【2023年度最新】北海道大学　理系学部・前期入試の傾向と対策！

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今回は北海道大学・理系学部の前期入試対策について紹介していきたいと思います！

北海道大学について

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北海道大学は1876年に開校した札幌農学校がもととなっている大学です。旧7帝大の1つであり、日本を代表する国公立大学の1つです。

創立の過程もあり、今でも農学部など理系学部が強い大学です。最先端の研究を行っており、世界レベルの教育を行っています。

また、国際ネットワークも充実しており、1万8000人の学生の内1500人以上が留学生です。

と、ここまでが大学のホームページに載っている内容です。ここからは個人的に好きなところを上げていきますが、まずはやはりキャンパスの広さですね！なんといっても広いです。元が農学校なこともありますがその広さなんと…

東京ドーム38個分！！

全国の大学が保有する土地の内43％が北大の敷地です。主には研究林ですが、それにしても広いですよね…。そこを使って研究ができるのですから楽しいこと間違いなしですよね！キャンパスも迷子になってしまいそうなくらい広く、受験生の時に模試を受けに行ったときは大変でした(笑）

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あとこれは人から聞いた情報なのですが、北大の学食はとてもレベルが高いらしいです。私自身は行ったことはないのですが、学食なので安いわりに学食とは思えないくらい美味しいらしいです。さすが北海道…。

ここからが本題！

北大の理系学部の入試対策についてです！

共通テストについて

　前年度同様、理系学部では以下のような配点となっています。

国語：80(200×0.4）

社会：40(100×0.4）

数学：60(200×0.3）

理科：60(200×0.3）

英語：60｛(100＋100)×0.3｝

合計300点

　共通試験では2次試験のない国語・社会では移転が少し高くなっています。1次だけだから…とおろそかにしていて失敗すると北大を受けるのは危険！ということですね。

　まあ、他の理系科目はもちろん2次試験でも必要になるので共通試験レベルは確実に解けるようになっていなくてはいけないわけです。

2次試験について

　理系科目で2次試験が必要になるのは英語・数学・理科です。配点は次の表のようになっています。

	総合理系数学重点	総合理系数学以外重点	*その他
数学	200	150	150
理科	50×2	必須 100 他 50	75×2
外国語	150	150	150
合計	450	450	450

　*医学部のみ面接75点

　いわゆる「理系科目」ですね。総合理系ではそれぞれの重点が他の科目より配点が高めに設定されているので自分の得意な科目の配点が高くなっている学科を受験することができる仕組みになっています。他の学部では各150点が基本として設定されているようです。

　共通テストとの配点の比としては4:6で２次試験の配点が高めになっています。配点は高めとはいえ、４割は共通テストなので他の旧帝大と比較すると共通テストの配点が高めとなっています。どちらでも確実に取れるようになりたいですね。

　全体的に北海道大学の2次試験では基礎を重視した問題がメインです。ただ、その問題の中でどれだけ正確に解けるかが重要になります。過去問を解く段階からケアレスミスなどはなくしていきたいですね！

それではそれぞれの科目についてみていきたいと思います。

英語

英語は試験時間90分で4題が出題されます。内訳は以下の4題です。

・長文読解が2題

・英作文が1題

・会話文が1題

　昨年度と比較しても出題形式・難易度などは特に変化ありませんでした。長文問題に関しては毎年若干の変化もありますが問題構成としては内容説明、日本語訳、選択式の空欄補充、時系列並び替え、内容一致問題などの問題がバランスよく出題されています。

　英作文では長文を読み、解答欄に書かれている空欄のある英文に文法的意味が合うように長文を書き直す問題と、70~100語程度の自由英作文の２題が出題されています。

　会話文問題では長文を読みようやくされた文章の空欄に当てはまる語句を選ぶ出題となっています。

　基本的に出題される英文に難解な単語はほとんどなく、共通試験よりやや難しいくらいです。ただ、問題は制限時間です。90分の時間内にどれだけ正確に個々の問題を読み解けるかが得点のカギとなります。

対策

　読解問題に関しては受験用の標準レベルの単語帳・文法書ができていれば十分対応できると思います。そのため共通テスト〜MARCHレベルの単語・文法力があれば赤本に入ることが一番の対策となります。問題の出題の仕方が多彩であるため、もし北大の長文問題を全て解いてしまったのであれば他大学の入試問題を解くことも十分に対策となるので北大だけにとらわれず様々な問題にチャレンジして見るようにしてください。

　ただ、問題は試験時間なので速読力を身につけることが必要になります。そこで「速読英熟語」という参考書をおすすめします。この参考書でシャドーイングを毎日行うことにより読むスピードは格段に上がります。普段使っている参考書に加えて、毎日寝る前に1題、シャドーイングをすることで速読力を身につけましょう。

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　また、英作文では基本的な英文を確実にかける必要があるため「英作文ハイパートレーニング和文英訳編・自由英作文編」をオススメします。和文英訳編ではよく使う文法や応用しやすい文章を各ステップに分けて解説してくれています。これに出てくる文章を覚えるだけ文章の表現の幅が大きく広がります。また、自由英作文編では考え方や具体例を交えて自由英作文の解説がされているため、英作文で高得点を狙うのであればこの参考書を確実にする事は対策としては有用だと思います。

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数学

北大の理系数学は難関大の理系数学としては標準レベルです。昨年度は少し難化傾向でしたが今後どうなるかはわかりません。青チャートレベルの問題を理解・説明できるレベルであれば対応可能だと思います。120分で数Ⅲまでの範囲から5題が出題されます。難易度がそこまで高くないため、医学部であれば基本的に「満点or4問完答＋途中点」は欲しいところですね。他の学部であっても2～3問の完全解答は欲しいところです。

頻出分野としては

・微分積分

・数列と極限

・図形と方程式

・確率

・二次曲線

・複素数平面

などがあります。どの分野も満遍なく出題されており、複数の分野にまたがった融合問題の出題も多々見られます。そのため頻出範囲の難関問題を解けるようにするというよりは、やや難の記述問題をどの範囲の問題でも解けるようにするということが重要になります。

　また、例年は数Ⅲ分野がよく出題されますが、近年はⅠA・ⅡBからの出題が増えています。どちらにせよ全範囲基礎を完璧にする必要があります。

対策

　対策としては、過去問題と解き方のよく似た問題が出題されることが多いため、過去問演習をしっかりやることが重要になると思われます。

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　また、1問のケアレスミスが合否につながるため、それらをなくすために「合格る！計算数学」シリーズが使えると思います。ケアレスミスは一番ばからしいミスなので早くからなくせるようにトレーニングしていきましょう！また近年、計算力が必要とされる問題も増えてきているので計算力を上げることにも繋がります。

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理科

　理科の制限時間は2教科で150分です。得意科目や苦手科目によって時間配分をうまく調節することが重要になります。基本的にそこまで難易度の高い問題はどの科目でも出題されないので、基礎力が重要になります。

　これを固めるためにはまず、使っている参考書を細部まで理解することが重要になります。安定した基礎の基盤があれば得点が上下することなく、常に高得点を取ることができます。1つの参考書を完璧に理解することが北大の理科対策の近道になります。

　それでは各科目の傾向と対策を見て行きたいと思います！

物理

　北大の物理は「どれだけ理解しているか」が重要になります。普段何気なく使っている公式がどのような原理から導き出されるのか分かっていなければ解答できない問題が多いです。

　受験生にとって典型的な問題も多いため、ケアレスミスが多いと致命的となります。難問が出題されるわけではなく、特にここ２年は典型的な優しい問題が出題されています。医学部では満点か１ミス程度、他の学部でも８割が取れてほしい科目となっています。

　出題は例年3題でいずれも穴埋め問題です。出題範囲は

・力学

・電磁気

・熱力学or光・波

です。熱力学が出題されるか光・波の範囲が出題されるかは年によって違いますが、全範囲きちんと理解できていればと安定して高得点を取ることができると思われます。

対策

　理解していないと得点が伸びませんが、難易度自体は高くないため基礎の原理や解き方について他人に説明できるようになっていれば高得点を狙えるとも言えます。

　そこでオススメの参考書が「良問の風」です。進学校でよく使われている参考書で、このレベルを完璧に・他人に説明できるようになることで基礎力や公式の理解には大きく役立ちます。この参考書でなくてもいいですが、このレベルの参考書一冊を最後まで解いてどの問題を聞かれても答えられるレベルまでできれば赤本の問題にも十分に太刀打ちできると思います。

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化学

　北大の化学は基礎力が重要になります。基礎からの応用もあるため難易度が少し高くなっており、問題数が多く、全範囲からまんべんなく出題されます。化学全般をまんべんなく理解していくことがカギとなります。

頻出範囲としては

・理論化学→状態方程式・気液平衡

・無機化学→中和滴定・緩衝溶液

・有機化学→天然or合成高分子・構造決定・計算問題

などがあります。計算問題は答えのみを解答する問題が多いため途中点を稼ぐという戦略は使えません。ただ、全体としては良問が多いので基礎からきちんと理解していれば解ける問題が多くなっています。

　昨年は「理論化学は易化、有機化学は難化」の傾向が見られました。全体的にも難化傾向が見られ、変わりに分量が少し減りました。とはいえ標準レベルの問題もあるので取れるところで確実にとっていきましょう！

対策

　まず、全分野の基礎を完璧にすることが大事になります。そこでオススメする参考書は「実戦化学重要問題集」です。高校でもよく使われるため、持っている人も多いのではないでしょうか？この参考書を全て解いて答えを説明できるようになれば基礎固めとしては完璧なので、後はひたすら過去問で演習です！

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