はじめに
こんにちは!JR千歳線千歳駅から徒歩2分、武田塾千歳校です!
今回は直前期に陥りがちな現代文のスランプの抜け方について解説します!
現代文は何をやればいいか分かりづらい科目だからこそ、壁にぶつかりやすいです!
その分、現代文が読めない、解けないと感じてきても解決策を見つけ出すのもなかなか難しいと思います!
そこで今回は現代文の勉強が進んできたが、
「最近、現代文の成績が伸びにくいな....」
「現代文が急に読めなくなってしまった....」
「過去問の現代文の点数が安定しない.....」
と感じている方向けにスランプの克服方法を3つ伝授します!
なお、今回のお話はこちらの動画でも解説しておりますので是非併せてご確認ください!
①記述問題をやる
実はこちらは私大志望の方向けの方法です!
マーク式問題しか出ない大学を受験する方も記述問題に取り組みましょう。
「いやいや、私大志望なのに記述やらせるっておかしいでしょ!」
と思われるかもしれません。
しかしこれにはスランプに陥らせている原因が深く関わっているのです。
よくあるスランプの原因:選択肢に頼りすぎている
文章を読んでいる途中で、傍線部や設問にぶつかったとします。
そこで本来はまず自分なりの答えを考えなければなりません。
その後に、選択肢を吟味して自分が考えた解答に近い選択肢を選ぶ。これが理想の流れです。
しかし、自分で解答を考えずにすぐに選択肢を見てなんとなく選びに行ってしまう方が多いです。
これはフィーリング読みに近く、ちゃんと読んで考えて解いているとは言えません。
この場合、選択肢にひっかけられてしまう可能性がかなり高くなってきます。
選択肢ありきで現代文を解いてしまって、読みの本質ができていないとスランプに陥る
ということで、自分で解答を考える練習として記述問題に取り組んで答案を作れるようにして、そこから選択肢を選べるようにしましょう!点数も安定してきますよ!
おすすめの参考書
『船口の最強現代文記述トレーニング』
記述の書き方から詳しく教えてくれるため、私大志望の方でも非常に取り組みやすいです!
早稲田志望の方へ
早稲田の国語、それも現代文に時間がかかりすぎて困っている方もいらっしゃると思います。
1問の配点が高いため、しっかり考えたいですよね...。
そういった方は選択肢の比較・検討に時間をかけすぎているかもしれません。
自分から積極的に解答を作りにいくと、選ぶべき選択肢を見つけやすいので時間短縮できます!
早稲田は非常に選択肢がややこしいです!
記述問題を出したいが出せない以上、選択肢問題で記述の能力を測る意図があるのです!
②要約をする
要約とは文章の重要なポイントをまとめることをいいます。
なぜ要約をするかといいますと、まず現代文は基本的にボリュームがあるため、読解をしていくとなると細部ばかりに目がいってしまい、論旨を追うことが疎かになってしまいます。
全体の論旨が追えていないと、筆者の主張を捉えることはできません!
筆者とは別の人が問題を作成しているため、筆者の主張や文章中の大事な部分というのは必然的に設問に関わってきます。
難解な文章のパターンとして多いのが表現が抽象的すぎるというものです。
しかし、論旨や全体の構成をしっかり把握できていれば、抽象と具体の関係性が見えてくるので読解が捗るようになります!
要約をする意識を持っていると、本文全体の構成を考えるため抽象部分・具体部分を切り分けて段々できるようになるのです!
①で紹介した記述問題は解く力を鍛えるのに対し、要約は読む力を鍛えるための練習です!
おすすめの参考書
『現代文読解力の開発講座』
読み方のポイントを丁寧に解説している参考書です。10問の要約問題が用意されています!
1周目ではボロボロであることも多いですが、解説をしっかり読み込んで2周目で模範解答に近い要約を書けるようになっていれば、現代文力は非常に上がっていることでしょう!
早稲田志望の方は...
『現代文と格闘する』
現代文の参考書としてはかなり難しい部類に入ります。
時間はかかりますが実力を底上げしたいなら是非取り組んでいただきたい一冊です!
注意点
注意していただきたいのは取り組むタイミングです。
要約はすぐに成長が目に見えてくるものではありません!
さまざまな問題に取り組んでいくうちに、要約の経験がしっかり問題の中で活かされてきます。
そのため、入試本番の2〜3ヶ月前に取り組むのがおすすめです!
③抽象化する
こちらは解説を抽象化するというものです!
赤本では基本的に、実際に出題された文章に対する解説が掲載されています!
ですが、これを読んでそのまま理解していては、その文章でしか通用しなくなってしまいます。
当たり前ですが、本番は違う文章が出ます。当然、既出の文章に詳しくなっても仕方がないのです!
解答・解説を読んで理解した後に、その内容を抽象化して解答のプロセスを組み立てられるかが重要なのです!
具体的に考えてみましょう!例えば....
早稲田大学 商学部の2021年の問題を解いて何問か間違えてしまったとしましょう。
解説を読むと
「18行目に〜と書いてあるため、イが正解」と書いていたとします。
これを読んで
「18行目に確かに書いてるな!」と納得しただけでは成長はしません!
成長したいのであれば、
「18行目の内容は傍線部と対比の内容になっているな。それではどうやったら対比に気づけたかな。異なる時代の話をしていることに気がつけていたら対比にも気づいていたな!」
ならば、次の文章を読むときは
「今後は傍線部と前後の関係をしっかり見よう!」
「対比を表す表現があったらチェックしよう!」
ここまでできれば、しっかり力は付いてきます!
私大の現代文は結論部分を読んで筆者の主張を理解しておくと解きやすいことが多いです!
間違いの部分についてはその原因や解決方法を1問ずつ丁寧に考えましょう!
解説が詳しいものは少なく、この作業にはかなりの時間を要します。
しかし、正解・不正解を確認して解説を読んでわかった気になるのは危険なので注意しましょう!
まとめ
①私大志望者でも記述問題をやろう!
②文章を要約しよう!
③解説を抽象化しよう!
とても大変な作業が多いですがやり切りましょう!
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