こんにちは!調布駅から徒歩5分!逆転合格の「武田塾調布校」です!
今日の気温は33度でした。家では節約のためにエアコンをまだつけていません。溶けそうです。涼しいところにいても水分はどんどん抜けていくそうなので、こまめな水分補給は忘れないように!
さて、以前日本史のおすすめ勉強法についてのブログを書きました。(まだ見ていない人は是非こちらを先にチェック!)
今回はより絞った部分の勉強についてお話ししていこうと思います。
日本史や世界史といった「歴史」という科目を受験で使う皆さんに質問です。一番勉強がつまらない、しんどい分野ってどこですか?
はい、そうですよね!「文化史」ですよね!
「絵とか彫刻とか学んだところで、だからなんなの?」
「歴史と関係ないやん」
と思う気持ちもわからなくはないです。皆さんは悪くありません。
今回は文化史を楽しく感じるための視点について、具体的な勉強法についての2点セットでお話ししていきます!
文化史も重要な歴史です!
皆さん、音楽は好きですか?嫌いな人はほとんどいないでしょう。
文化史といっても、絵画や建築、宗教など様々な分野があります。
今回は特に現代を生きる私たちが能動的に享受している音楽を例に挙げます。わかりやすく話すため、「いやここはこうだろ」と思う方もいると思いま すが、そこは許してください、、
音楽っていいですよね。
部活の大会の前にはアゲアゲな曲を聴いてモチベーションを上げれる。
リラックスしたいときはジャズのような落ち着いた音楽を。
彼女に振られた時は失恋ソングが自分を慰めてくれる。
Apple MusicやSpotifyなどのサブスクが登場し、様々な曲に私たちは触れ合うことができます。
自分を引っ張ってくれたり、自分の側にいてくれたりする音楽ですが、 昔は人間のためのものではなかったことをご存知でしょうか?
「は・・?」
そうなりますよね。確かに昔にも人間のための音楽はありました。ただ、今聞いている音楽が発展してきた道のりを見てみると、人間のためのものではなかったことがわかります。
中世ヨーロッパ、キリスト教全盛期の時代ですね。教会では毎日のように聖歌が歌われます。 神様に捧げる音楽ですね。
そうです、音楽は神様のためのものでした。神様に捧げる音楽は汚くてはダメです。不規則でもダメです。完璧でなければいけません。
調和をとれていなければいけません。そうでないと神様に失礼ですからね。このような考え方から、音楽を作る人は理論を構築していきました。
ピアノやバンドをやっていた人ならわかると思いますが、「コード(和音)」という概念はこの時代に生まれたものです。
「1000年くらい前の理論が今の曲にも使われているの?」 そうなんです!ほら、少し「現在」と「過去」がつながったと思います。面白いですよね。
この後、十字軍の失敗や教会の腐敗、貴族の繁栄などの要因が重なり、音楽は神様の元から離れていき、徐々に人間のためのものになっていきます。
いわゆるルネサンス、バロックと呼ばれる時代ですね。ただ、この時代は人間のための音楽とは言いつつも、貴族などお金持ちが音楽を聞ける環境にあるだけで、一般市民までは届いていませんでした。
18世紀後半、イギリスでものすごいことが起こりますよね。「産業革命」です。産業革命によって一般人でもある程度裕福な人が生まれてきます。
生活にゆとりが生まれていきます。この一般人のゆとりから、貴族のためでなくとも、一般人のための音楽で食べていける人が生まれていきます。
「ジャジャジャジャーン」で有名なベートーベンがこの時代の人ですね。
因みに、お金を払い、好きなアーティストの曲を聴きにいくというライブの文化はこの時代に始まったものです。 市民にお金が生まれたからです。
早歩きでの説明でしたが、時代背景と文化がどれだけ絡み合っているか、相互作用しているかが少しはわかったと思います。
建築や絵画もこのように歴史と関わりあいながら発展していきました。政治や経済など、歴史の主軸と文化史を結びつけながら勉強を進めると、文化史も覚えやすくなると思いますよ!
文化史の具体的な勉強法
前章では文化史を学ぶ上での「意識」をお話ししました。この章では具体的な勉強法についてお話ししていこうと思います。
どのように文化史を学ぶと覚えやすいのか、それは「文化史バラバラ勉強法」です。アホみたいな名前だと思ったそこのあなた、僕もそう思いました。ネーミングセンス鍛えていきます。
「文化史、大雑把すぎないか?!」そう思った人、多いですよね。そうです。本当にそうなんです。
絵画や宗教、建築や音楽、文学など、一括りにしすぎなんです。これで頭の中がごちゃごちゃになってしまいます。
だから、テーマごとに分けて勉強をしましょう。ルーズリーフやノートを使って、絵画について学びたいのであれば絵画について、仏教について学びたいのであれば仏教について、金谷の文化史や教科書、資料集を用いて自分でノートにまとめましょう。そうすることでテーマごとの発展が整理しやすくなります。
最初はうまくまとめられないかもしれませんが、心配いりません。最初はみんな下手くそです。ですがこの「重要と感じる点をわかりやすくまとめる」という行為は受験勉強において本当に大事です。この行為を上達させることができれば他の科目の勉強にも応用ができます。
テーマの分類
自分でどのようにテーマ分けすればいいのかわからない受験生のために、簡単にテーマを分けてきました。参考にしてくださいね。
目指すところは「こんな参考書あったらいいのに!」です。
・建築史
・思想史
・宗教史
・女性史
・絵画史
・音楽史
・彫刻史
・文学史
・教育史
まとめ
いかがでしたか?
今回は「文化史の捉え方」と「文化史の勉強法」についてお話ししていきました!
僕たちの生活と「文化」は切っても切り離せません。音楽もない、観光スポットという概念もない、おしゃれもない、お祭りもない、他にも色々ない世界でなんか生きていける気がしません。僕たちは文化に支えられて生きています。
その歴史を遡る作業は、僕は大好きです(笑)
多くの受験生が苦手とする文化史を楽しく、効果的に勉強して、周りと差をつけましょう!
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