。
勉強垢の使い方④問題集・参考書の表紙・中身は掲載しない
実は、問題集や参考書の表紙や中身をSNSに掲載するのは公衆送信権侵害のためNGです。
勉強垢の中にはそういった写真を投稿している人もいますが、これは著作者が投稿されている事実を知らないか黙認しているだけであることが多いです。
そういった行為をしている勉強垢を逐一注意する必要はもちろんありませんが、基本的には良くないことだと知っておいて、自分ではしないようにしてください。
Instagramで勉強垢を作っていて写真を撮りたい場合は、自分のノートの写真を撮ったり学習スケジュールの写真を撮るのがおすすめです。
勉強垢って何?勉強垢のメリット・デメリットと作り方を徹底解説!|まとめ
勉強垢はSNSの勉強用のアカウントのことで、自分の勉強の管理や友達との情報共有ができるのが特徴です。
勉強垢は上手な使い方ができればモチベーションの維持に役立つため、受験勉強の大きな支えになってくれるでしょう。
しかし、勉強垢にはメリットだけでなくスマホを見る時間が増えるというデメリットもあります。
勉強垢は無料で作ることができるため、お試しで作ってみてモチベーションを上げることが出来たら継続・スマホを見る時間が増えすぎてしまっていると感じたらアカウントを削除するなどして自分に合っているか試してみると良いでしょう。