コラム

受験生必見の「7回読み勉強法」のやり方や効果をご紹介!

2019年08月29日(木)

勉強の方法は様々なものがありますが、今回は「7回読み勉強法」というものをご紹介します。

この7回読み勉強法は武田塾が推奨する参考書を一冊ずつ完璧にする勉強法とも共通点が多く、参考書を使って勉強する場合におすすめの勉強法です。

特に、なかなか参考書の内容を覚えられず記憶に定着しないという方にぴったりの勉強法ですので、参考書をうまく活用できずに悩んでいるという生徒さんはぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

7回読み勉強法とは?

本を読む学生

7回読み勉強法とは、その名の通りテキストや参考書を7回読むという勉強法です。

ただ7回読み直すというだけでなく、回数によって読み方を変えることでだんだんと内容を定着させていこうというのが7回読みの目的です。

一回一回はなんとなく内容を掴む程度の読み方で大丈夫ですが、何度も読んでいるうちに参考書の内容が完璧に頭に定着し、問題が解けるようになっているというわけです。

方法こそシンプルで誰でも実践できますが、確実に内容を覚えられるので効果は期待できます。

考えたのは東大主席、山口真由さん

この方法を考えたのは東京大学首席、在学中に司法試験に合格し現在弁護士として活躍している山口真由さんです。

ハーバード大学ロースクールも卒業しているという凄まじい経歴をお持ちになっています。

それだけ勉学に対して努力をしてきたということでもあり、実際にこの勉強法を使って今まで勉強してきたとのことです。

では、7回読み勉強法を実践するにはどうしたら良いのか、詳しいやり方を見ていきましょう。

7回読み勉強法のやり方

学生

7回読み勉強法は軽く内容を理解する読み方を何度も繰り返すことで、その内容を段々と頭に入れていこうという読み方です。

読む時はその回数に応じて読み方や意識する点を変えることで、より効率的に内容を覚えていくことができます。

まずは回数に応じた読み方、やり方のコツを確認しましょう。

7回読みの手順1回目:見出しで概要を掴む

最初は詳しい内容まで理解しようとする必要はありません。

各章の見出しや重要そうなトピックを中心に流し読みして、その参考書に何が書いてあるのか、だいたいの概要を掴むことを心がけましょう。

7回読みの手順2回目:より細かい内容まで流し読みする

2回目も読み方自体は1回目とそれほど変わりません。

ただし1回目よりも詳しい部分まで理解できるように心がけながら流し読みをしましょう。

2回目まで読めばその本の構成が頭に入るようになるでしょう。

1回目で構成を頭に入れているため、本の内容が捉えやすくなります。

7回読みの手順3回目:さらに流し読みを重ねる

次も流し読みをしていきましょう。

1回目、2回目とやっていることは変わりませんが、ぼんやりとしていたイメージがだんだんと鮮明になってくるはずです。

7回読みの手順4回目:単語やキーワードを意識して読む

書いてあることがなんとなくわかるようになったら、よく出てくる単語に注目しながら読むようにしましょう。

全ての文章を細かく読む必要はありませんが、文章にどんなキーワードが重要な部分として出てくるのかを意識しながら流し読みをしましょう。

7回読みの手順5回目:キーワードの説明文を意識する

次に、キーワードの間にある説明文を意識しながら読みましょう。

キーワードを説明している文章も注意しながら読むことで、単語の意味や詳しい内容も段々と頭に入ってきます

7回読みの手順6回目:それ以外の詳しい部分にも目を向ける

5回目までで重要な部分は理解できたはずなので、6回目では今まで読み飛ばしていた細かい部分も読むようにしましょう。

6回目は今まで読んできた分の答え合わせのような感覚で読みます。ぼんやりと頭に入っている内容を引き出せるか、読んできた内容がちゃんと定着しているかどうかも合わせて確認していきましょう。

7回読みの手順7回目:最後の確認をして頭に定着させる

6回も繰り返し読んでいればほとんどの内容は定着しているはずですが、まだ覚えきれていない部分もあるでしょう。

そうした部分まで完璧にできるよう、7回目で最後の確認をしながら読んでいくことで、参考書の内容を完璧にすることができます。

7回読み勉強法の効果

学生

この勉強法は参考書を繰り返し読み返すというシンプルな勉強法ですが、記憶に定着させるという点では効果は期待できます。

そもそも、人間の脳は覚えてから一定時間経つとだんだんとその内容を忘れてしまいます

いくら瞬間的に頑張っても全てを覚えきることはできません。「学習には復習が大切」と言われるのはこのことが関係しています。

しかし7回読み勉強法なら、一回の内容は薄いものでも、それを何度も繰り返すことによって着実かつ効率的に脳に定着させていくことができます。

特にこの7回という数字も大切で、1日1回読むことで一週間で一冊を終わらせられるようになっています。

武田塾の勉強法とも相性バツグン

武田塾は参考書を一冊ずつ完璧にしていくという勉強法をおすすめしていますが、7回読み勉強法も同じく参考書だけを使って、一冊を完璧にするという勉強方法のためその相性はバツグンです。

自分のやり方で「参考書一冊終わらせた!」と思っても、実際はそこまで身についていないなんてことも多々あります。
1冊終わらせたのに、定着している自信がないという場合も多いのではないでしょうか?

7回読み勉強法のように繰り返し記憶する勉強法なら、テキスト全体を網羅できるため確実に一冊ずつ完璧にできるようになります。

また、7回も読むのは大変に感じるかもしれませんが、そのほとんどが軽い流し読みになっています。

実際にかかる時間はそこまで長くないため、参考書を使った高速学習にも向いていると言えるでしょう。

7回読み勉強法におすすめの教科は?

7回読み勉強法はどんな参考書にも使えることは使えますが、実際に問題を解かないといけない数学や理系科目はあまり向いていないかもしれません

流し読みをしながら、重要な部分を頭に入れていくという方法ですので、7回読み勉強法にチャレンジするときはぜひ社会系の科目で実践してみてください。

また、参考書はなるべく広い範囲を押さえているものが良いでしょう。流し読みで薄い内容から覚えていくという勉強法のため、なるべく薄く広い内容の方が勉強しやすいです。

7回読み勉強法に使うテキストはしっかり選ぶ

繰り返し読むだけで暗記効果があるといわれている7回読み勉強法ですが、使う参考書はしっかり選ぶようにしましょう。

参考書・テキストを選ぶ際は学びたいと思っている内容がしっかりと網羅されているかを重視するようにしましょう。

重要な部分がわかりやすく書いてある、苦手な部分も克服できそうなど、自分が学習したい内容が全て網羅されているか、しっかり確認しましょう。

「このテキストじゃわかりにくかった」と思ってしまうような物では、せっかくの勉強法も意味がありません。

7回読み勉強法まとめ

7回読み勉強法はその名の通り7回参考書を読み直すという非常にシンプルな勉強法ですが、段々とその内容を理解・記憶することによって着実に脳に定着させられるという勉強法です。

実践しやすく参考書一冊の内容を読むだけで完璧にできるため、参考書を使った勉強法としては効率的でおすすめできるものの一つです。

参考書一冊を完璧にするという武田塾の勉強法とも共通点が多く、高速学習にも使えます。
参考書を使った勉強がどうしてもうまくいかないという場合は、ぜひこの方法も試してみてはいかがでしょうか。


武田塾は、参考書一冊を完璧にするという勉強法で成績・偏差値を上げる勉強法をお教えしています。

完璧になるまで先に進まないので、「わからない部分」を放置しません。
そして、武田塾で提案させていただく参考書は、生徒さん一人ひとりに合った内容のものをお選びします。今の成績・偏差値、得意不得意を分析し、志望校合格のために使うべき参考書を進めていきます!

今回ご紹介した7回読みの勉強法でも、最終的にたどり着くべき部分は「問題が解ける・できるようになる」レベルです。学習した内容ができるようになって初めて偏差値や成績が上がります。

参考書を使って、より自分の偏差値アップや志望校合格への道を明確にしたいなら、武田塾の無料受験相談にお問い合わせください。

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