「日本初授業をしない!」塾、武田塾筑前前原校です。
当塾は、糸島の筑前前原駅の目の前にある塾・予備校です。
駅の北口を出て正面の建物2階に校舎があります。
対象学年は中学生、高校生、既卒生(社会人)です。
主に、高校受験や大学受験へ向けた自学自習のサポートを行います。
また、英検やTOEICなどの資格取得へ向けた勉強にも対応しています。
今回は中学校を卒業し晴れて高校へ入学することになった皆さんに、高校に入る前のこの春休みにどのような勉強をしたらよいか、紹介したいと思います。
なお、この記事は中高一貫校に高校から入学した私の体験談をもとに書かれています。
高1の先取り(予習)って何すればいいの?
そもそも、先取り(予習)は必要なのか?
私は東京にある私立の中高一貫校に高校から入学しました。
この学校はいわゆる進学校です。
ほぼ全員が大学受験をし、多くの生徒が東大や京大、早稲田慶応といった難関大学を目指すような学校です。
こういった学校の特徴として挙げられるのは、
中学から上がってきた生徒(内部生)と高校から入ってきた生徒(高入生)で学習進度に差がある
ということです。
また、私立の学校なので独自のカリキュラムを組むことができます。
高校2年で高校範囲の学習内容を一通り内容を終わる。
そして、残り1年で受験対策をするというカリキュラムになっていました。
授業はかなりのスピードで進んでいたと思います。
そのため、中学校からその学校に通っている内部生は、数学でいえば高校入学の段階で数Ⅰが終わっているような状態(半年分先取りしている状態)でしたので、高入生はそれに追いつく必要があったわけです。
したがって、高入生は、中学校では信じられないくらい早い授業を受けることになりました。
先輩から、
”5分寝ただけで全くわからなくなるから覚悟しておけ”
と釘を刺されていたくらいです。
おそらく、中高一貫校の高校入学組の多くの方はこのような境遇を経験することでしょう。
高校に入ってこのような苦しい思いをするくらいなら、
「時間のある今のうちにできることを進めておきませんか?」
というのが私からの提案です。
この記事を書きながら私ももう少し先取りの勉強をしておけばよかったと後悔しているところであります。
「中1ギャップ」を思い出そう!
「中1ギャップ」という言葉をご存じでしょうか。
これは中学校に入学した際、小学校との環境の違いになじめず、授業についていけなくなったり、不登校やいじめが起こったりする現象のことです。
これは高校入学の際にも同じようなことが言えます。
この言葉になじみがない方は、「5月病」の学校色が強いものだとイメージしていただければわかるでしょうか。
「中1ギャップ」が起こる原因としては
①勉強面...授業のスピードが速い、自主的な学習が求められる。
②文化の違い・人間関係...制服、上下関係、友達ができるだろうかという不安
などが挙げられます。
その「中1ギャップ」を防ぐ方法としては
①日々学習する癖をつけておく
②中学校(高校)のことについて事前に知っておく
ということが挙げられるでしょう。
本題の先取り学習に結びつけるなら、春休みのうちに自分が入学する学校のこと(特にカリキュラム)について知っておき、高校内容をコツコツ予習しておくことができれば、「中1ギャップ」の2つの原因のうち①を取り除くことができます。
おすすめの先取り(予習)方法
高校入学までに先取り(予習)すべき科目
よく言われるのが、理系なら数学、文系なら英語を勉強しろということなのですが、高校に入学した段階では文理どちらにするか決まっていない人が多いでしょうし、理系でも英語は必要なので、おすすめは英語数学国語のいわゆる主要3科目です。
この3科目は積み重ねの教科といわれているので、急に成績を伸ばそうと思ってもなかなか伸びるものではありません。したがって、周りよりもできるだけ早く取りかかることが大事です。
また加えて、国数英に限らず自分の興味のある教科をやってもいいかもしれません。私の高校の友人は高校入学前の春休みから理科の勉強を始めて、本格的に受験勉強に入るときには既に難関大学の問題が解けるレベルになっていました。このような感じで勉強が進められれば、だいぶ有利な状況に立つことができるでしょう。
おすすめの参考書・問題集
数学
とにかく簡単な問題集をやりましょう。武田塾では基礎問題精講をおすすめしていますが、これは基礎的な問題集とはいえ大学受験向けの教材です。
高校に入学する前なら、教科書レベルあるいは教科書より簡単なレベルの問題集を解いてみてください。さくさく解けて達成感を何度も味わえると、数学へのモチベーションが上がるでしょう。具体的な参考書としては、旺文社の入門問題精講がいいと思います。
ちなみに私は、春休みの段階で既に高校の教科書が配られていたので、教科書に載っている基本的な問題を解いていました。
英語
高校受験を経験しているので、ある程度の単語力と長文読解力を備えていることでしょう。是非その実力は保ったままにしておいてもらいたいのですが、高校での英語は当然難易度が上がるので、まずは高校での学習に必要な単語力を身に付けてほしいと思います。
おすすめの単語帳は「システム英単語」です。これをある程度覚えることができれば、読解力も大幅に向上します。
国語
中学と高校の国語の違いとして挙げられるのが、古典が入るか入らないかの違いだと思います。中学校では少し触れる程度でしたが、高校では本格的に学習するようになり、入試では配点の半分を占めます。
当然古典を勉強していく必要があるわけですが、これも英語と同様単語力がものを言いますのでまずは単語帳を仕上げる努力をしましょう。単語帳は一般の書店に売っている大学受験用の者ものなら何でも構いません。難易度はほぼ同じに作ってあります。
※高校によっては高校2年から古典の授業が始まるところもありますので、注意してください。
具体的な勉強スケジュール
1週目
数学 入門問題精講 第1章
英語 システム英単語 1~200
国語 古文単語 1~100
2週目
数学 入門問題精講 第2章
英語 システム英単語 201~400
国語 古文単語 101~200
3週目
数学 入門問題精講 第3章
英語 システム英単語 401~600
国語 古文単語 201~300
4週目
数学 入門問題精講 第4章
英語 システム英単語 601~800
国語 古文単語 300~最後まで
武田塾と筑前前原校について
武田塾は授業をせずに自学自習のサポートを行う塾(予備校)です。
個別ブース型の自習机で日々の課題を勉強を進めてもらいます。
「授業をしない!」のに個別指導はする
武田塾では授業をしないにもかかわらず、個別指導の時間が設けられいます。
※コースによってはない場合もございます。
この時間に生徒と講師が二人三脚で、勉強が上手になっていくように話し合いをしてもらいます。
生徒が講師に勉強してきたことを説明したりして、本当に「理解できているか?」を試す時間としても活用されています。
無料の受験相談
筑前前原校では火~土の13:00~21:00に無料の受験相談を受付中です。
お問い合わせは下記のリンクからお願いいたします。