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九州大学の地学でだいたい9割をとるために使った参考書

こんにちは、日本初授業をしない塾、武田塾筑前前原校です。

武田塾筑前前原校は糸島の筑前前原駅にある学習塾です。

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駅の北口正面にあるため改札から1分以内に着きます。

建物裏に駐輪場もあるので自転車通塾も可能です。

対象学年は中学生、高校生、既卒生です。

主に高校受験や大学受験へ向けた自学自習のサポートを行います。

英検やTOEICなどの資格取得へ向けた勉強にも対応しています。

 

今回は、九州大学理学部に合格した私が九州大学の理系地学でだいたい9割を取るまでに使った参考書を紹介します。

九州大学を理系地学で受験しようと考えている皆さん、そして地学の勉強をどうやったらいいのかわからないという全国の地学選択者の皆さん、是非この記事を読んで参考にしてみてください。

 

 

理科の選択で理系地学を選ぶってどうなの?

高校の理科には物理、化学、生物、地学の4科目ありますが、

そのうちの物理、化学、生物の3つの中から受験科目を選ぶ受験生が多く、

またそれに対応するために学校の授業や予備校の授業でも地学は開講されないことが多いため、

地学という分野に意識が向けられることが大変少ないように感じます。

しかし、地学の分野は非常に奥深く、一度興味を持つと抜けられなくなるような面白い科目の一面を持っています。

そこで、まずは地学とはどのような科目なのか、そして受験で選択する際はどういう点に気を付けたらいいか、という点について紹介したいと思います。

 

地学とはどういう科目なのか

高校地学には大きく分けて4つの分野があります。

①固体地球

これは地球物理の基礎となる分野です。具体的には、地球の内部構造、地震・火山、プレート運動などがここにあたります。地球を物理的な観点から大規模に捉える分野になっています。

②地質

地球の表面での現象を学習する分野です。地層や化石、地球の歴史などがここにあたります。

③大気・海洋

その名の通り、地球の表面にある流体(空気や水など)に焦点を当てた分野です。

④天文

宇宙のことについて、観測と理論を交えて学習します。宇宙へのロマンに惹かれて興味を持つ方も多いのではないでしょうか。

 

受験で理系地学を選択するメリット

それではここから地学選択のメリットについて紹介したいと思います。

メリット① 短期間で成績が伸びる

地学がどのような科目なのかは上で説明した通りですが、ある程度のところまでは教科書内容の暗記で事足ります。

また、計算も多くなく取り組みやすい教科であります。

地学の勉強をはじめたての時期(技能を蓄積していく段階)は暗記量を増やせば増やすほど、成績は伸びていきます。

言い換えれば、たくさん覚えればその分短期間で成績が上がります。

(ただこの勉強法で通用するのは共通テストレベルまでだと思っていて、難しい大学になればなるほど暗記を排除するようなひねった問題を出題してくる印象があるので、2次試験まで地学を使う人は共通テストレベルが終わったら、現象を”理解する”勉強へとシフトしていってください。原因・過程・結果の3つをセットで理解するといいでしょう。)

 

メリット② 他の教科に時間を多く使える

メリット①で紹介したように、地学は短期間で完成することが可能な科目です。

そのため、ほかの科目(英語や数学など)への負担が少なくなるのも特徴として挙げられます。

ちなみに私は地学の学習を1通り終わらせるのに4か月程度しかかかっていないので、浮いた時間を苦手科目の克服に使っていました。

 

受験で理系地学を選択するデメリット

続いて地学選択のデメリットについて紹介します。正直、地学はデメリットの方が多いので、地学を選択する方はこれを覚悟で臨んでください。

デメリット① 学校や予備校で授業が開講されない

ご存じの通り、地学を受験で使おうとしている人はほんの一握りです。

そのため、学校や予備校がそれに対応してくれることは少なく、大体の場合独学しなければならないのが現状です。また、それに伴って模試の科目に地学がないことも多く、自分の実力を測るチャンスが少ないというのもデメリットとして挙げられます。

 

デメリット② 参考書が少ない

受験生ならだれもが参考書を買うために本屋さんに行ったことがあると思いますが、

地学コーナーは生物の隣で申し訳なさそうにちょっと幅をもらっているだけであり、

しかもそこに並んでいるのは共通テスト用の地学基礎のものばかりで、

理系地学用の参考書はほとんどないのが現実です。

私も本屋さんで理系地学の参考書・問題集は見たことがありません。

 

デメリット③ 受験できる大学が少ない

地学選択者が少ない理由として地学で受験できる大学が少ないことが挙げられます。

特に私立大学で地学受験できるのは私の知っている限りで、早稲田大学教育学部、日本大学文理学部、福岡大学理学部の3校のみです。

しかし、わざわざ地学を選択する受験生というのは、地学に強い関心があり、この分野について研究したいと考えている人だと思います。

そういう研究は主に国公立大学で行われていることが多いのですが、国公立であれば多くの大学で地学受験ができます。しかも地学の研究で有名な大学ばかりです!

 

デメリット④ 地学のアドバイスをしてくれる人がいない

地学選択者が少なく、また地学の授業も少ないため、地学を教えてくれる先生も当然少ないです。

地学の先生がいない高校も多いのではないかと思います。

その場合、勉強していてわからない点が出てきても誰にも質問できません。これが一番大きなデメリットだと思います。

また、周りに地学選択者が少ないというのも人によってはデメリットになり得ます。人と競い合って、お互いに高めあいながら勉強する、というスタイルの方には大きな痛手でしょう。孤独に勉強する訓練もしておかなければなりません。

 

以上が地学選択のデメリットです。厳しい感じに聞こえてしまうかもしれませんが、それでも私は独学で勉強をし、本番で目標の点数も取れたので、必ずしも悲観する必要はありません。”最後まで地学をやり抜く”という強い意志があれば、受験科目にしても問題ないでしょう。

 

私が使った参考書をご紹介!!!

それではここから本題である参考書の紹介に移りたいと思います。先ほど、地学のデメリットとして参考書の少なさを挙げましたが、実は少数精鋭で使いやすい参考書の割合が多い印象です。それらを以下に紹介しますので、参考にしてみてください。ちなみに地学の参考書は本屋さんでは売っていないので、通販などで用意されるといいでしょう。

おすすめの地学の参考書(講義系)

「もういちど読む 数研の高校地学」数研出版

地学を学習するには当然教科書が必要になります。

そこでおすすめするのが、「もういちど読む数研の高校地学」という参考書です。

これは厳密には教科書とは言えないのですが、地学基礎の内容と理系地学の内容の両方を網羅しており、これ1冊学習すればどんなレベルの大学でも戦えます。

他にも地学の講義系参考書は何冊かあるのですが、これは大事なところがしっかりと抑えられていて一番説明が詳しいのと、見やすい構成や、写真や図の多用により、大変使いやすい参考書になっています。

入試本番のときもこれだけは会場に持っていき最後まで目を通していたので、私の思い出の参考書です。

最初から最後まで本当にお世話になりました。

 

「ニューステージ 新地学図表」浜島書店

これは講義系参考書のそばに置いておく、いわゆる資料集です。

講義系参考書の文字だけ追って勉強しても、いまいちイメージが掴めないことはよくあると思います。

そういう時に理解を促してくれる本です。こちらもよく使った参考書の1つです。

 

地学の資料集にはほかにも「地学図録」(数研出版)があり、こちらも使い勝手が良い参考書になっています。

個人的にはどちらでも構いませんが、「もういちど読む」の方が数研出版ですので、それに合わせてこちらを用意するのもありだと思います。

 

(ちなみに、私の高校のときの地学選択の友人は、同じくこの「もういちど読む」と「ニューステージ」の2つの参考書を使って地学オリンピックに出場&共通テスト地学満点という結果を残しましたので、信頼度は高いと思います。)

 

高校2年の3月に使った問題集

私は地学の勉強を高2の3月から始めたのですが、そのときはちょうどコロナが蔓延し始めていたときで、春休みが4か月ほどあり、イレギュラーなところもあると思いますがお許しください。

「センサー地学基礎」啓林館

センサー地学基礎改訂版解答編付[高校地学研究会]

コロナの影響で3月は丸々お休みでしたので、この1か月で地学基礎の範囲を学習しました。

そのときに使った問題集が「センサー地学基礎」というものです。

基本的には文系の受験生が共通テスト地学基礎の勉強をする際に用いる参考書なので、中の問題のほとんどがセンター試験・共通テストの過去問から取られているのですが、うまく改題されていて、選択問題だけでなく計算や記述といった問題スタイルがあり、2次試験向けの問題集にもなっているという優れものです。

解説も充実しているので、独学でも怖くありません。

地学には4つの分野があることは紹介しましたが、それに対応してこの問題集も4章立てになっているので、私は1週間に1章のペースで学習しました。

高校3年の4月から6月に使った参考書

「センサー地学」啓林館

センサー地学改訂版回答編付[高校地学研究会]

これは先ほど紹介した「センサー地学基礎」の理系地学版です。

問題構成もほとんど同じです。

理系地学の参考書はこの世でこれしか存在しないので、嫌でもこれを買うことになります。

しかし、問題の質は良いので損はしないはずですし、むしろ私はこの本のおかげで実力を伸ばせたと思っています。

このレベルの問題集になると、使われている問題は有名な国公立大学の過去問ばかりで、もちろん九州大学の問題も入っています。

この問題集を完璧に仕上げれば、東大以外の大学なら太刀打ちできます。東大を目指す場合はこの参考書を仕上げた後、東大の過去問をガンガンやり込んでください。

高校3年の7月から8月の勉強

問題集を一通り解き終え、基礎的なことは身についているのですが、まだ完璧になっていないような感じがしたので、完成度を高めるために上2つの問題集を何度も解きなおしました。

間違えた問題全てに印をつけていき、それらを徹底的にやり込みました。少なくとも2か月間はそういう勉強をしていたので、この期間でだいぶ実力がついたと思います。

 

高校3年の9月から共通テストまでの勉強

秋になると共通テストが近づいてきて、他の科目に時間を割いていましたので、地学の勉強時間は大幅に減りました。

毎日寝る前に参考書に目を通したり、週に1回センター試験の過去問を解いたりする程度です。

しかしこれまでにたくさん地学の勉強をしてきて自信はあったので、思い切って割り切ることができました。

 

共通テストから二次試験までに使った参考書

「全国大学入試問題集 地学」(くぬぎ出版)

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2次試験に向けた勉強を再開したわけですが、色々なタイプの問題を解きたいと思い、この問題集を購入しました。

日本全国の大学の地学の入試問題を集めたもので、北から順番に解いていったのですが、正直これはあまり必要ないかと思います。自分の受ける大学の過去問を何年か分解くだけで十分です。

ただ自分の受ける年から問題形式が変わるかもしれないので、過去問のやりすぎもよくありません。そういう意味ではこの本を一冊用意して、色々な大学の色々な形式の問題を解くのも一つの手だと思います。

 

まとめ

以上が私の地学で使った参考書たちです。

手に取ればわかるのですが、どの参考書も質が高く、使いやすくて、受験生に優しい参考書ばかりです。

参考書に大変恵まれたため、私は九州大学の2次試験で109/125と9割近くの点数をとることができました。

しかし上で紹介したように勉強すれば、誰でも簡単に成績を上げることができます。私と同じように九大2次9割も夢ではないと思います。ぜひ参考にしてみてください。

また地学に関して疑問点などがあれば是非校舎までお越しください。喜んで相談に乗りたいと思います。糸島にある武田塾筑前前原校でお待ちしています。

 

武田塾 筑前前原校をご紹介

武田塾の仕組みをご紹介

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武田塾は全国に400校舎以上ある参考書を使って自学自習の管理・サポートを行う学習塾です。

筑前前原校は糸島の前原中央に校舎があります。

 

武田塾最大の特徴は「授業をしない」ことです。

その代わりに参考書中心の自学自習を徹底的に管理・サポートします。

生徒の皆さんは

宿題→確認テスト→特訓

の順でどんどん勉強を進めていきます。

武田塾における週1回の個別指導を「特訓」と呼んでいます。

宿題は一日ごとに設定されるので、毎日やることが明確になって勉強がはかどります。

 

宿題が記入されている指導報告書

ブログ用電子指導報告書素材

 

自習室は個別ブース型なので集中して勉強に取り組めます。

ちなみに土日祝を含め週7で開校しています。

日曜日は10:00から開けているので休みのもだらける心配がありません。

 

教室内のご紹介

玄関には自動のアルコール消毒

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入り口での手指の消毒はもはや常識ですよね。

よくあるポンプ式だと他の人も触れるのを嫌がる生徒もいるので、

非接触型の自動アルコール消毒マシンを設置しています。

 

個別ブース型の自習室

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自習室は特訓を行うスペースとは別部屋になっています。

個別ブース型なので横の生徒も気になりません。

座席も現在は固定席になっています。

 

各席にアルコール消毒液を設置

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進型コロナ対策もかねて各席にアルコール消毒を設置しています。

冬はインフルエンザも怖いので、ウイルス対策には万全を期しています。

 

自由に使えるコピー機

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何度も演習するために問題集や過去問をコピーしていると、

コンビニではコピー代金が想像以上に高くつきます。

どんどん自学自習をして成績を上げてもらいたいので、

基本的に塾生は自由に使っていいことにしています。

 

講師をご紹介

筑前前原校の講師陣

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筑前前原校の講師は糸島に校舎があるため全員九州大学の学生です。

九大が近いという糸島ならではの強みだと考えています。

せっかくなのでこのうち3名をご紹介します。

 

今泉先生

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九州大学経済学部1年

担当科目は国語、数学、英語、日本史、世界史です。

 

校舎長からのコメント

今泉先生は地元福岡の進学校に通いながら現役で九州大学に合格されています。

高校時代は一切塾に行っていなかったようで自学自習を極めた猛者でもあります。

指導の様子を見ていると生徒の話をよく聞いているなと感じます。

進学校に入学を成績が落ちてしまった時期もあったようで、

勉強で悩んでいる生徒の気持ちに寄り添った指導をされています。

少し特徴的なのが日本史と世界史を両方勉強している点です。

どっちがいいか悩んでいる高校生にどちらもやった視点からアドバイスをしてくれます。

 

村瀬先生

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九州大学法学部1年

担当科目は国語、数学、英語、地理、倫政です。

 

校舎長からのコメント

高校時代は陸上部の活動と勉強を両立九州大学法学部に現役合格されています。

村瀬先生の強みは何といっても数学です。

文系ながら共通テスト80%超九州大学の2次試験でも80%超の数学強者です。

数学を苦手としている文系の受験生の助けになってくれます。

また、中学~高校と塾にはほとんど通ったことがないそうで、

参考書を使った自学自習を上手にすすめるヒントもたくさん教えてくれます。

 

中筋先生

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九州大学工学部1年

担当科目は数学、英語、化学、物理です。

 

校舎長からのコメント

中筋先生は偏差値54の公立高校から現役で九州大学に合格されています。

高1からの計画的な受験勉強にされていたとのこと。

その甲斐あって高校では常に学年トップを維持

個人塾にも通いながら学校の先生に質問をしていたそうです。

あまり偏差値の高くない高校から難関大学へ現役合格をするためには、

中筋先生のやっていたことを真似するのが近道かもしれません。

 

お問い合わせ方法

お問い合わせは以下の無料受験相談リンクまたはお電話からお願いいたします。

無料受験相談

TEL:0120-882-115

〒819-1116 

福岡県糸島市前原中央2丁目2番27号内田ビル2階

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