こんにちは!武田塾千歳烏山校講師の林です。
現在、東京大学医学部医学科の3年生(新4年生)で、春休みを絶賛謳歌中です。
先日、なんと千歳烏山校から、東京大学文科3類の現役合格者が出ました!
実は私自身、彼の入塾時から数学を担当させていただきました。
最初は数学が苦手で、悪戦苦闘している1年半をずっと見守り続けてきましたが、
最終的には文系数学ならどこを受けさせても恥ずかしくないレベルまで成長してくれました!
今回は、彼(A君)の一年半の数学の学習を振り返りながら、「東京大学を目指したい!」という方から「数学が苦手で、どうしても克服したい…」という方まで参考になるヒントをご提供したいと思います。
注意していただきたいのは、あくまで頑張ったのはA君本人で、私はお手伝いをさせていただいたに過ぎないという点です。
「〇〇(問題集)を使いました」という文章の裏には、A君の血の滲むような努力が隠れています。
そんなことも踏まえながら、早速見ていきましょう!
入塾初期(高2夏)~高校2年生終了
A君は、高校2年生の夏頃に千歳烏山校に入塾してきました。
東大文系志望で高校2年生の夏なら、多少成績が低くても(偏差値45程度)基礎からじっくり学ぶ余裕があります。
そこで、最初に使ったのは『基礎問題精講』。ⅠAとⅡBを並行して、やや多いくらいの問題数を宿題として出していましたが、彼は問題なくこなし、確認テストもほぼ満点でした。
「簡単な参考書で宿題やテストが完璧なのは当たり前でしょ」と思うかもしれませんが、実は誰でもできることではありません。
当時から、A君に意識してほしいと繰り返し伝えていたポイントが2点あります。
「一度間違えた問題は二度と間違えない」
「問題のポイントは言語化して頭の中にストックする」
A君が当時から忠実に守っていたかは怪しいところですが笑、基礎問を解説含めて読みこんでくれたことが入試の基礎になったはずです。
また、当時から答案の書き方は非常に厳しく指導しました。
高二の秋頃にはⅠAが、冬頃からⅡBが基礎問から『標準問題精講』に移りました。
国公立の上級レベルの問題が揃っており、解説が非常に丁寧な問題集です。
さすがに問題が難しいため、宿題が終わらせられないことが稀にある印象でした。
しかし、テストはしっかりと解けていて、真面目に問題に向き合っていることが伺えました。
また、当時アドバイスしていたのは、「解説を丁寧に読み込む」ことでした。
標問は非常に情報量が多いので、じっくりと咀嚼して欲しかったのです。
高3進級~共通テスト
3月には、標問の仕上げを行いながら『文系数学の良問プラチカ』に入りました。
東大文系合格者の多くが総仕上げとして使う有名な問題集です。
高校三年生のスタートの時点でプラチカに入れたのは非常に大きかったと思います。
やはりスタートは早いに越したことはありません。
ただ、このタイミングでA君はモチベーションが低迷したように感じました。
宿題が終わらせられないことが増えたり、テストも満点が取れなかったり…。
もちろん他教科や学校行事で忙しいのは承知していますし、問題が難しくなったことも原因の一つでしょう。
それでも数学に手を抜いてほしくはなかったので、「難しく感じたら基礎問と標問に立ち返って類題を探す」というアドバイスをしました。
A君はそれをしっかり守ってくれ、夏休みにはプラチカの2周目に突入しました。
夏休みでプラチカを完成させて秋頃には東大数学に入り、差をつけさせたいという目論見でしたが、ここで大事件が発生してしまいます。
A君が正しいやり方での勉強を行っておらず、プラチカを完璧に理解している訳ではないことが発覚してしまったんです…。
当然、プラチカはもう一周。A君は、自習室ではなく、周りの目がある特訓室で今後の確認テストを受けてもらうことになりました。
しかも、1問でもミスすればその範囲を来週もやり直すという地獄のような条件付きです。
今思い返せば、ここがターニングポイントでした。
このタイミングで発覚しなければ、A君は入試本番までできない自分に向き合えず、数学が苦手なままだったかもしれません。
また、私に大目玉をくらい、へそを曲げて塾に来なくなることだってあり得たでしょう。
しかし、A君は叱られてもへこたれず、毎日めげずに自習し、確認テストは特訓室で受けていました。
ここで踏ん張れたのは本当に偉かった。A君の受験生活最大の功績だと思っています。
そうして12月の初めに、プラチカ地獄の3周目が終わりました。
厳しい条件下でテストを受けたことで、演習中のミスが減ったように感じました。
総復習テストをしてもほぼ満点で、プラチカをほぼ完璧に身につけてくれました。
12月からは、共通テスト対策としてセンター試験の過去問を、
記述の仕上げとして『ハイレベル数学1A2Bの完全攻略』をやってもらいました。
共通テストで高得点を取れた方が二次試験に弾みがつくと考えたので、センター数学過去問は時間を測って毎日解いてもらい、ハイレベルは毎日1問程度。
ハイレベルの解説は抜群に詳しいので、その読み込みだけは丁寧にとお願いしました。
年明けからは共通テストの過去問に移り、共テ直前には共通テスト模試の過去問を毎日解いてもらいました。
その結果、共通テスト本番では、数学含めかなり満足の結果に。
ここでA君に自信が宿ったような印象を受けました。
共通テスト終了~東大二次試験
ついに受験生活最終章である二次試験直前期に突入します。
総仕上げは『東大の文系数学27ヵ年』
年度別テスト形式で解いてもらったのは21年分で、残りの問題は苦手分野の対策という形で演習してもらいました。
同時に、教科書・基礎問・標問・プラチカ・ハイレベルも読み返してもらいました。
確認テスト(過去問)の採点をするたびに、A君の得点力がめきめきと伸びているのを実感しました。
今まで積み上げてきた基礎が、一気に得点に結びついたのでしょう。
こうして無事にA君の受験生活が終わり、結果は見事に合格。
本番では数学が易化しましたが、A君は動じずに2完2半という好結果。
1年半も(数学だけですが)勉強を見守っていたこともあって、私の感慨もひとしおでした。
彼の努力が報われて、本当に良かったです。
まとめ
講師の立場から分析するに、A君の数学の成績が最終的に伸びた要因には以下があると感じました。
① スタートはなるべく早く。
② 当たり前のことを当たり前にする。(確認テストや宿題)
③ 何があっても勉強し続ける。(モチベーションや成績が下がったり、先生にキツく怒られたりしたとしても)
いかがだったでしょうか。数学ひとつをとってみても、受験生活は山あり谷ありだと実感してもらえたかと思います。
武田塾千歳烏山校には、成績を東大レベルまで持っていける環境が揃っています。
興味が湧いた方は是非一度、教室までお越しください。お待ちしております。
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