目次
はじめに
みなさんこんにちは!
JR千歳線千歳駅から徒歩2分、武田塾千歳校 です!
寒い季節ですので、体調に気を付けて受験や日々の勉強に励みましょう!
今回は、受験科目として使うことが多いであろう国語に関して、国語の正しい勉強方法 について紹介していきます!
皆さん、国語をしっかり勉強できていますか?
自分ではしっかり取り組んでいるつもりでも、そのやり方で本当に成績がアップするのか不安な方も多いのではないでしょうか。
学校のテストで出題されるように、一度読んだこともあって内容も分かっている文章では得点できるのに、模試などに出題される初見の文章になった途端、得点できなくなるという方も多いと思います。
現代文、古文、漢文と分けたうえでその本質、勉強法について紹介していきます!
また、今回お話しする内容は、武田塾チャンネルの動画内でもお話していますので、是非そちらも合わせてご覧ください。
現代文の勉強法(基礎編)
現代文の勉強は何からするべき?
結論から言うと「現代文の語句」と「読み方」を学ぶ、この2つから始めましょう!
まずは「現代文の語句」についてこの基礎編で紹介していきます!
これを疎かにすることは絶対にNGにも関わらず、多くの受験生が取り組まないという、いわば盲点のようなものです。
「現代文の語句なんて日本語なんだから知らないわけないでしょ」と思っている方も多いと思います。
ではそのような方に問題です。
「形而上」「形而下」という語句の意味、「自由主義」「社会主義」「資本主義」「共産主義」という語句の意味を説明することはできますか?
これらの語句は現代文において頻出となっていますが、見たことはあってもしっかり意味を説明することは難しいのではないでしょうか。
文章の流れや雰囲気的に、ざっくりこんな意味なんじゃないの?と曖昧な理解のままでいる人は多いと思います。
このように語句の意味を、曖昧な理解のままでいることは非常に危険です!
これらの語句の説明をしっかりできなかった人は是非調べて説明できるようにしましょう。
加えてその語句はどのような場面で使用されるかといったようなことまで説明できるようになりましょう。
これが現代文における勉強のスタートラインです。
もちろん「ポピュリズム」のようなカタカナ語の意味も理解しておく必要があります。
文章の一部の語句が分からないと文章全体の理解も曖昧になってしまいますね。
ではどのような参考書で現代文の語句の意味を勉強すればいいのかをご紹介します!
現代文の語句の勉強おすすめ参考書
現代文の語句の勉強で定番なのは『現代文キーワード読解』です!
この参考書は少し難しいため、もう少し基礎から勉強したいという場合には『ことばはちからダ!現代文キーワード入試現代文最重要キーワード20』がおすすめです。
さらに基礎的な部分、中学レベルから勉強し直したいという方には『国語力を伸ばす語彙1700』という参考書もおすすめです。
語句の勉強は、現代文の勉強における第一関門です。
この辺りの参考書を着実に行い、大学受験における現代文の勉強の第一歩を踏み出しましょう!
現代文の勉強法(発展編)
語句の勉強も行ったうえで、次に取り組むべきは「正しい読み方」を学ぶことです。
文章を読むことなんて学校の授業でもやっているよ!と思う方も多いはずです。
もちろん学校でもその文章が何を言っているのか、どのような構成になっているのかということの解説はされると思います。
しかし現代文において重要なのは、初見の文章を読むときに自分はどう読めばいいのか、を学ぶことです。
具体的な文章を読んだときに、他の文章を読むときにも通じるような学びを抽象化して自分のものにする必要があります。
日本語だから読めるだろう、と安易に考えるのは絶対にNGです。
とても難しい文章でさらに1文が長かったりすると、主語・述語すら捉えられないまま読み進めてしまうことも実は多いです。
そこでこの正しい読み方を学ぶのにぴったりな参考書をご紹介します!
現代文の正しい読み方を学ぶためのおすすめ参考書
まずは『田村のやさしく語る現代文』をご紹介したいです!
この参考書は読み方の基礎を学ぶのにうってつけの参考書です。
疎かにしがちな助詞などの説明も入っているため、そもそも日本語とはどのように読むべきなのかを知ることができる一冊です。
こちらの参考書が少し難しいという方にはさらに基礎レベルの『ゼロから覚醒はじめよう現代文』もおすすめです。
もっと現代文への理解を深めたいのであれば『船口のゼロから読み解く最強の現代文』もおすすめです。
この辺りの3種類に取り組んでようやく現代文ってどんな科目なのかが見えてきます!
今まで取り組んできた現代文という科目に対する考え方がガラッと変わりますので、ぜひ語句の勉強に加えて、この辺りの参考書に取り組み、現代文の勉強を進めてみてください!
参考書に問題もついていますので、実際に解いてみて自分が参考書通りの読み方ができているか確認しましょう。
解答が合っていても、参考書にある通りの正しい読み方で自分が解けたのか、間違っていたらどこで読み方を間違えたのか、解説を読み込みながら必ず確認しましょう。
古文の勉強はどのように進めるべき?
古文への苦手意識
ここからは古文の勉強の進め方をご紹介していきます。
その前に皆さん、古文は好き、もしくは得意ですか?
この質問をすると古文なんて嫌いです、苦手ですと言う人が大多数です。
確かに古文が嫌い、苦手な人は多いです。
しかしここで皆さんにお伝えしたいのは、
「今はまだ古文が解けずに苦手意識から嫌いです」
という人が多く古文を避けがちですが、
苦手意識がありつつも取り組む序盤の期間を乗り越えることができれば
「話の内容が分かってきた!古文好きかも!」
と気持ちが変わる人も多いです!
古文に対する意識の持ち方
古文が嫌い、苦手と思う理由として、古典文法の勉強をしているときに「る・らる・す・さす・しむ」のような暗号を唱えさせられて、何やってるんだろう自分は、と思ってしまうことが挙げられます。
こんな意味不明で暗号みたいなものに取り組むより、現代を生きる我々は古文より英語の勉強をすべき、と思ってしまうこともあると思います。
その考えは非常によく分かるのですが、現状受験科目に古文がある以上は抗えないものだと割り切ることも必要です。
最初は単語や文法で苦戦する人も多いですが、そこを乗り越えることができれば話の内容が分かり、
・「昔の人はこんなことを考えていたのか!」 ・「今と似ている部分もあるな!」 |
と感じることができ、結構面白いかも!と思えるようになる人も多いです。
基本的な単語・文法を入れて内容を読めるようになると、現在まで残っている昔のお話を読むことができ、古文の面白さに気づくことができるようになるというわけです。
古文の勉強方法(単語編)
ここからは古文の勉強法についてご紹介します!
あまり楽しくない単語と文法の勉強ですが、古文は読めるようになると面白くなってくるので、そのための勉強だと思って最初は我慢しつつもコツコツ取り組みましょう。
単語のおすすめ参考書は『読んで見て聞いて覚える重要古文単語315』や『わかる・読める・解けるKey&Point古文単語330四訂版』、『古文単語ゴロゴ』などです。
もし学校で配られた単語帳があればそれを使用してもらっても大丈夫ですし、どうしても学校の古文単語帳をみるとやる気がでなくて取り組む気が起きません、といったような場合は『古文単語ゴロゴプレミアム』がおすすめです!
ゴロゴプレミアムはすべての古文単語に語呂と独特な絵が付いていて、少し違った角度から古文単語を覚えることができます。
古文の勉強方法(文法編)
単語の勉強をしたら、次に文法に取り組みましょう。
おすすめの参考書は『岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本』や『富井の古典文法をはじめからていねいに』の2冊がおすすめです!
こちらの2冊どちらか好きな方を選んで使っていただけたらと思います。
この2冊の参考書に取り組むと、古典文法へのイメージが変わると思います。
今まで苦戦してよく分からなかったつまらない古典文法が驚くほど分かりやすく頭に入ってくるので非常におすすめです。
ちなみにどちらを使用するべきかという質問も多いです。
簡単に説明すると古文めっちゃ苦手なんです、という人には『富井の古典文法をはじめからていねいに』、そこまで古文に対してネガティブな感情は持っていません、結構頑張れそうですという人には『岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本』がおすすめです。
これらの参考書とあわせて『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル』や『高校やさしくわかりやすい古典文法』というような問題集もセットで取り組むことで、理解した内容を確実に定着させることができます。
単語と文法に取り組んだら次はどうするの?
さて、ここまで単語と文法のおすすめ参考書を紹介してきました。
この2つに取り組むことで古文を読むための武器はほぼ揃ったと言えます!
しかしここで「ほぼ」としたのには理由があります。
それは、この2つに取り組んだ後に急に長文に入ると文章が長すぎて処理しきれない、という状況が発生するからです。
英語でも単語と文法に取り組んだら、長文を読む準備として構文解釈の勉強を行いますが、古文でも同様です。
そこで古文でも長文を読む前に少し短い文章から練習を始めるために、『富井の古文読解をはじめからていねいに』や『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』のどちらかに取り組むことをおすすめします!
これらは、実際に勉強した古典文法を使ってどのように読めばいいのか、という知識を読解へと繋ぐ役割を果たしてくれる参考書です。
語呂など分かりやすい工夫が満載で、どのように古文を読めばいいのか説明してくれる参考書ですので、単語と文法の勉強の後にぜひ取り組んでみてください。
これからの古文の成績の伸びが圧倒的に変わってくる、そんな参考書です!
その後に読解の勉強に移っていくわけですが、『古文上達 基礎編 読解と演習45』や『大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス1』、『大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス2』というように徐々に参考書のレベルを上げていき、読解のレベルを上げていくことで、今まで現代語訳を丸暗記しないと古文が解けなかった人も、初見の古文でも解けるようになる未来が待っています!
ここまで現代文、古文の勉強について紹介してきましたが、どちらも最初に暗記という地道にコツコツ取り組む必要のある、耐えの期間が存在します。
これは英語でも同じですね。
ですがこの耐えの期間をぐっとこらえて取り組むことこそが重要です!
漢文はいつから取り組めばいいの?
最後に漢文について軽く触れておきます。
現代文、古文と比べると漢文は勉強のボリュームは軽い方です。
ですので、まずは現代文、古文から集中して取り組みましょう!
漢文の勉強も少しずつ始めていきたいという人には『漢文早覚え速答法 共通テスト対応版』から始めるのがいいと思います。
取り組むと分かるのですが、古文のボリュームが非常に多いので、まずはそちらから始めましょう!
古文の読解に慣れてきたくらいで漢文に取り組むことをお勧めします。
加えて、古文の知識が漢文に活きてくることも多いので、まずは古文を優先してその後に漢文に取り組みましょう!
国語の正しい勉強法まとめ
今回は国語の正しい勉強法を現代文、古文、漢文にわけて紹介しました!
①現代文では自力で問題を解く力を養う ②古文は最初の辛い時期を乗り越えよう ③漢文よりもまず先に古文を優先しよう |
以上3つが今回のまとめです。
この記事を最後まで読んでいただいた皆さんは、国語の本当の勉強法について知ることができたと思います。
「国語のセンスがないんです」「文章を読むのが苦手です」といった人たちは、それは錯覚です!
本当の正しい勉強法で取り組むことで、これらの悩みは解決できます。
現代文はセンスだ、なんてことは言わせません。本当の正しい勉強法で取り組むことで、入試でしっかり得点することが可能です。
受験勉強では努力でセンスを向上させられます!
このことを信じて、これからの受験勉強に励んでいただければ幸いです。
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