「選ぶ権利」ってなにー?
みなさんには、一人ひとりの生き方を選ぶ権利がある、そんな話はどこかで聞いたことがあるかもしれませんね。
でもこれ、実は半分正しくて半分間違ってます。
まず、「選ぶ権利がない状態」がどんなものか、ひとつ例をあげましょう。
告白の返事を気にするAくん
Aくんは、Bさんのことが好きです。Bさんと付き合って、幸せな高校生活を送りたいと思っています。
そこでAくんはBさんにアプローチし、告白するわけです。「付き合ってください」。
OKならAくんは幸せな高校生活、ごめんなさいならしばらくどん底で勉強も手付かず、そんなところでしょうか。
Aくんの高校生活がどっちになるか、それを決める権利はAさん自身ではなく、Bさんが持っているのです。
OKかごめんなさいかで、Aくんの人生をどちらでも選べる。
ほら、Aくんの生き方を決める権利は、Aくん自身にはありませんよね?
こういう状態はかなりつらいです。すぐ返事があるならまだしも、「ちょっと考えさせて」なんて言われた日には
まさに生き地獄を見せられているようなもの。気になって仕方がありません。
自分の人生なのに、他人の判断を待つしかない。めちゃくちゃ悔しくないですか??
合否を気にするAくん
それと同じことが受験にも言えるわけですね。
Aくんが、C大学に入りたい。入試を受けるわけです。
C大学に合格すれば、みんなから褒められて一目置かれて、落ちれば恥、学歴コンプ、滑り止め、浪人、、、
だから絶対合格したい。
でも、試験の手ごたえはいまいちで、合格か不合格かわからない、発表までつらい、
こういう受験生はたくさんいます。
「自分の人生を選ぶ権利」を大学に譲ってしまっているのです。
それは嫌だ!!どうすればいい?
はい、こんなことには誰もなりたくないでしょ?この状況になるのを防ぐ方法は、いくつかあります。
① 絶対に合格する学力をつける。
小テストや確認テストって、勉強すれば8割以上とれるじゃないですか。入試も同じです。
必要な勉強量は半端じゃありませんが、学力をきちんとつければ、合格するために必要な点数は何回やっても取れるようになります。
その状態でテストを受けに行けばいいんです。
大学側も、合格ラインより上の点数をきちんと取っている答案には、合格しか出せません。つまり、合格か不合格かは選べません。
あなたが勉強することによって、大学側の持っている「不合格」という選択肢を消してしまえるんです。
そしたら、あなたは自分の人生、進学する大学を自分で決めることができます。
さっきの例で言えば、AくんはBさんをとことんまで惚れさせ、絶対に断られないような状態で告白する、
あるいはBさんから言わせてしまえばいいんです。
よくわからない状態で勝負に行くから、相手に悩まれて、選択権を持っていかれてしまうんです。
文句の言えない圧倒的な実力をつける。おすすめですよ。
② たくさん出願する
これは①ほど有効ではありませんが、1か所不合格になってもほかのところに受かればいい、という状態で受けるということですね。
私立大学の場合は、きちんと自分の進路と大学を検討すれば、それが可能でしょう。
国公立は残念ながらだめです。前期1大学しか受験できません。後期は偏差値の低い所にしか受かりません。
したがって、前期の一発勝負です。
国公立志望の人は、①絶対に合格する実力をつける をやってくださいね。
推薦志望の人でも...
推薦入試の場合、「選ぶ権利」の問題はより深刻です。
校長先生などに推薦してもらって、大学から「合格」「不合格」を選んでもらうのが推薦入試ですから、
自分の実力でねじ伏せる作戦が通用しづらいわけです。
ここで、「定期テスト」でしっかり得点していくことがきわめて重要になります。
いわゆる学校の成績が悪いと、そもそも推薦してもらえなかったり、内申点で落ちたり、
いろいろなところで、自分の人生を選ぶ権利がいろいろな人に奪われます。
味方だと思っていた学校の先生も、こういうところでは何もしてくれません。
日頃から学習には真剣に取り組み、自分の選択肢を増やしておきましょう。
人生の「選択肢の数」は平等ではない。
多くの物の中から自分の好きなものを選べるとき、人は幸せに感じます。
(もちろん多すぎるとそれはそれでマイナスになることもありますが)
受験において、選べる進路の数は学力が高いほど多くなります。実に単純な話です。
学力が高ければ、合格できる大学が多くなり、たくさんの中から選べる。
学力が低ければ、自分が受かりそうなところから妥協して選ぶしかないですよね。
いま将来やりたいことがないという人ほど、勉強には力を入れるべきです。
そのやりたいことが見付かったとき、すでにあなたの学力では間に合わないことが確定していたなんてことはよくある話。
自分の人生を決める権利が与えられていません。
受験の科目数に関しても、使える武器が多いほど選択肢が広がります。
高1の段階で数学を諦めると、もう国公立は選択肢外になりますし、私立でも、偏差値の高い大学は難しくなります。
できるだけ多くの科目で、良い成績を収め、学力をつけていくことが大変重要になってきます。
まとめ ~逆転合格ではなく順当合格を目指せ~
・自分の人生を決める権利を他人に奪われるな!
・そのためには、圧倒的な実力を身に付け、不合格という選択肢を与えないこと。
・推薦の場合は、成績を高く保っておくこと。
・受験で使える科目数はできるだけ多く。
高1、高2から武田塾のカリキュラムで勉強すれば、「圧倒的な実力」を身に付けることが十分可能です。
え、それは「逆転合格」の武田塾でやってくれるの?
大丈夫です。武田塾芦屋校のスタッフみんな、逆転合格よりも「順当合格」のほうが理想的だと思っていますよ。
実は逆転合格は、順当不合格と紙一重です。高1、高2生のみなさんは、苦しい逆転合格をわざわざ選ぶ必要はありません。
いっしょに順当合格しましょう!
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