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今回は、「医学部医学科」を目指していたけど、今年は合格できなかった...でも再チャレンジしたいから浪人する、という人に向けて、今年の受験が終わったらすぐにするべきことをお話しします。
※この記事では、おそらくほぼすべての医学部受験生が受験するであろう「化学」を主な題材として扱います。
※医学部には看護学科をはじめいろいろな学科がありますが、今回の記事は「医学科」を対象にしています。他の学科にも配慮し、本来は医学科と表記するべきかもしれませんが、通称として「医学部」を使用します。
いきなりですが。
次の文が正しければ○、間違っていれば×と答えなさい。
① 亜鉛は遷移元素である。
② 一般に気体の溶解度は温度が高いほど高くなる。
③ アルミニウムイオンAl3+を含む溶液に少量のアンモニア水を加えると沈殿が生成し、過剰のアンモニア水を加えると沈殿が溶解する。
④ アセトアルデヒドは酢酸カルシウムの乾留によって生成される。
⑤ ビニロンはヘキサメチレンジアミンとアジピン酸から合成される。
----------------解答をメモしてからスクロール!---------------------
いかがでしたでしょうか。答えはすべて×です。
どう間違っているか、訂正できますか?また、周辺の関連知識がすらすらでてきますか?
もしあなたが、この〇×問題を全問正解できなかったのなら、今年の不合格の原因はここにあるかもしれません。医学部に合格する受験生というのは、こういう基礎知識は完璧に頭に入っています。もちろん、教科書をすべて丸暗記しているわけではありません。もう一度言いますが、こういう、きちんと勉強していれば絶対覚えているはずの常識的な知識(=基礎知識)は、医学部に合格する受験生なら、確実に身についています。この問題はどれも非常に簡単なので、5問すべて正解して当たり前なのです。
さて、こう言われてみて、あなたはどう思ったでしょう。この記事では、「こういうことを思っている人は来年も不合格だろうなあ」という「不合格マインド」とその克服法を紹介します。もしあなたの気持ちがこれに当てはまっていれば、要注意です。今すぐ、現実と向き合った合格者のマインドに切り替えてください。
1.あー、聞いたことあるわ~そうやったな、覚えとこ
はい、まず圧倒的にこれは危険です。なぜだと思います?全然聞いたこともないわけじゃない、勉強はやったんだけど、抜け漏れが出てしまってた。聞けば理解できるし、そんなに危険な状態とは思えない・・・
いや、ちがうんですね。聞いたことがあるのは当たり前ですよ。医学部受ける人は全員聞いたことあるでしょう。聞いたことがある膨大な知識を、紛らわしく覚えにくいものでも、いかに整理して完璧に暗記しているか。そこを競っているんですよね。
合格者は、こう考えます。
理解するだけで終わってませんか?
聞いたことあるから大丈夫系の人は、まず日々の勉強のゴールを変えましょう。参考書や問題集に書いてあることが理解できるというところで終わっていませんか?それはまず大事なことであるのですが、1点もあなたの点数は上がりません。理解したことを、何も見ずに自分の力で書けるようにする必要があります。毎日の勉強は、「できているかの確認」で終わることを心掛けて下さい。勉強したことを”点数”にするには、正確に知識を取り出せるようにしなければいけません。
2.暗記は苦手だから...計算ならできるし
うん、暗記が苦手で医学部に受かるのは難しいと思います。計算より暗記の方が簡単だし、安定して点数も取れます。
苦手なのであれば、克服するべきでしたね。それが受験勉強です。そこが今年の敗因なのでしょう。
来年はぜひ、暗記ができるようになって、合格してください。
そもそも、計算と暗記でわけない。
計算問題を解くには、正確な知識が必要です。化学反応式が正しく書けてこそ、反応量が計算できるわけです。式が書いてあったら、計算はできるぞ~と思っている人。それはあたりまえです。化学の計算には基本的に足し算、引き算、かけ算、割り算しかありません。計算は中学生でもできます。そうではなくて、変化や反応を正しく分析して、式を立てられるかが重要です。
3.数学や物理はできるから、暗記で落とす分そこでカバーすればよくない?
なるほど、自分は計算が得意で、暗記が苦手な分をそこでカバーしてやろうというわけですね。甘いですよ。「苦手科目を得意科目でカバーする」というのは非常に危険な発想です。
得意科目の試験が難しくなったらどうしますか?問題との相性が悪かったらどうしますか?「いえ、難化しようが関係ありません。相性なんてありません。何が来ても最悪9割以上取れます。」そこまでの得意科目があるなら、得意科目として認めましょう。カバー作戦も止めはしません。
しかし、1つの科目をそこまで極められる力のある人なら、暗記もできるはずです。おとなしく、謙虚な姿勢で、すべての科目に真摯に向き合いましょう。
”得意”を客観視しよう。
受験生のいう得意科目は、自分の他の科目の成績と比べた時に相対的に「得意」という意味になっていることが多いように思います。しかし、実際に戦うのは他の受験生ですよね。不合格になったのなら得意科目ですら、医学部レベルには到達していないと受け止めるべきです。今一度、すべての科目の基礎を徹底的に固めてください。
まとめ
不合格マインドは、いますぐ合格マインドに切り替えましょう。
あー、聞いたことあるわ~そうやったな、覚えとこ
→ 聞いたことあったのに覚えきれてないなんて...絶対だめじゃん
暗記は苦手だから...計算ならできるし
→ 苦手なことを克服もせずに合格できるわけない、面倒だけど頑張ろう
数学や物理はできるから、暗記で落とす分そこでカバーすればよくない?
→ 数学や物理も人並みだし、暗記なんかで失点してる場合じゃない!
不合格になり、落ち込むことはしかたありません。しかし、その現実から目を背けないでください。「心機一転」する必要はありません。浪人というのは、受験勉強を「継続」するという決意です。忘れたい気持ちはわかりますが、浪人を「新しいスタート」にしてしまうと、今年の反省を活かせず、結局また同じことを繰り返します。まずは、不合格になり、悲しい、悔しいといった気持ちを大切にしてください。
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