「自分の行きたい大学を親が受けさせてくれない」というのは、受験においてはよくある悩みです。そんなとき、親を上手く説得できる方法を知っていると自分の望む志望校を受験できるようになるかもしれません。
反対されたとしても、理由をつけて話し合えば理解してもらえることもあります。今回は、そんな大学受験の志望校を親を説得する方法をご紹介していきます。
まずは反対される理由を確認しよう
志望校を親に説得するときは、まず最初になぜ反対されるのか、親の言い分をしっかりと確認しておきましょう。
親を説得しようとするとき、意外と確認できていないのが反対される理由です。自分の意見を通すことばかり夢中になってしまい相手の話を聞けていないと上手く説得することはできません。
まずは親がなぜ自分の意見に反対してくるのかを理解し、お互いにどんな理由があるのかを確認することが大切です。
親も引き下がれない理由があるかも
例えば、私立大学に通うとなった場合国公立よりもお金がかかってしまいます。そのような”経済的な事情”など、どうにもならない理由があるかもしれません。
他には、一人暮らしが心配だから家から通学して欲しいなど色々な理由が考えられます。そのような事情を知っておけばお互いの妥協案なども提案することができますが、知らないと話が一向に進
みません。
まずはお互いに理由や事情などを確認し合いましょう。
親は味方だと考えるのが大切!
自分の意見に反対されてしまうとどうしても苛立ちを覚えることもあるかもしれません。しかし、親御さんも決して受験生の皆さんの邪魔をしたくて反対しているのではありません。
親が反対してくるのは何としても受験に成功して欲しいという気持ちがあってのことです。特に、お互いに不機嫌のまま説得しようとしても上手く説得できる可能性は低いです。きっと話せばわかってくれると信じて、親の言い分も冷静に受け止めましょう。
親を説得する理由を考えよう
親が反対する理由が確認できたら、次に親を説得するための理由を考えましょう。説得するためには、ただ「行きたいから」や「〇〇では嫌だから」などではなくもっと具体的な理由が必要です。
なぜ行きたいのか、どうしてそこじゃなきゃいけないのかをはっきりと伝えられるように理由を考えておきましょう。
親の理由に反論できるようにしておこう
説得する理由を考える時は、親の意見にしっかりと反論できるようにすることが大切です。特に、親御さんは受験生の皆さんの将来のことが心配で反対していることが多いです。
ですから、自分の行きたい大学に行ってもちゃんと就職できるなど、将来のことまで考えているということをアピールできると説得できるかもしれません。
また、学費などのことまで具体的に提案できると納得してくれるかもしれません。とにかく親の不安をできるだけ解消できるように話すことが大切です。
なるべくポジティブな理由で!
また、「この大学は嫌だから」「学力に自信が無いから」といったネガティブな理由はあまり良く受け取られません。最悪の場合楽をしようとしていると思われてしまいます。
そうではなくて、どうしてもこの大学を受けたいんだというポジティブな理由の方が説得できる可能性は上がります。この大学のこの学科でしか勉強できないことがあるなど、前向きな理由の方が納得されやすいです。
本当に行きたいのかを再確認することも大切
例えば私立大学を受験するのを説得したいとき「私立大学を受験すること」ばかりに夢中になってしまい本当は大して行きたい理由も無かった、なんてことも考えられます。
そのようなことにならないためにも、どうして自分はその大学に行きたいのか、どのようなメリットがあるのかなどを再確認しましょう。
しっかりと再確認すれば親の提案している大学でも自分のやりたいことはできる、ということもあり得ます。説得することばかりで頭がいっぱいにならないよう、自分の気持ちも整理しましょう。
お互いに納得できるようにしよう
自分の意見を全部通そうとするのは難しいことも多いです。そこで、ちゃんとお互いに納得できるような提案をしましょう。
特に親が心配しているのは万が一大学受験に失敗してしまった時のことです。もしそうなってしまっても大丈夫なような提案をすることで親も納得してくれるかもしれません。
また、大学に行っても真面目に勉強するなど、何らかの条件付きで認めて貰えば志望校を変えられるかもしれません。
最終的には態度で示すことも大切
最終的には、説得するだけでなく勉強も頑張って態度で示すことが大切です。特にレベルが高い大学を受けようとして反対されてしまった場合では、模試などで結果を出して合格の可能性があることを示すのが一番の説得になるでしょう。
他にはレベルの低い大学に変えた時にも、楽をしようとしていると思われないように一生懸命勉強しておくと親も納得してくれるかと思います。
まとめ
志望校を親に説得するときは、ただ説得するのではなくいくつかのポイントや上手な説得の方法を知っておくと説得しやすくなります。
まず、最初にするべきは親が反対してくる理由を確認することです。自分の意見を通すことばかりに夢中になってしまい、相手の理由を把握できていないと上手く説得はできません。
次に、親に対して反論できる理由を考えましょう。このとき、なるべくネガティブな理由ではなくポジティブな理由を選ぶのがポイントです。ネガティブな理由を選ぶと楽をしようとしていると捉えられがちなので、何としてもこの大学に行きたいんだという前向きな気持ちを伝えましょう。
また、本当に自分はその大学に行きたいのかも再確認しておくと良いでしょう。一旦冷静になって考えて見ると、親の提案している大学でもやりたいことができるということもあります。
自分に本当に合っているのはどの大学なのか、親が反対する理由も踏まえながら考え直すと新しい発見があるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。最終的には説得するだけでなくしっかりと勉強するなど態度で示すことも大切です。お互いに納得して大学受験を迎えられるように頑張ってください。