受験勉強を進める中で、「インプット」と「アウトプット」という言葉をよく耳にすると思いますが、それぞれがどういった意味なのか、そしてどんな勉強法なのかは意外と知られていないことも…。
この記事では、インプットとアウトプットの基本的な考え方や、それぞれの効果的な方法について詳しく紹介します!
効率的に学習を進めたい受験生必見の内容です!
受験勉強におけるインプットとアウトプットとは?
勉強法について調べていると、「インプット」「アウトプット」という言葉を聞くことは多いでしょう。
しかし、インプットとアウトプットが具体的にどんな意味かを知らない人もいるかもしれません。
そこでこの項目では、インプットとは何か・アウトプットとは何かとその具体的な勉強法について紹介していきます。
長期記憶させるためにも大切な勉強法ですので、積極的に取り入れるようにしましょう。
インプットとは?
インプットとは「頭の中に知識を取り込むこと」を意味します。
学校の授業や塾の授業で情報・知識を教えてもらったり、以前教わったけれど忘れていた知識を再度覚えなおす過程がインプットです。
「入力」という意味の英単語であり、勉強の基本とも言えるでしょう。
本来、勉強はインプット→アウトプットという順番で行われるものです。
<インプットの具体例>
インプットを具体的に例にすると以下のような行為が挙げられます。
- 授業で新しい知識を教わる
- 単語を覚える
- 教科書や参考書を読む
- 辞書を引いて情報を得る
授業を聞いたり教科書・参考書を読むなどして新しいことを知ったり理解することや、英単語などの用語を暗記して知識を定着させることをインプットと呼びます。
アウトプットとは?
一方アウトプットは、「頭の中にある知識を出力すること」です。
「頭の中にある知識を出すこと」とは「思い出す」ことであり、アウトプットとは自分が覚えた知識を思い出して活用することを指します。
せっかく覚えた知識もずっとアウトプットせずにいるとどんどん忘れていってしまいます。
効果的な受験勉強をするためには、良質なインプットと同じくらいアウトプットの回数も大切なのです。
<アウトプットの具体例>
一方でアウトプットの具体例としては以下の通りです。
- 問題を解く
- 覚えた知識を紙に書く
- 覚えたことを声に出して他の人に説明する
- 頭の中で思い出す
覚えた知識を紙に書いたり声に出したりして表現することや、問題集やテストなどで問題を解くことをアウトプットと呼びます。
インプットとアウトプットどっちが大事?
ここまでインプットとは何か、アウトプットとは何かを詳しく紹介してきましたが、実際勉強にインプットとアウトプットを取り入れる際に、どちらの方が大切なのでしょうか?
結論として、インプットとアウトプットはどちらも大切です。
ながら勉強など雑なインプットをしていると、頭の中に正しい記憶が定着しないため、何回アウトプットをしてもきちんと記憶を思い出すことができません。
逆に、集中して勉強ができて良質なインプットをしたとしても、アウトプットの回数が少なければ記憶が定着せず受験本番で思い出せなくなってしまうこともあります。
そのため、効率的な受験勉強のためには良質なインプットと適切な回数・頻度のアウトプットが必要なのです。
インプットとアウトプットの効果的な比率
脳科学では、インプットとアウトプットの最適な比率は「インプット3:アウトプット7」とされています。
もし100分間勉強するとした場合、インプットに使う時間は30分、アウトプットに使う時間は70分ということになります。
インプットで教材を読み込んだりしていると、勉強した・理解した!と感じますが、実際は、「勉強したつもり」「理解したつもり」で終わってしまうことも。
インプットだけでなく適切にアウトプットすることで、「やったつもり」の勉強から離れることができるのです。
アウトプットに多くの時間をとることで「ここはなぜこうなるのか?」という疑問点やインプットで漏れていた部分が見つかり、その部分を深掘りしたり振り返ることでしっかりと記憶が定着します。
インプットとアウトプットの効果的なサイクル
受験勉強をする際は「インプット」→「アウトプット」→「フィードバック」のサイクルで学習していくのが効果的です。
しっかりと集中して参考書を読んだり暗記をするなどの良質なインプットをして、その後問題を解いたり他の人に説明するなどのアウトプットを行い、アウトプットをする中で生まれた疑問をフィードバックし、再度インプットす方法です。
この学習サイクルではフィードバックを挟むことがとても大切で、アウトプットで生まれた疑問点を再度学び直す動作が重要となります。
アウトプット時に解けなかった・わからなかった問題は決してそのまま放置せず、改めてインプットし直しましょう。
おすすめのインプット方法とは?
インプットとは、自分の中に知識や情報を入れることであると説明してきました。
ここでは、具体的にどのようなインプット方法が効果的かを説明していきます。
どの勉強法が自分に合うかは人によるため、ここで紹介する方法を試して自分に最適なインプット方法を探してみてください。
おすすめのインプット方法①五感を活用する
記憶を定着させるためには、五感を総動員させるのがおすすめです。
五感とは、「見ること」「聞くこと」「嗅ぐこと」「味わうこと」「触ること」です。
教科書や参考書を読む際、声に出して読んでみることで目と耳を使うことができ、また覚えるべきことを紙に書きながらインプットすることで手を使って覚えることができます。
また、インプットの際には脳神経を活性化させる効果のあるローズマリーの香りを嗅げば、記憶力UPが狙えます。
おすすめのインプット方法②忘却曲線を活用する
単語などのインプットをする際に活用できるのが、『エビングハウスの忘却曲線』です。
エビングハウスの忘却曲線とはドイツの心理学者エビングハウスが導き出した理論で、時間の経過とともに人がどのように記憶を忘れていくかを示したものです。
その理論によると、1度インプットした内容を覚え直すのに最適なタイミングは、1日後、4日後、7日後、11日後、15日後、20日後とされています。
単語や数式をしっかり暗記するためには、このような周期でインプットを繰り返すことが大切です。
おすすめのインプット方法③理論を理解する
数式や英単語・古文の単語を覚える際は、ただ丸暗記するのではなくその理論を理解することで良質なインプットにすることができます。
英単語・古文の単語の場合は語源から理解したりその単語の使い方まで理解する、数式の場合はその数式の成り立ちや理論を理解することが大切です。
ただの丸暗記だと記憶力のみに頼ることになりますが、理論から理解することで、もし受験本番に数式や英単語を忘れしてしまったとしても理論から導くことができるようになります。
世界史・日本史の単語の場合も、個別の単語・事柄を覚えるのではなく全体の流れを理解することで本質的な理解ができるようになるでしょう。
おすすめのアウトプットとは?
アウトプットとは、自分の中にある知識や情報を思い出す・出力することであると説明してきました。
ここでは、具体的にどのようなアウトプット方法が効果的かを説明していきます。
どの勉強法が自分に合うかは人によるため、ここで紹介する方法を試して自分に最適なインプット方法を探してみてください。
おすすめのアウトプット方法①人に説明する
おすすめのアウトプットとして一番に挙げたいのが、人に説明してみることです。
友達と一緒に勉強する際にお互いに内容を説明してみたり、家族や塾の先生に理解した内容を話してみるとしっかり理解を深めることができます。
人に説明するためには自分が内容をきちんと理解している必要がありますし、口に出して内容を説明することで頭の中の情報がまとめられて記憶に定着していきます。
もし人に教えることに抵抗がある場合は、家にあるクッションやぬいぐるみを相手に話すだけでも効果はあります。
おすすめのアウトプット方法②文章を書いてみる
自分の言葉で文章を書いてみるのもおすすめのアウトプット方法です。
英語であれば、覚えた単語や熟語、文法知識を使って簡単な文章を作ってみることでしっかりと記憶を定着することができますし、英作文の練習にもなります。
それ以外の科目であっても、勉強した内容を自分の言葉でまとめるまとめノートなどを作ってみると理解を深めることができるでしょう。
ただし、まとめノートを作る際は綺麗にまとめることが目的とならないように、注意してください。
受験勉強におけるインプットとは?アウトプットと合わせて勉強法を解説|まとめ
この記事では「効率的な勉強を知りたい」と思う人に向けて、インプットとは何か・アウトプットとは何かについてと、おすすめのインプット・アウトプットの方法について紹介してきました。
インプットとは自分の頭の中に知識を入力すること、アウトプットとは自分の頭の中にある知識を出力することです。
効果的な学習をするためには、「インプット」→「アウトプット」→「フィードバック」の学習サイクルが大切になってきます。
しかし、実際に一人で学習を行う際、「自身に合ったインプットのやり方が分からない」「上手いアウトプットの方法が見つからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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