皆さんこんにちは。武田塾千歳烏山校です。
本日は、本校のやり手講師陣をご紹介します。
次回からも続々紹介するので、楽しみにしていただけると嬉しいです。
本日ご紹介するのは、東京大学文科3類、勤務4年目の大内山先生です！
それではさっそく～スタート！！
こんにちは！講師の大内山です！
鹿児島県の公立高校出身で、現在東京大学文学部の3年生です。
趣味はラジオとお笑い。好きな歌手は星野源です！
今日はそんな僕が高校時代と1年間の浪人期間を経て、東大に合格するまでの過程を振り返りながら、自己紹介とさせていただきます！
「大内山くん、東大とか向いてると思うよ。」
中学時代に通っていた塾の先生の一言です。
その先生とは年齢も近くとても仲良しで、後輩のようにとても可愛がってもらいました。
当時はその先生が言うことであれば何でも信じていたと思います。
当時の僕は高校に推薦で合格が決まったものの、大学やその先のことはあまり真剣に考えていませんでした。
そんな僕が先生の一言にまんまと乗せられたことが、東京大学を志望するようになったきっかけです。
僕が入学した高校の偏差値は74と言われています。
鹿児島県の公立高校では1番偏差値の高い高校でしたが、
その中でも僕が志望する東京大学に現役で合格するのは文理合わせて1学年に平均10人前後です。
1年生で文理に分かれる前の順位は学年320人中100番前後と、目標にはほど遠いスタートでした。
しかし入学当時から、「僕は東大に行きます」と先生や友人に豪語していました。
今思えば当時の成績であれだけ胸を張ってそう言っていた自分は、良くも悪くも楽観的でした。
でもそうして周りに目標を宣言し、逃げられない状況を自分で作ったことが、
後の自分を助けてくれたような気がします。
高校2年生で文理に分かれてからも、文系120人の中で20-30番を行ったり来たりしていました。
受験勉強に100%の時間を割けるようになったのは高校3年の5月。
生徒会として最後の大仕事を終えてからでした。
高2の頃から放課後や休日の生徒会活動をしている時間以外は学校で勉強する習慣がついていたので、家ではなくほとんど学校で勉強していました。
今でも自分の家ではなかなか集中力が続きませんが、周りに一緒に勉強してくれる人がいるとかなり集中できるタイプです。
高3では国数英ではなく、高1と高2の遅れを取り戻すために日本史と世界史に1番時間をかけていました。
特に英語は学校の試験や全統模試の結果もよく得意だと思い込んでいた科目だったので、対策する時間は他の科目に比べて少なかったです。
勉強時間が格段に増えたこともあり、高3の秋以降は文系120人の中でトップ10には入れるようになってきました。
順調に成績が伸びていると思って受験した、秋の東大模試。
結果はほとんどE判定で、最高でも運が良くてC判定。
どんなに高校の中で成績が良くても、自分が戦う相手は高校の中だけでなく、全国の東大を目指している受験生なんだということを思い知らされました。
そして何より驚いたのが、1番得意だと思い込んでいた英語に1番足を引っ張られていたことです。
当時は特に理由も分からないまま、なんとか必死に学校の授業に食らいついて、気づいたら入試本番を迎えていました。
結果は不合格。
あれだけ周りに宣言してしまった僕は、浪人してでも東大に行く選択肢しか見えていませんでした。
僕の頑固な性格を理解してくれて、応援してくれた家族には感謝してもしきれません。
不合格者にも得点の開示がされるのですが、本番でもやはり東大模試と同様、1番足を引っ張っていたのが英語でした。
120点満点中50点です。
センター試験レベルの英語であれば問題なく読めるのに、東大の英語になった途端に読めなくなってしまう僕は、
もっと難しい単語を覚え、もっと難解な文章をもっと早く読めるようにならねばと思いながら、地元鹿児島の予備校で浪人生活をスタートさせました。
しかし、予備校の東大コースで1番最初に行われた授業は、基本的な文法の授業ばかり。
これで間に合うのかと不安でしたが、よくよく授業を聞いていると目から鱗の情報ばかりでした。
いかに自分が文法の基礎を理解していなかったのかを思い知らされたのです。
高校では1年生のときに一通り授業で触れたはずの文法事項でしたが、そのときの自分の理解はかなり中途半端なものでした。
ある一定レベルまでの文章であれば、文法の基礎が抜けていても単語の雰囲気でなんとなく読解できるのですが、
曽於のレベルを超えてしまえば基礎がしっかりしていないと全く読めなくなってしまう。
僕が東大の英語を読めなかった理由はそこにあったのだと浪人して初めて気づきました。
得意な科目こそレベルが高い問題を解けなくなったときに、
足元の基礎を再確認することを無意識に忘れてしまいがちです。
この記事を読んでいるみなさんには同じ失敗をしないようにしてほしいです。
浪人時は日本史・世界史と同じくらい英語にも時間をかけました。
基礎が盤石になってきたからこそ難しい英文でも短時間で読めるようになる感覚が掴めてきました。
しかしそれでもなお、模試での結果は振るわず...。
東大模試では最高でも夏のB判定で、秋の模試でもD判定をもらってしまうものもありました。
結果を受け取ったときは「浪人までしたのに...」と一時的にかなり落ち込んでしまいましたが、
自分は着実に基礎を固めている段階で、今回の模試には応用まで間に合わなかっただけ。
本番ではきっと成功する。 と自分に言い聞かせ、
周りの助けも借りながらなんとかメンタルを維持することができました。
そして一浪後の結果は無事合格！！
合格そのものももちろん嬉しかったのですが、
現役時に1番足を引っ張っていた英語が120点満点中80点とちょうど30点アップして、
自分の武器になっていたことがとても嬉しかったです。
さて、合格までの道のりを振り返ってみました。
今思い返しても高3から浪人時代にかけての2年間は大学入試だけを真っ直ぐに見据えていました。
僕は今就職活動の真っ最中で、次の選択を迫られ、迷うこともたくさんあります。
より早い受験生の段階で、大学に進学したその先のことまで考えられるに越したことはないのかもしれません。
しかし受験生のときに想像しうる将来の選択肢なんて実はほんの一部で、大学に進学して初めて見える選択肢もたくさんありました。
必ずしも将来の目標を決めて、そこから逆算して大学を選ぶ必要はないのだと思います。
僕の場合も、塾の先生の一言がきっかけでした。きっかけは、何でもいいと思います。
「とりあえず行きたい大学がある。」そんな気持ちを強く持って頑張るみなさんを、
徹底的にサポートできるような講師でいられるよう精一杯頑張りますので、今後ともよろしくお願いします！！
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