国公立大学を目指す場合には5科目以上の勉強がほぼ必須となりますが、実際に1日5科目を勉強しようとするとかなりハードスケジュールになってしまうかと思います。
なので、今回は国公立大学を目指している受験生の方のために、1日5科目を勉強するための効率の良い方法をご紹介します。
国公立大学を目指している方は、ぜひ勉強のスケジュールを決める時の参考にしてみてください。
1日5科目勉強することは可能?
国公立を受けるためには5科目を勉強しておかなければなりませんが、実際に1日で5科目を勉強しようとするとかなりキツくなってしまいます。
特に学校から帰ってきてから5科目を勉強しようとすると、時間の確保自体が難しく思うように勉強できないということも珍しくありません。
どの教科も満遍なく勉強したいけれど、この方法で合格できるか不安だという方も多いのではないでしょうか。
たしかに1日5科目勉強するのは大変ですが、いくつかのポイントに注意すれば効率良く1日5科目を勉強することはできます。
まずは効率の良い勉強をするためのポイントを確認していきましょう。
1日5科目を勉強するためのポイントは時間配分!
1日5科目を満遍なく勉強しようとするとどうしても時間が足りなくなってしまいます。
もちろん全ての教科をしっかりと勉強できた方が良いですが、本当に全ての教科を同じ時間だけ勉強する必要はあるのでしょうか?
受験する大学によっても、優先すべき科目は違ってきます。そのため、全ての科目に同じだけ時間を使うのは非効率になってしまいます。
1日5科目を勉強するためには科目の重要度によって時間配分を変えることが大切です。なるべく重要な科目に時間を使えるように、各科目に使う時間を上手く調整していきましょう。
時間配分の決め方
適切な時間配分を決めて勉強するためには、以下のような手順を行うと簡単に時間配分を決めることができます。
1.志望大学の配点を調べる
2.配点をもとに科目の優先順位を決める
3.実際に勉強する
どの科目が重要で、どの科目があまり重要でないかどうかは志望大学の配点をもとに決定すると良いです。そのため、まずは志望大学の配点を調べていきましょう。
例えば、センター試験と二次試験を合わせて400点の配点がある英語と、センターだけで使い100点の配点がされている社会では配点が4倍も違います。
このような点数配分がわかったら、それをもとに時間を配分することで効率良く時間を使うことができるようになります。
具体的にはどれくらいの時間やるべき?
時間配分は配点に合わせて決めるべきではありますが、勉強時間があまりにも短すぎると何も身につかないまま終わってしまうかもしれません。
ですので、特に二次試験でも使うような重要な科目は最低でも2時間くらいは勉強時間を確保しておいたほうが良いでしょう。
時間が短すぎると一つの範囲を終わらせる前に時間がきてしまったりするので、勉強するときはある程度まとまった時間を確保することが大切です。
社会科目は後回しでも大丈夫?
もし1日5科目勉強するのが厳しいという方は、重要かつ時間のかかる科目を優先して勉強するという方法もあります。
特に、社会科目をセンター試験だけで使う場合は短期間でも集中して勉強すればそれなりの高得点を狙えることも多いです。
参考書一冊を完璧にしておければセンターだけなら8~9割は狙えるため、社会科目は後回しにしておくのも効率的に勉強するための方法です。
逆に後回しにできない科目は?
社会科目と違い、後回しにできない科目は国語・数学・英語の3科目です。
これらの科目は単純に量が多いためできるようになるまで非常に時間がかかります。主要な科目でもあるため絶対に避けては通れないので、この3科目だけは毎日コツコツと勉強する必要があります。
特に英語・数学は後から始めようとしても絶対に間に合いません。時間のあるうちから勉強を始めることが大切です。
高1・高2の方は国数英を重点的に!
国数英の3教科は受験学年ではない方にもおすすめです。
この3教科は習得までにかなり時間がかかるので、高1・高2の頃からコツコツと進めておくと受験学年になった時にかなりラクになります。
特に高1の方はどうやって受験勉強したら良いかわからないという方も多いと思いますが、そんな時はまず数学や英語から勉強してみてはいかがでしょうか。
社会などは後から勉強しても間に合います。部活が忙しくて勉強時間があまり確保できないという場合には、ぜひこの3教科を優先的に勉強してみてください。
1日1教科勉強の方が効率が良い?
今回ご紹介した方法とは逆に、「1日1教科に絞って集中して勉強する方が効率良く勉強できるのでは?」とお考えの方もいるかもしれません。
しかし、武田塾では基本的に1日に複数教科勉強することをおすすめしています。
確かに1日に1教科に集中して勉強すれば、その教科の理解度が一気に上がり効率的に勉強できているように感じるかもしれません。
しかし、1日1教科ずつだと次にその教科を勉強するまで時間が空いてしまいます。
時間が空くとせっかく勉強したことの多くを忘れてしまうため、勉強したことを思い出すための時間が無駄となってしまいます。
そのため、1日1教科ずつ勉強するよりも複数教科勉強した方が結果的に効率良く勉強できるのです。
もし苦手な教科があり、その教科を重点的に勉強したいという場合には1日かけて勉強するのも良いかもしれませんが、基本的には毎日複数科目を勉強することをおすすめします。
1日5科目を勉強する方法|まとめ
1日5科目を勉強するためには時間配分を工夫することが大切です。
志望大学によっても各科目の配点は違います。そのため、全ての教科を同じ時間だけ勉強していたのでは効率良く勉強することはできません。
まずは志望校の配点を確認して、それに合わせて時間配分をするようにしましょう。
また、時間配分は少なすぎると意味がありません。特に国語・数学・英語など重要な科目は2時間以上の時間を確保することをおすすめします。
1日に5科目勉強するのは大変かと思いますが、ぜひ今回の方法を使って勉強を頑張ってみてください。