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【2023年度版】大解説!武田塾共通テストルートとは?

 

こんにちは。武田塾茅ヶ崎校です。

今回は、共通テスト対策に重きを置いた、共通テストルートの最新版について説明したいと思います。

 

目次

1. 共通テスト対策の基本方針
2. 科目ごとの具体的なルート内容
①数学
②国語(古文・漢文)
③理科基礎
➃公民・地理
⑤日本史
⑥世界史
⑦英語(リーディング・リスニング)
⑧追加参考書について

1.共通テスト対策の基本方針

 共通テスト対策の基本方針としては、以下の2パターンの問題タイプを考慮していきます。

①基礎知識によって瞬時に解けないといけない問題(知識問題)

②与えられた資料を読み、知識と組み合わせて解く問題(読解力・思考力)

 知識問題(①)に関しては、知識をつけて自信をもって解けるようにし、点数と時間を稼ぐことを目標とします。

 また読解力・思考力が試される問題(②)に関しては、問題を解くための考え方が詳しく載っている参考書に取り組み別個で対策していくことになります。

 

科目ごとの具体的なルートは以下の通りです。

2.科目ごとの具体的なルート内容

①数学

1. インプット

入門問題精講・基礎問題精講などで必要な知識をインプットする

2. 基礎知識・思考力

①基礎知識は「短期攻略 大学入学共通テスト 基礎編」など

②思考力は「きめる!共通テスト 数学ⅠA&ⅡB」など

3. 仕上げ

共通テスト過去問や予想問題集を解く

 

という順番になります。

時間が無い場合は・・・

   模試や過去問の結果を分析し、伸びしろがある分野を探します。

   その分野を基礎問→短期攻略→過去問の順で進めていきましょう。

共通テストの数学は、独特な出題形式の問題が多いので、基礎問を終わらせて直ぐに高得点を獲るのは中々難しくなっています。

基礎知識をインプットした上で、共通テストの問題タイプに慣れておきましょう。

 

②国語(古文・漢文)

1. 土台の知識をつける

古文:古文単語・古典文法・古文読解の基礎を学ぶ

 ex. 「古文単語315」、「やさしくわかりやすい古典文法」、「富井の古文読解をはじめからていねいに」など

漢文:文法事項などを学ぶ

 ex. 「漢文早覚え速答法」、「ステップアップノート10」など

2. 共通テスト用の解き方を学ぶ

共通テスト特有の問題形式に慣れ、解き方を学ぶ

ex. 古文:「最短10時間で9割とれる 共通テスト古文(漢文)のスゴ技」など

3. (易しいものから順に)本番の演習を行う

比較的易しめな難易度のものから、本番と同じ形式(マーク式)の問題演習を始める

ex. 「マーク式基礎問題集 古文(漢文)」

   →共通テスト過去問や「共通テスト実戦問題集」など

現代文に関して

現代文は、通常武田塾で進めていくルート内に「きめる!共通テスト」が入っています。

そちらで共通テスト対策も同時に行うため、共通テスト対策ルートでも通常のルートと大きくは変わらないものになります。

しかし、全部で16題ある「現代文アクセス 基本編」をカットし、その時間を共通テスト系の問題演習に充てることをお勧めします。

 

③理科基礎

科目によって進め方が違います。

各科目の進め方の大まかな特徴としては、

生物基礎:実験の考察など考えさせられる問題が多いため、思考力を鍛える訓練を重点的に行う。

化学基礎・地学基礎:暗記より理解重視の面が大きいため、講義系参考書の読み込みを大切にする。

物理基礎:数学と似ていて、計算問題をたくさん解いて練習していく。

といった内容になっています。

具体的なルートは以下の通りです。

生物基礎

 「田部の生物基礎をはじめからていねいに」

 →「共通テスト生物基礎 満点のコツ」

 →「短期攻略 大学入学共通テスト 生物基礎」

化学基礎

 「きめる!共通テスト 化学基礎」or「共通テスト 化学基礎 集中講義」

 →「短期攻略 大学入学共通テスト 化学基礎」

物理基礎

 「きめる!大学入学共通テスト 物理基礎」と「短期攻略 大学入学共通テスト 物理基礎」を分野ごとに交互に進める

地学基礎

 「きめる!大学入学共通テスト 地学基礎」or「共通テスト 地学基礎 集中講義」or「青木の地学基礎をはじめからていねいに」

 →「短期攻略 大学入学共通テスト 地学基礎」

 

➃公民・地理

政治経済・倫理・現社は基本的にルートの流れが同様で、

1. 講義系参考書で覚える・正誤問題を解けるようにする

 「蔭山の共通テスト 政治・経済(倫理、現代社会)」や「共通テスト 政治・経済(倫理、現代社会) 集中講義」

2. テーマごとにまとまっている共通テスト系の問題集を解く

 「大学入学共通テスト実戦対策問題集」(「マーク式基礎問題集 倫理」)

3. 共通テスト過去問や予想問題集を解く

 共通テスト過去問、共通テスト実戦問題集(東進)など

といったルートになります。

 

地理に関しては、他科目より統計が重要になってきます。

しかし、こちらも通常ルートと大きな違いがある訳ではありません。

1. 講義系参考書を読んで覚える・正誤問題を解けるようにする+統計の考察問題対策をする

 「村瀬のゼロからわかる地理B」、「共通テスト 地理B 集中講義」、「共通テスト 地理B 地図・統計の考察問題71」

2. テーマごとにまとまっている共通テスト系の問題集を解く

 「大学入学共通テスト 実戦対策問題集 地理B」

3. 共通テスト過去問や予想問題集を解く+さらに統計の問題に慣れる

 共通テスト過去問、「共通テスト実戦問題集 地理B」など+「地理B 統計・データの読み方が面白いほどわかる本」

といった流れになります。

 

⑤日本史

日本史は、最終的に「共通テストの日本史で何点を目指したいか」により使用する参考書が少し異なります。

全体的な流れは共通ですが、最初に使う暗記系の参考書の負担が、目標点によって変化する形になっています。

1. 基本事項などの暗記

「きめる!共通テスト 日本史」+「時代と流れで覚える! 日本史B用語」*満点狙いルートor「共通テストはこれだけ! 日本史B 演習」*80点狙いルート

2. マーク式問題集で知識のアウトプット

「マーク式基礎問題集 日本史B 正誤問題」など

3. 史料・図版の活用を練習

「共通テスト 日本史B 史料・図版の読解問題100」

4. 共通テスト過去問や予想問題集を解く

共通テスト過去問や「共通テスト実戦問題集 日本史B」など

というルートになります。

共通テストの日本史Bで満点を狙う人なら、最初の暗記段階で「時代と流れで覚える!日本史B用語」を使用し、80点くらいで問題ないなら「共通テストはこれだけ!日本史B」を使用する、といった風にルートが少し異なります。

共通テストの日本史や世界史では、私立の個別試験などより単純な語彙数は必要なく、どちらかと言うとその用語の背景知識などが重要になります。

80点狙いルートの「共通テストはこれだけ!日本史B」では、暗記の負担を減らして、暗記に偏った勉強にならないようにする参考書になります。

また、資料問題が解けるかどうかが重要な分かれ目になりやすいです。「共通テスト 日本史B 史料・図版の読解問題100」では、資料の着目すべきポイント等も丁寧に解説されているのでおススメです。

その人自身の得意科目や科目数、「日本史で何点とらないといけないか」を考慮した上で使用する参考書を決定していきましょう。

 

⑥世界史

世界史も、日本史と同様に資料活用が大切な科目です。

しかし、日本史より必要な暗記量が多めなため、日本史のようにルートを分けずに暗記からしっかりと取り組むルートになっています。

具体的には以下の通りです。

1. 基本事項などの暗記

「きめる!共通テスト 世界史」+「時代と流れで覚える!世界史B用語」

2. マーク式基礎問題集で知識のアウトプット

「マーク式基礎問題集 世界史B」など

3. 史料・図版の活用を練習

「共通テスト 世界史B 資料・図版の読解問題64」

4. 共通テスト過去問や予想問題集を解く

共通テスト過去問や「共通テスト実戦問題集 世界史B」など

日本史と比較して暗記にかける時間が多くなりがちですが、決して「用語だけ覚えたから解ける」ということではありません。

用語の暗記に加え、日本史でも言われていたようにその用語の背景知識を覚え、また資料活用に関しても練習する必要があります。

最終的には、共通テスト過去問や予想問題などを解いていく段階で、間違えた問題やその周辺に関して「きめる!共通テスト 世界史」を読み込んで、そちらを極めていくというルートです。

 

⑦英語

英語に関しては、個別試験や国公立の2次試験などでも利用する受験生が多いと思います。そういった場合は、通常の日大ルート+共通テスト対策、という様に通常ルート通りに進めていきます。

しかし、共通テストのみでしか英語を使わない、且つとにかく時間が無いという方は、共通テストルートとして以下のようなものがあります。

【英語リーディング】*70点狙い

1. 単語・熟語と英文法基礎の暗記

(例)「システム英単語」+「速読英熟語」+「大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編」

2. 簡単な解釈が出来るようにする

「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。」

3. 英語長文読解の練習をする

「関正夫のThe Rules 英語長文問題集1 入試基礎」、「関正夫の英語長文POLARIS1 標準レベル」

4. 共通テスト対策問題集に取り組む

「1ヵ月で攻略!大学入学共通テスト 英語リーディング」、「大学入学共通テスト スパート模試 英語リーディング」など

これらは、通常の日大ルートから「英文法POLARIS1」や「肘井学の読解のための英文法」などを抜き、より長文読解に特化したルートになっています。

しかし、このルートではやはり基礎が十分とは言えないため、共通テスト英語リーディングでは70点程度を狙う受験生のための短縮版になります。

時間が足りるのであれば、英文法や解釈にもう少し時間をかけて基礎を固めると高得点が狙えます。

 

【英語リスニング】

1. 単語を聞き取れるようになる

「大学入試 はじめのリスニングドリル」

2. リスニング問題の解き方を学ぶ

「英検準2級 リスニング問題」、「英検2級 リスニング問題」

3. 共通テストの問題形式に慣れる

「大学入試共通テスト 英語リスニング」、「大学入試共通テスト スパート模試 英語リスニング」など

リスニングに関しては、まずは「大学入試 はじめのリスニングドリル」などの参考書で英単語を聞き取り、意味が分かる・単語を書きとれる状態にしましょう。

その後、リスニング問題にチャレンジしていくルートになります。

 

⑧追加参考書について

⑧-1. 数学の追加参考書

文系向け

「大学入試 数学 落とせない必須101題」

→基礎問レベルの問題が101題収録されています。基礎問題精講ⅠAⅡB終了後に、インプットした知識のアウトプット先として活用しましょう。

理系向け

「チャート式 理系対策 数学ⅠAⅡB/Ⅲ 入試必携168」

→数Ⅲまでの内容が168題にまとまっています。基礎問題精講Ⅲの終了後に、定石のようなイメージで、問題のパターンごとに解法を確認する教材として使いましょう。

 

⑧-2. 英語の追加参考書

「関正夫の英文法 ファイナル演習 POLARIS1」

→英文法のランダム問題集です。文法系の参考書は分野ごとにまとまっているものが多いですが、この参考書は完全ランダムなので知識のアウトプット練習に活用できます。タイミングとしては、日大ルートの英文法POLARIS1の後に挑戦してみて下さい。

「入門 英文解釈の技術70」、「入門英文問題精講」

→英文解釈の演習用の参考書になります。タイミングとしては、肘井学の読解の為の英文法の必修問題が一通り終わった段階で取り組んでください。時間にある程度の余裕がある場合に限りますが、長文に入る前に英文を訳す練習を丁寧にしておくとより読みやすくなります。

「大学入試 肘井学の読解のための英文法 難関大編」

→去年まではMARCHルートに入っていた解釈の参考書です。追加するタイミングとしては、MARCHレベルで英語長文に躓いた時になります。比較的難しい文の解釈のポイントを解説してあります。

「大学入試 英作文ハイパートレーニング 和文英訳編」、「大学入試 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編」、「関正夫の英作文 自由英作文編 POLARIS2」

→国公立など、英作文が出題される可能性のある大学を受験する予定の受験生は、英語長文が地方国公立レベルに入った段階で英作文を開始しても問題ありません。上の3つの参考書を順番に取り組むと、英作文の文法や使える表現のインプット→英作文を書くときのアイデアを出す練習→最新テーマの対策、といった流れで英作文の対策ができます。

必要な人・一通りルートが終わってさらに高得点を狙う場合に取り組みましょう。英作文に関しては特に、何が出題されるのか、個々の志望校によって変わってくる条件が判断基準になるので、他の科目との兼ね合いも考慮しつつ随時追加していくと良いです。

 

 

 

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