【2024年度共通テスト予想】英語リーディング対策・時間配分・勉強法・参考書
中央林間駅から徒歩3分、大学受験・個別指導進学塾の武田塾中央林間校です。
今回は、今回で4回目を迎える大学入学共通テストの英語リーディングで9割を達成するための勉強法をお伝えします!
旧センター試験を含め、過去4年分のデータから受験生がやるべき対策を記載していますので、
受験生の皆様、1・2年生の皆様、そして保護者の皆様もぜひご覧ください。
国公立志望者、難関私立大学志望者にとって、必要不可欠な試験ですので適切な対策をして、
本番のリスクを最小限にできる準備をしましょう。
共通テスト英語リーディング過去4年間のデータと分析(受験者数・平均点・最高最低点)
年度 | 受験者数 | 平均点 | 最高点 | 最低点 |
令和2年度センター | 518401 | 58.15(100点満点換算) | 100 | 0 |
令和3年度 | 476174 | 58.80 | 100 | 0 |
令和4年度 | 480763 | 61.80 | 100 | 0 |
令和5年度 | 463985 | 53.81 | 100 | 0 |
令和6年度 | ? | ? | ? | ? |
※大学入試センターHPより抜粋
※令和2年度のセンター試験では、英語リーティングが200点満点だった為、平均点を100点満点に換算し算出。
これを見て分かる通り、センター試験から共通テストになり受験者数が激減していることが分かります。
センター試験のような「基礎力を上げれば解ける問題」ではなくなったことで
対策が変わってくる私立専願の受験生が意図的に共通テストの受験を避けるようになりました。
これがいわゆる「共通テスト離れ」です。
では、センター試験と共通テストの違いについて見ていきましょう。
”読み終わらない”英語リーディング、センター試験と共通テストの違い
センター試験と共通テストで大きく変わったのが、読解量です。
アクセントや文法問題が無くなり、大問6つ全てが長文の問題となりました。
どのような出題内容なのか、大問ごとに見ていきましょう。
センター試験英語リーディングの出題内容と配点
大問 | 出題内容 | 配点 |
1 | 発音・アクセント | 14 |
2 | 文法・語順・会話文補充 | 47 |
3 | 不要文選択・会話文補充 | 33 |
4 | 長文・案内読み取り | 40 |
5 | 長文(ストーリー) | 30 |
6 | 長文(説明文) | 36 |
共通テスト英語リーディングの出題内容と配点
大問 | 出題内容 | 配点 |
1 | プリント、サイトの読み取り | 10 |
2 | ウェブサイト、レポートの読み取り | 20 |
3 | ニュース、ブログの読み取り | 15 |
4 | 複数文書・記事の読み取り | 16 |
5 | エッセイの読み取り | 15 |
6 | 論理的文書の読み取り | 24 |
共通テストで必要な思考力=情報処理能力
センター試験と共通テストの出題内容を比べると、
共通テストでは長文読み取りのみの出題になっていることが分かります。
試験時間は80分となっており、そもそも普通に読んだら最後の大問にたどり着けません。
その上で、大問6の配点が24点になっていますから、
「最後の大問にたどり着けなかった時点で80点を取れないことが確定するテスト」なのです。
英語の基礎能力だけでなく、読み書きのスピードが必要なのです。
つまり、大学入試センターが言う思考力=「情報処理能力」が求められるということですね。
そして、共通テストで高得点を目指す場合、
「最後まで問題を解けるようにする。」ということが一番の近道なのです。
大学入学共通テスト英語リーディングで9割取る為の時間配分
上記の内容から、どのような時間配分が必要なのでしょうか。
実際に東京一工(東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学)の合格者たちからヒアリングした
目安となる時間配分が以下です。
大問1 | 7~10分 |
大問2 | 7~10分 |
大問3 | 10分 |
大問4 | 12分 |
大問5 | 15分 |
大問6 | 20分 |
見直し | 5分 |
トータル | 77~80分 |
上記レベルのスピードでは進めて行きたいところです。
特に、難易度の高い単語が出てくる大問5、大問6にどれだけ時間を残せるかを重視する必要があります。
その為、大問1、大問2に関しては10分以内にそれぞれ片づける練習をしておきましょう。
大学入学共通テスト英語リーディングで9割取る為の勉強法(基礎編)
それでは具体的な対策の基礎編に入ります。
まずは必要な基礎能力を確認しておきましょう。
各項目は以下の通りです。
・単語力
・英文法
・熟語・構文力
・長文慣れ
一つずつ確認していきましょう。
英単語力
そもそも単語が理解できなければ文章を読み解くことはできません。
日東駒専およびMARCHレベルまでの英単語の意味を理解できる力を揃えておく必要があります。
ポピュラーな英単語帳であれば、ターゲット1900に載っている単語であれば、単語を見た瞬間に意味がスラスラ出てくるようにしておきましょう。
システム英単語や、必携英単語LEAPでも代用可能です。
はじめは1単語に対して意味を1つ言えるようにする所から始めてください。
しかし、本番を迎えるときには1単語に対しすべての意味が分かり、使い分けられるようにしましょう。
英文法力
文法はレベル別問題集を使っていきます。
恐らく学校では「Next stage」や「Vintage」が配布されていると思います。
この2冊を完璧にすることができれば、基本的に文法でつまずくことはありません。
しかし、この2冊だと共通テストレベルを超える内容も多く掲載されているため、
やらなくてもいい対策まで解く必要が出てきます。
その為、共通テストのことだけを考えるのであれば、細かいレベル設定がされているレベル別問題集を選択するのも一つの手と言えます。
熟語・構文力
熟語、構文力(精読する力)を付ける目的はズバリ、正しく早く読み進めていくためです。
この能力が無ければ安定して成績を出すことはできません。
まさかの読み飛ばし、意味の勘違い、こうしたちょっとしたミスで、
大きく点数が下がるのが共通テストです。
やり直しのきかない一発勝負になりますから、
早く読む力と正確性を共存させるために、上記参考書を使って、対策を進めましょう。
長文慣れ
長文対策は、闇雲に長文を読めばいいわけではありません。
正しい読み方、解き方のルールがあります。
それを使いこなせるようになって初めて長文を読むことが可能になります。
まずは長文を読む際の初手、2手目、これを安定させなければ
文章によって点数が取れたり取れなかったりを繰り返すことになります。
失敗しないための長文対策は、本番での解き方をの基礎を固めることがスタートです。
大学入学共通テスト英語リーディングで9割取る為の勉強法(発展編)
基礎編の対策が終わったら、いよいよ発展編です。
ここからの対策で80~90点を目指していきます。
・目線の動かし方
・基礎のアウトプットスピードを上げる
・論理的に速読力を上げる
この3つが”高得点を取る為のカギ”となります。
どのような参考書で対策していくのか見ていきましょう。
目線の動かし方
共通テストのリーディングは、先述の通り文章、文字数が非常に多いです。
その為、どのあたりを読めば答えにたどり着けるのか、道筋を知っておく必要があります。
そんな「どこを、どういう順番で見ていけば答えが見つかるのか」
を教えてくれる参考書がこの「共通テスト英語リーディング」という緑色の参考書です。
大問ごとに、見るべきポイントと順番が違いますから、
それをしっかり覚えた上で、問題演習を重ねていきましょう。
基礎のアウトプットスピードを上げる
これは、基礎編に登場した参考書や能力のアウトプットのスピードを上げていく作業です。
例えば、「英単語の意味がスラスラ出てくる。」
この”スラスラ”とは、何秒ほどなのでしょうか。
こうした曖昧なポイントを全て具体化し、突き詰めていきます。
例えば、
Apple.と言われたら、リンゴ!と即答できますよね。
これをターゲット1900のすべての単語でできるかです。
このスピードを高い文法力と同時に兼ね備えることができなければ、
共通テストの長文を読み切ることなど絶対にできません。
意味、初手、どこを見るか、文法事項、SVOC振り、
これらを即答、即できるか。
ここに拘ることが、点数を上げる唯一の方法とも言えるのです。
論理的に速読力を上げる
最後は、速読のルールをインプットし実践するということです。
その為に最適な参考書がこちらです。
「英語長文速読トレーニング問題集」
「ぐんぐん読める英語長文BASIC」です。
この2冊は、長文を速く読むために必要なルールが記載されており、
それを練習問題で試すことで、スピードアップを実感できる参考書になっています。
共通テストの最後の問題は、量もかなり多い長文になる為、
全てを読むことは不可能です。
その中で、
①読み込むべき文章をどのように見つけていくのか、
②見つける為のキーワード
を押さえた参考書になっています。
これでスピードアップのメソッドを自分の中で確立しましょう。
まとめ
今回は共通テスト英語リーディングに向けた対策をお話してきました。
この記事の通り、共通テストで求められるのは高い情報処理能力です。
徹底的に読むスピードを上げ、9割を目指して、勉強をやり切ってくださいね!
頑張れ!受験生!
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