皆さんこんにちは!講師の小林です!
今回は前回に引き続き、英検利用入試って何?というテーマのもと、
英検を使った入試方法についてご紹介したいと思います!
制度について
英検利用入試とは、実用英語技能検定(英検)を用いて受験する入試方式のことです。
スコアをどのように利用するかは大学ごとに様々なので、自分が受ける大学・学部が
どのような方式を採用しているのか詳しく調べておく必要があります。
【GMARCH編】英検利用入試を実施している大学
学習院大学
学習院大学では、国際社会科学部プラス試験でのみ英検利用が可能です。
学習院大学の入試はコア試験とプラス試験に分かれています。
コア試験とは全学部全学科で実施している、最も募集人数の多い試験です。
3科目で受けることができ、私大型のスタンダードな入試方式です。
一方プラス試験は特定の学部・学科のみで実施している、比較的募集人数の少ない試験です。
2科目もしくは3科目で受けることができます。(学習院大学ホームページを参照)
このうち国際社会科学部ではプラス試験でのみ英検利用が可能です。
大学ホームページには
「出願時に提出する外部の英語資格・検定試験(4技能)の成績を、換算表により英語の得点(最大150点)
に換算する(英語の筆記試験はありません)」と記載されています。
つまりこの入試を受ける場合、英語試験が免除されるということです。
提出した得点を大学側が150点満点で換算し、英語の得点として合否判定に利用します。
明治大学
明治大学では、学部別入学試験と全学部統一入学試験で英検利用が可能です。
【学部別入学試験】
商学部、経営学部、国際日本学部でこの入試方式が採用されています。
各学部とも、英検スコアは出願資格として使用されます。
商学部では、スコアの提出のほかに、当日英語科目試験が課されます。
経営学部では、スコアによって加点される場合があります。
当日の科目試験はありません。
国際日本学部では、加点などの措置はありません。
また当日の科目試験も課されません。
【全学部統一入学試験】
農学部、経営学部、国際日本学部、総合数理学部でこの入試方式が採用されています。
2022年度版の一般選抜要項によると、
「下記の英語4技能資格・検定試験のいずれかが,所定の基準を満たし,出願時に所定の証明書類を提出できる者のみ
出願が可能 です。1時限目『外国語』の試験は免除とし,所定の等級またはスコアに応じて『外国語「英語」』の
基礎得点(80・90・100点) を学部ごとに換算し,『外国語「英語」』の得点として付与します。
『 英語4技能資格・検定試験に応じた学部ごとの得点換算点』 と,『2・3・4時限目において学部・方式が指定する
科目の合計点』との総合点で合否を判定します。」と記載されています。
まとめると、基準値以上のスコアを出願することで基礎得点として換算されるということすね!
また科目試験『外国語』は免除されます。
換算方法については以下の通りです。
※配点は各学部によって異なります。
2級合格かつCSE2.0スコア1980で満点の0.8倍換算基準
2級合格かつCSE2.0スコア2088で満点の0.9倍換算基準
準1級合格で満点換算基準
青山学院大学
青山学院大学では、
国際政治経済学部 国際政治学科B方式、
国際政治経済学部国際コミュニケーション学科B方式、
総合文化政策学部総合文化政策学科A方式
で英検利用が可能です。
いずれの入試においても、英検スコアを出願資格として利用します。
【国際政治経済学部 国際政治学科B方式】
この入試方式では、英検準1級以上を“出願資格”として使用することができます。
注意してほしいのが“出願資格”という言葉です。
出願資格として認められるのは英検準1級からですが、
仮に1級を所持していても優遇措置などは受けられません。
その他の受験内容としては共通テスト国語・英語、加えて大学独自の論述問題が課されています。
募集人員も6人と少ないので、ハイレベルな試験が予想されます。
【国際政治経済学部 国際コミュニケーション学科B方式】
この入試方式では、英検準1級以上を“出願資格”として使用することができます。
国際政治学科B方式と同様に、1級でも優遇措置はありません。
また共通テスト国語・英語、大学独自の論述問題がその他の受験科目となっています。
【総合文化政策学部総合文化政策学科A方式】
この入試方式では、英検CSEスコア2100点以上を“出願資格”として使用することができます。
ちなみに、CSEスコアが基準値を満たしていれば試験の合否は問われません。
つまり、英検には不合格だったとしてもスコアが2100点を超えていれば出願資格として認められます。
立教大学
立教大学では、全学部入試と共通テスト利用入試で英検利用が可能です。
【全学部入試】
立教大学は、2021年度から大幅な入試改革を行いました。
その結果、従来の学部別個別試験を廃止し、全5回の全学部入試のみを行うようになりました。
そして、この改革の過程で科目試験「英語」も廃止されました。
(その他の科目は従来通り試験を行います。)
その代替案として採用されたのが英検含む英語外部検定試験です。
立教大学の場合、英検の合否は問いません。
その代わりCSEスコアを重視しており、スコアによって英語の換算点が決まります。
または共通テスト「外国語『英語』」の点を提出することも可能です。
いずれか高いほうの得点が合否判定に用いられます。
【共通テスト利用入試】
共通テストの得点のみで合否判定を行う入試方式です。
英語の得点として、
共通テスト「外国語」のみを用いる方法と、
共通テスト「外国語」もしくは英検など外部試験の結果(いずれか高得点のほう)
を用いる方法があります。
その得点に加え、他教科の得点と合算した点で合否判定が行われます。
中央大学
中央大学では、学部別選抜の英語外部試験 利用方式で英検利用が可能です。
実施学部は経済学部、理工学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部、国際情報学部です。
【経済学部】
経済学部では、個別試験「国語」に加えて、
「地理歴史・公民」「数学」から一つを選択して受験します。
その一方で英語に関しては科目試験がなく、
英検のスコアが得点換算されます。
合否は問われませんが、
2級以上、CSEスコア1780点以上という基準が設けられています。
英語の満点は150点で、スコアの高低によって得点換算が行われます。
【理工学部】
理工学部では、個別試験「理科」から1科目と「数学」を受験します。
英語の試験はありません。
その代わり英検含む英語外部試験のスコアを提出する必要があります。
なぜならスコアが出願資格として使用されるからです。
また得点換算はされません。
合否は問われませんが、
各技能のCSEスコア575点以上という基準が設けられています。
【文学部】
文学部では、個別試験「国語」に加えて、
「地理歴史・公民」「数学」から一つを選択して受験します。
英語の試験はありません。
その代わり英検など英語外部試験のスコアを提出する必要があります。
なぜならスコアが出願資格として使用されるからです。
また得点換算はされません。
準1級以上が出願資格として認められます。
【総合政策学部】
総合政策学部では、個別試験「外国語」と「国語」を受験します。
さらに英検など英語外部試験のスコアを提出し、
スコアの高低で得点換算が行われます。
合否は問われませんが、
CSEスコア2304点以上という基準が設けられています。
【国際経営学部】
国際経営学部では、個別試験「国語」を受けます。
さらに英検など英語外部試験のスコアを提出し、
スコアの高低で得点換算が行われます。
合否は問われませんが、
CSEスコア1980点以上という基準が設けられています。
【国際情報学部】
国際情報学部では、個別試験「国語」を受けます。
英語の試験はありません。
その代わり英検など英語外部試験のスコアを提出する必要があります。
なぜならスコアが出願資格として使用されるからです。
また得点換算はされません。
合否は問われませんが、
CSEスコア2300点以上かつ各技能500点以上という基準が設けられています。
法政大学
法政大学では、英語外部試験利用入試 で英検利用が可能です。
入試方式として、出願資格型と換算型 の2種類があります。
【出願資格型】
この入試方式を採用している学部は以下の通りです。
法学部、文学部英文学科、経済学部国際経済学科、社会学部、経営学部、
国際文化学部、人間環境学部、現代福祉学部、キャリアデザイン学部、
スポーツ健康学部、情報科学部、デザイン工学部、理工学部、生命科学部
以上14学部で実施しています。
この入試では、英検スコアを出願資格として扱います。
英語試験は免除され、英語以外の1科目の点数のみで合否を決定します。
出願基準と対応する学部・学科は以下の通りです。
〈2級以上〉
社会学部、経営学部、人間環境学部、キャリアデザイン学部、
スポーツ健康学部、情報科学部、デザイン工学部、理工学部、生命科学部
〈2級以上かつCSEスコア2150点以上〉
現代福祉学部
〈準1級以上〉
法学部法律・政治学科、法学部国際政治学科、
文学部英文学科、経済学部国際経済学科、国際文化学部
【換算型】
この入試方式を採用しているのはGIS(グローバル教養学部)1学部です。
英検スコアの換算点に加え、学部の独自試験の点数で合否が決まります。
換算基準は以下の通りです。
準1級以上かつCSEスコア2500以上で130点
1級で140点
※満点は150点。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
英検スコアを利用できる大学はGMARCHにもたくさんあります!
ぜひ早い段階から英検を受けて、ライバルに差をつけましょう!
もっと千歳烏山校について知りたい方はこちら!
武田塾千歳烏山校ってどんな塾・予備校?【無料受験相談受付中】
無料受験相談って何をするの?千歳烏山校の無料受験相談を紹介!
千歳烏山校の先生が気になる方はこちら!
【講師紹介】E判定から理三志望内全国8位!東京大学理科三類に合格した先生の勉強への向き合い方
【講師紹介】千歳烏山校のベテラン講師!東京理科大学工学院 多田先生
【講師紹介】どれだけ苦しくても地道にコツコツ! 早稲田大学法学部 田島先生!
【講師紹介】大阪大学も合格した受験のプロ!早稲田大学政治経済学部政治学科 和田先生!
【講師紹介】勉強計画のプロ!慶應義塾大学総合政策学部 M先生
【講師紹介】自習室の有効活用ならおまかせ! 東京大学農学部 K先生!
【講師紹介】早稲田6学部現役合格!早稲田大学法学部 S先生!
【実際の塾生の話を聞くならこちら!】
高2夏からの勉強法改善・圧倒的な自習量で東大文三合格!【合格体験記2023】
徹底した自学自習で、受験した早稲田大学各学部全合格!【合格体験記2023】
苦手な英語の偏差値30UP!中央大学に逆転合格!【合格体験記2023】
偏差値20UP!夏からの武田塾で法政大学に逆転合格!【合格体験記2023】
武田塾千歳烏山校では随時受験相談受付中!
校舎長の難波があなたのお悩みに寄り添って、お話をさせて頂きます!
・志望校が決まらない
・勉強法が分からない
・成績が伸び悩んでいる!
そんな悩みを持った受験生・保護者の皆様、
いつでもお気軽にご相談ください!!
(お申込みいただくと千歳烏山校からお電話にてご連絡をさせて頂いております。)
千歳烏山校公式LINEアカウント始めました!!
ぜひご登録いただき、受験の悩みや、質問等なんでもお気軽にお話しください!
武田塾 千歳烏山校
〒157-0062 東京都世田谷区南烏山4-12-4
ワールド物産ビル4階
TEL:03-6909-1227