生徒さんの中には学校でも制服の指定が無いため普段から私服を着ている方もおると思いますが、大学受験当日にはどのような格好で行けばよいのでしょうか。
今回は大学受験日の服装に関する注意点やその他試験当日の注意点について詳しく紹介します。
大学試験当日は私服?それとも制服?
大学受験当日の服装に関して、「何を着ていけばいいの?」「服装は合否に関係する?」などの不安を抱えている生徒さんは決して少なくありません。
結論から言うと、大学受験当日はどの学校の試験でも服装の指定はありません。
そのため、いつもどおりの制服を着ていこうが私服を着ていこうが関係なく、服装が直接的にテストの得点や合否に影響することはありえません。
つまり、大学受験というビッグイベントを迎える上で既にナーバスになっているのにもかかわらず、服装のことで更に不安を感じる必要は無いのです。
大学受験当日の服装に関する注意点
服装に関して、試験当日の特別な指定がないからと言ってなんでも良いというわけではありません。
そこで、大学受験当日の服装を選ぶ際の注意点について一緒に考えていきましょう。
その1:漢字や英語のプリントのある服装は避ける
大学受験当日に私服を着ていく際には漢字や英語などの文字がプリントされているデザインの服は極力避けましょう。というのも、そのような服を着ているとカンニング行為とみなされることがあるため、試験前に脱ぐように指示されたり何かしらの指摘をされることがあります。
服装は直接点数に関係しないとは言ってもそのような状況に陥った場合には更に神経質になってしまい、思うように実力が発揮できなくなる可能性もあります。自分で「これは大丈夫だろう」と思ったものでも注意されることがあるため、文字全般がプリントされた服装は避けることをオススメします。
その2:脱ぎ着しやすい服を選ぶ
受験シーズンは基本的に冬場であるためコートやセーターなどの厚着をするかと思いますが、試験当日の服装は脱ぎ着のしやすい服を選びましょう。移動の際は寒いかもしれませんが、試験会場は暖房が付いているため厚着をしすぎてしまうと試験中に熱くなり集中できなくなってしまう場合もあります。
また、試験会場や席の位置によって空調の効き方も異なるため、温度調節を行いやすいようにいつでも脱ぎ着のしやすい服を選びましょう。例えば一番下に肌着を着てその上にシャツ、そしてボタンやファスナーが付いているジャケットやニットなどを着ると良いでしょう。
その3:いつも通りの服装を心がける
服装は試験の合否に関係ないとは言っても、試験本番の日は皆さん非常に神経質になっているため不安があるかと思います。
少しでも自分自身を落ち着かせるためには、制服、私服問わずいつも通りの服装を心がけることです。試験当日になにか特別なことをやっても格段に点数はアップしません。
最も重要なことは、いつもどおりの実力をいつもどおりに発揮することです。しっかりと自分の力を発揮するためには着慣れた制服や私服などで心を落ち着かせることです。
つまり、服装に関して悩んでいる時間さえ受験生にとっては無駄なことなのです。
その4:面接試験の際は制服が無難
一部の大学や学部などでは筆記試験に加えて面接試験を行っている場合があります。
その際には基本的に制服を着ていくことをオススメします。というのも、筆記試験と違い面接試験ではその内容に加えて受験生の印象や見た目を試験官が考慮する場合があるからです。
そのため、特別に正装する必要はありませんが現役生の場合は制服、制服がない学校の生徒さんや浪人生はスーツ、もしくはモノトーンの服装を着て試験に臨みましょう。
大学受験で服装以外に気をつけるべきこと
以上の4点が大学受験当日の服装に関しての主な注意点となります。
試験日には服装の他にも様々不安があると思いますが、すこしでも平常心を保つためにはできるだけ不安要素をなくしておく必要があります。そこで、服装以外に試験日の注意事項について紹介します。
試験会場までのルートを事前に確認しよう
試験日当日に慌てないためにも試験会場までの行き方や交通機関のルートについて予め調査しておきましょう。特に地方から都心に受験に来る場合や試験会場の近辺情報について知らない方は当日迷ってしまう恐れがあり、最悪の場合遅刻にもつながりかねません。
試験当日は通勤の時間帯や他の大勢の受験生も交通機関を利用するため、試験当日までに会場への道のりや交通機関の乗換等を下見したり入念に調査しておくことをオススメします。
試験前日はしっかりと休養を
試験前日の過ごし方は生徒さんによって異なりますが、基本的にはしっかりと休養を取りましょう。
生徒さんの中には前日の夜までガッツリと受験勉強をする方もいますが、重要なことは当日に万全のコンディションでいつも通りの実力を発揮することです。
不安な気持ちはわかりますが、前日の受験勉強は要点を抑えるなど軽い内容に留めて次の日に備えてしっかりと休養を取りましょう。
宿の手配も忘れずに
特に地方から受験に来られる生徒さんは連泊で試験を受けられる場合もあるでしょう。その際には宿が必要になりますが、宿の予約は出来るだけ早く済ませましょう。
特に有名大学が集まる地域や都心部の大学周辺の宿は受験生が多く集まるため宿が取れない場合もあります。試験当日間近になって宿やホテルを予約する場合殆どが満室であるため宿の手配に無駄な時間を欠けてしまうことがあります。
そのため、試験日が決まったらなるべく早めに宿の手配を行いましょう。
大学受験当日の服装で注意すべきことはまとめ
今回は受験生必見の大学受験当日の服装やその他の注意点について紹介しました。試験日の服装が直接点数や合否に関わることはないためそれほど深刻に考える必要はありません。
しかし、トラブルを避けるためにも私服を着ていく際には基本的に無地で無難なデザインの服、そして脱ぎ着のしやすい服を選びましょう。服選びよりも重要なことはいつも通りの力を発揮することです。
そのためには少しでも不安要素を減らすために特別なことは何もせず、しっかりと休養して今までの努力を信じることです。