みなさん、こんにちは。
茅ヶ崎駅から徒歩10秒にある武田塾茅ヶ崎校です。
みなさん、なんのために勉強をしていますか?
いきなりですが、日本の大学進学率は約50%です。
「大学受験の知識は役に立たない」
「どの大学でも大学に入れれば良い」
こういう風にお話をいただく生徒様や保護者様がいらっしゃいます。
本当にそうでしょうか?
世の中の仕組みをしっかり理解している方であればあるほど、『難関大学に行った方が良い』と結論づける方が多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、高校生に対し『採用活動と学歴フィルター』についてお話をしていきます。
なぜ、『学歴フィルター』が存在するのか?
みなさん、「学歴フィルター」という言葉は知っていますか?
学歴フィルターとは、日本の就職活動で使われる用語の一つです。
学歴フィルターとは、採用活動において「学歴」を採用基準に組み込むということです。
新卒採用における就職活動の流れとは?
現在の就職活動は、どのような流れで行われているのでしょうか?
ざっくりお話すると、
①ネットで仕事を探す
②仕事に応募する
③面接に行く
④採用
このような流れで就職活動をしていきます。
アルバイトの面接の流れと多きくは変わらないですが、
正社員の面接ですと、人気企業では3回以上面接試験があるところも多くあります。
学歴フィルターができたその背景とは?
さて、学歴フィルターができた背景はなんでしょうか?
採用担当者の仕事としては、
「採用計画の立案」
「採用方法の選定」
「エントリー〈応募者〉の管理」
「採用・不採用の判断」
など数多くの仕事をしています。
ネットが普及したことにより、条件の良い人気企業には数多くの応募者が殺到するようになりました。
その結果、人事の担当者の業務量が非常に多くなってしまいました。
採用担当者は1日何十通も履歴書を閲覧し精査をしないといけないので、これを確認するだけで一苦労でしょう。
そこで、ある一定の基準をもって、選考する人物を絞り業務を効率化をすることが必要になりました。
その、ある一定の基準が『学歴』が多く採用されています。
新卒採用において、フィルターはなぜ「学歴」が採用されるのか?
それでは、新卒採用においてなぜ学歴なのでしょうか。
それは、新卒採用の場合、職歴で大きく差がつかないからです。
中途採用の場合には、
「今までどのような職についてきたか?」
を確認するので、その経験が現在の職種や業種と合致していれば、即戦力と判断できるわけです。
ですが、新卒採用の場合には、そうではありません。
職歴以外の”何か”別の経験で判断されるわけです。
その何かの筆頭が『学歴』なのです。
効率よく自社に合う人材を採用するために、学歴フィルターが存在する
企業の採用担当者は、あたりまえですが「自社に貢献できそうな人間を採用したい」と考えています。
それでは、自社に貢献できそうな人間を採用するためにはどのようにすれば良いでしょうか?
企業ごとに、活躍できる人物像は違いますが、
・教えたことを適切にアウトプットできる能力
・情報を収集し処理する能力
・課題を発見し解決する能力
などは、ほとんど共通しているといえるでしょう。
これらの能力を持っている人材を効率よく選定するのが、”学歴”なのです。
学歴があるということで、
採用担当者は
「ゴールから逆算できる。」
「目標に向かって努力できる。」
「情報を適切に処理できる」
ということを、ある程度客観的に判断できるんですね。
好きなことを仕事にできるように、いまから勉強をしよう!
ここまで、学歴フィルターについてお話してきました。
学歴フィルターは今後も確実に存在し続けるでしょう。
学歴はすべてではありません。
難関大学に合格し、ペーパーテストができたとしても社会に貢献できていない人もなかにはいるでしょう。
ですが、全体的を通してみたら、難関大学卒業者は企業に対しより多くの貢献ができているといえるでしょう。
資本主義社会とは、より貢献の度合いが高い人に対して、より多くの給与が支払われます。
そこで、学歴と平均給与の関係性をみていきましょう。
そうすると、おもしろい関係性がわかってきます。
東京大学は、729万円
慶応大学は、632万円
明治大学は、524万円
日本大学は、489万円
など、実際に調べてみると難関大学卒業者は総じて平均給与が高い傾向にあるといえます。
何度も記載をしていますが、学歴や年収が全てとはいいません。
ですが、学歴があれば、少なくとも将来選択をする際に幅が昼がるということは間違いないでしょう。
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