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国公立の芸術大学を目指したい!?芸大と言えど勉強が必要です

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実技試験だけではない!?共通テストが必須です!

関西で人気の芸術大学と言えば京都市立芸術大学と金沢工業芸術大学がありますが、実技だけではなく、共通テストも必要になってくることはご存知ですか?
芸大を志し早くから塾に通っている受験生や非受験生は大勢いると思いますが、共通テストの準備はしていますか?

共通テストで失敗してしまうと、実技がいくら良くても不合格になってしまいますよね?

 

まずは各大学の入試方式のおさらい

・京都市立芸術大学

共通入試の比率が高めに設定されている京都市立芸術大学の各科における共通入試の割合を見ていきましょう。

美術科・工芸科

・共通テスト(600)
・描写(鉛筆描写)(250)
・色彩(色彩表現)(250)
・立体(立体表現)(250)
・小論文(論述試験)(200)

デザイン科

・共通テスト(700)
・描写(鉛筆描写)(250)
・色彩(色彩表現)(250)
・立体(立体表現)(250)
・小論文(論述試験)(200)

総合芸術学科

・共通テスト(600)
・描写(鉛筆描写)(250)
・小論文(論述試験)(200)

それぞれの学科で配点が違いますが、全体的に共通テストの割合が高いです。
特に総合芸術学科では総得点の半分以上を共通入試が占めていることもあり、芸術大学だからと言って勉学を疎かにする受験生は必要ないという大学側の意思がひしひしと伝わってきます。

 

金沢工芸芸術大学

こちらの大学には今年度からの変更があるので紹介しておきます。

2022年度:デザイン科(視覚デザイン専攻、製品デザイン専攻、環境デザイン専攻)

2023年度:デザイン科(ホリスティックデザイン専攻、インダストリアルデザイン専攻)

それに伴って2次試験の内容も変わっています。

2022年度
・視覚デザイン専攻(鉛筆デッサン、色彩構成)
・製品デザイン専攻(鉛筆デッサン、製品のデザイン)
・環境デザイン専攻(鉛筆デッサン、立体構成)

2023年度
・ホリスティックデザイン専攻(デッサン、色彩構成、立体構成)
・インダストリアルデザイン専攻(鉛筆デッサン、色彩構成、立体構成)

になります。専攻科目が2つに絞られたことによって、従来視覚デザイン専攻でのみ必要だった色彩構成が両方の選考で必要になりました。
また、どちらの専攻でも【立体構成】が必要になりました。

共通入試の得点比率は、共通入試:実技試験=3:7で京都市立芸術大学よりも比率は低いので簡単だろと思うかもしれませんが、専攻科目が減り実技試験の内容が多彩になっているので、去年より多くの時間を実技試験に充てなければならないので、難易度的には変わらないでしょう。

 

共通テストの勉強が必要になるのは分かったけど何すればいいか分からない

基本的には5教科7科目勉強する必要があります。

国語

現代文、古文、漢文すべてが必要になります。一番注意深く勉強しなければならないのが現代文なのですが、日本語だからと勉強を疎かにして泣きを見ることになった受験生を多く見てきました。

古文や漢文は使う参考書が少ないので比較的早く共通テストで戦えるレベルにまで成長しますが、現代文は知らない知識を本文の中で悪びれもなく多用してくる文章が頻出ですので、精度の高い読解力を要求されます。しかし、読解力を鍛えるには時間がかかり過ぎます。

現代文は共通テストまでにどれだけ文章を多く読み込み、読解の正確さを高められるかの勝負になります。
大問のまとめの問題以外は正解できるようになっておきましょう。傍線部の選択問題は周辺を精読することを意識し、漢字や語句問題など落としてはいけない問題を落とさないことを意識してやってみましょう。

古文や漢文では使う参考書が少なく、新しい情報が更新されるわけでも無いので、知識を集めていきましょう。文章を読む中で知らない知識が無くなるようにしていくと、次第に文章を読んでいても分からなくて立ち止まるということが無くなります。

英語

英語は単語数と構文がしっかりと割り振れるのか、速読ができるのかがカギになってくるわけですが、共通入試の英語はとにかく分量が多く最後まで行かないことが多々あります。

解答をする時に、最後まで解かずに次の問題に行くことをお勧めします。
問題の配点が大きいですが、配点が大きいということは問題自体の難易度も高いということなので、立ち止まってしまうと大きなタイムロスになってしまいます。問題の取捨選択をして最後まで解き切ることによって、正答率を維持していくと良いです。

数学

数学は出る範囲がある程度決まっているので、数学全体を進めるのではなく、出る範囲を網羅していきましょう。

基礎問題精講である程度王道の解法を抑えつつ、演習系の参考書で問題数をこなしていきましょう。

社会

何を選ぶかはあなた次第ですが、基本社会はどの科目も暗記です。日本史世界史は言わずもがなですが、地理や現代社会、倫理、政治経済まで全て何かしらの暗記を要求されます。

どの科目だったら楽そうではなく、どの科目だったら自分は覚えれそうかなで選ぶようにしましょう。

カタカナで羅列されている名称を覚えるのが苦手なら世界史は向いてないですし、逆に漢字が嫌いな人は日本史は選ばない方が得策でしょう。

地形を把握することとデータを分析することが苦手な人は地理は避けた方がいいですし、人の言葉を覚えるのが苦手な人は倫理は避けた方が良いでしょう。

自分の得意な領域で戦うことをお勧めします。

理科

理科基礎は2科目受験です。

化学基礎、物理基礎、生物基礎、地学基礎の4つの中から2つ選びますが、王道は化学基礎、物理基礎か化学基礎、生物基礎です。

高校では化学基礎と物理基礎、生物基礎を習うことが大半なのでこれらを選択する受験生が多いです。
理科基礎は特にあまり時間を割けない領域ではあるので、王道に乗っかて勉強しましょう。

基礎科目なら覚えることも少なく済みますので、しっかりと得点源に出来る可能性はあります。

 

まとめ

芸術大学でも共通テストが必要です。しかも約65%の得点率が必要な大学だってあります。

早めのうちから勉強をして、余裕を持って共通テストに挑みましょう。
武田塾では実技試験のサポートは行えませんが、共通テストのサポートは出来ます。

一緒に芸術大学を目指しましょう!応援します!

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