よく使われる大学群の1つに「大東亜帝国」というものがありますが、皆さんはどの大学のことかご存知ですか?
比較的有名な大学群なので、大東亜帝国に入りたいと考えている受験生の方も多いのではないでしょうか。
そこで、「大東亜帝国とはどんな大学群なのか」という点についてや、各学部の偏差値や難易度などを詳しく解説していきたいと思います。
大東亜帝国とは?
大東亜帝国は東京都内の有名私立大学を指す大学群です。
「大東文化大学」「東海大学」「亜細亜大学」「帝京大学」「国士舘大学」という5つの大学の頭文字を取って大東亜帝国と呼ばれています。
レベル的には、「日東駒専」よりも少し簡単という難易度とされています。
大東亜帝国、各大学の特徴は?
まずは各大学の特徴を見ていきましょう。
難易度こそ同じくらいの大学ですが、それぞれ力を入れている分野が違うためバラエティに富んだ特色が魅力です。
大東文化大学の特徴
大東文化大学は主に文系の学部で構成された総合大学です。
箱根駅伝の常連校でもあるため、名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
キャンパスは東松山キャンパスと板橋キャンパスに分かれており、東松山キャンパスには主に1~2年生が、板橋キャンパスには3~4年生が通っています。
東海大学の特徴
東海大学は19学部75学科が設置されている総合大学です。
大学の中心は首都圏に集まっていますが、札幌キャンパスや熊本キャンパスなど全国各地に施設を持つマンモス校となっています。
スポーツにも力を入れており、大東文化大学と同じく箱根駅伝でも成果を残しています。
亜細亜大学の特徴
亜細亜大学は、アジアを中心に世界中で活躍できる人材を育成することを目的としている大学です。
そのためAUAP・AUGP・AUEP・AUCPという4つの留学プログラムが設置されており、国際交流のしやすい環境が整っています。
また、世界各地の14もの外国語を学ぶことができるのもこの大学の特色の1つです。
帝京大学の特徴
帝京大学も10学部を設置している総合大学ではありますがそのうち3学部が医療系の学部となっており、医療系に強い大学となっています。
そのほかの学部でも実践的な技術や知識を身に着けることを重視しており、社会に出てすぐ活躍できるような教育が特徴です。
国士舘大学の特徴
国士舘大学は主にスポーツに力を入れている大学です。
主に柔道などの競技で強く、それに由来して警察官への就職が多いです。
また、1年生の間から少人数教育が多数行われているのも特徴です。
大東亜帝国、各大学の偏差値・難易度は?
次に、気になる各大学の偏差値・難易度をご紹介します。
大東亜帝国は中堅クラスの大学であり、そこまで難易度の高い大学ではありませんでした。
しかし、近年では私立大学入試が軒並み難化傾向にあるため注意が必要です。
大東文化大学の偏差値
大東文化大学の偏差値は以下の通りです。
どの学部も飛び抜けて偏差値が高いということもないため、比較的どの学部も狙いやすいかと思います。
環境創造学部は現在新入生の募集が停止しています。
文学部:42.5~55.0
経済学部:47.5~50.0
外国語学部:42.5~50.0
法学部:47.5~50.0
国際関係学部:47.5~50.0
経営学部:47.5~50.0
環境創造学部:募集停止
スポーツ・健康科学部:40.0~50.0
社会学部:50.0
東海大学の偏差値
やはり医学部は他の学部よりも難易度が高くなっていますね。
東海大学はとにかく学部数が多く似たような学部も多いので、受験時には自分の受けたい学部と難易度をよく確認しておくことが大切です。
文学部:47.5~50.0
文化社会学部:47.5~57.5
政治経済学部:50.0~55.0
法学部:50.0~55.0
教養学部:37.5~52.5
体育学部:42.5~47.5
健康学部:42.5~50.0
理学部:42.5~50.0
情報理工学部:45.0~50.0
工学部:37.5~47.5
観光学部:52.5~55.5
情報通信学部:42.5~47.5
海洋学部:40.0~57.7
医学部:55.0~65.0
経営学部:45.0~52.5
基盤工学部:37.5
農学部:40.0~45.0
国際文化学部:37.5~45.0
生物学部:45.0~50.0
亜細亜大学の偏差値
亜細亜大学も他の大学とほぼ同じくらいの難易度です。
経営学部:47.5~50.0
経済学部:50.0
法学部:45.0~50.0
国際関係学部:45.0~50.0
都市創造学部:45.0~47.5
帝京大学の偏差値
帝京大学も医学部があるため全体の偏差値が高く見えることがありますが、他の学部は比較的入りやすい難易度です。
医学部:65.0
薬学部:45.0
経済学部:45.0~47.5
法学部:45.0~47.5
文学部:47.5~50.0
外国語学部:45.0~50.0
教育学部:45.0~50.0
理工学部:35.0~40.0
医療技術学部:35.0~50.0
福岡医療技術学部:35.0~45.0
国士舘大学の偏差値
国士舘大学は学部間の難易度の差はそこまで大きくないようです。
政経学部:55.0~60.0
体育学部:50.0
理工学部:50.0~52.5
法学部:50.0~52.5
文学部:47.5~55.0
21世紀アジア学部:47.5
経営学部:52.5~57.5
大東亜帝国の就職率は?
さて、偏差値と共にもう1つ気になるのは各大学の就職率ではないでしょうか。
各大学の2018年度の就職率は以下のようになっています。どの大学も就職率は良いと言えるでしょう。
大東文化大学:96.1%
東海大学:98.9%
亜細亜大学:98.0%(男女別の就職率の平均)
帝京大学:不明
国士舘大学:96.7%
まず、偏差値こそそこまで高い訳ではありませんが、どの大学も首都圏では比較的有名な大学です。
加えてどの大学も専門性の高い特色ある学部を設置しているため、しっかりと大学で勉強すれば即戦力となれるような技術を身に着けることができます。
そのため、大学内での努力次第では就職も難なく突破できるでしょう。
大東亜帝国まとめ
大東亜帝国は都内の有名私立大学を指す大学群です。
どの大学も特色ある教育を実施しており、箱根駅伝の常連校も多くスポーツにも強いのが特徴です。
難易度や偏差値は医学部以外はそこまで高くありません。
そのため、更に難易度の高い大学を目指せる方もたくさんいらっしゃると思います。
ぜひ自分の今のレベルと相談して、大東亜帝国を受験するかどうか決めてみてはいかがでしょうか。