学習院大学・学部別入試の入試対策と傾向!〜文学部編〜
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今回は学習院大学・文学部の入試対策と傾向について紹介していきたいと思います!
目次
1. 学習院大学について
2. 文学部入試・各科目の出題傾向と対策!
3. 逆転合格を可能にする武田塾とは…!?
学習院大学について
学習院大学は昭和24年に開学した「国際的知識の養成、外国語の熟練と共に世界と国内との生きた現実の理解、さらに進んでは文化国家としての日本の遠大な理想たる東西文化の融合」を特色とする学校です。開校時の目標通り、これからも世界に目をむけさらなる進化の歴史を積み上げています。
そんな学習院大学の特徴は3点あります。まずは「少人数教育」です。学習院大学では約6割の授業が30名以下で行われているため、他大学と比較して先輩・後輩の距離が近いです。2点目は「ワンキャンパス」という点です。山手線から30秒という抜群の立地を誇り、東京ドーム3.5個分の敷地を持つ都心とは思えない学習環境です。3点目は「手厚い就職サポート」です。学習院大学は総合大学の中でも就職に強い大学と評価されており、高い就職内定率を維持しています。
今回はそんなGMARCHのG、学習院大学の文学部入試科目の入試対策について紹介していきたいと思います!
文学部入試・各科目の出題傾向と対策!
英語
大門構成
1 長文読解
2 長文読解
3 長文読解
4 文法問題
5 正誤問題
6 会話文
7 和文英訳
試験時間 90分
配点 150/400点
英語は全体として読解力が重視される傾向にあります。例年、序盤の読解問題では難解なものは少なく、身近な内容のものが多いのが特徴で、内容把握はしやすい印象です。設問では内容説明、同意表現、英文和訳など基本的なものがほとんどです。
文法・語彙・会話文問題では、難易度の高い問題が入っていることもあります。単語の意味、用法を問われることが多いので語彙力の対策が必要になります。
和文英訳は唯一の記述問題となっているため、時制や主語、同志との一致など普段から気にしておくといいと思います。
全体的に英文の内容自体は把握しやすく、標準的なレベルで読みやすいです。ただ、試験時間的に対して処理すべき英文量が比較的多いため時間配分には注意が必要です。
対策
基礎ができている人であれば最初から赤本に入っても大丈夫だと思います。もし自分に最初から赤本を解く自信がない人であればオススメなのが「ハイパートレーニングレベル3」と「関正生の英語長文 ポラリス2」です。大門は毎年7題と多いため試験時間が足りなくなることも考えられます。問題を解くときはきちんと時間を図りながら解くことを心がけてください。
また、文法や構文に関する問題が出題されるため基本的な文法の知識が必要となります。そこでオススメの参考書としては「全レベル問題集 英文法レベル2」または「英文法ファイナル問題集 標準編」です。「全レベル問題集 英文法レベル2」は文法が苦手な方にオススメで、「英文法ファイナル問題集 標準編」は文法が得意な方にオススメです。中途半端に何冊もやるのではなく1冊を完璧にすることを意識してください。それができていれば文法の問題には対応できるようになっていると思います。
国語
大門構成
1 漢字
2 現代文
3 現代文
4 古文
5 漢文
試験時間 90分
配点 150/400点
解答形式は記述とマークシートの併用となっています。
漢字は記述問題ですが、ほとんどが基礎的な内容です。そのため共通テストの漢字対策を書けるレベルであれば十分だと思います。
現代文では評論か随筆から出題され、哲学や社会学などをテーマにした最近発表された問題が多い印象です。まれに文学史も出題されることがあるため注意が必要です。
古文は時代に関係なく、有名作品からの出題が多く対策がしやすくなっています。設問は読み、語彙、文法といった基礎学力分野と文脈を把握した上で口語訳や内容説明、内容真偽といった読解問題で構成されています。
漢文も有名な作品からの出題が多くなっており、対策がしやすくなっています。
全体的な難易度としてはほぼ標準的でわかりやすい文が出題されています。設問は国語力の基礎がついているかを問うものが中心で、試験時間から考えても一般的な入試国語の難易度であることがほとんどです。
対策
漢字に関しては基本的な内容なので特に参考書で対策する必要はないと思います。ただ、記述問題なので今まで解いた問題で出てきた基礎的な漢字はちゃんと書けるかを確認する必要はあると思います。
現代文はまずは赤本をやって傾向をつかむのが第一ですが、赤本の問題が解けない人や基礎に自信がない人は「柳生好之の現代文ポラリス2」がオススメです。この参考書の解説まできちんと読み込んで自分で説明できるレベルまでになったら赤本に入るようにしてください。このレベルの参考書ができるようになっていれば赤本の問題には対応できるようになっていると思うのでしっかり読みこんで国語力をつけましょう。また、問題量が多く、短時間で要点をつかむ能力が必要なので問題を解くときは特に時間を意識しながら解くようにしてください。
古文・漢文に関しては基礎的な問題が多いため、自分がすでに持っている基礎的な単語帳や文法書の内容がきちんとできていれば赤本をやるのが一番だと思います。時間があって赤本の前に何か参考書をやって起きたいという人には「「有名」私立古文演習」という参考書がオススメです。優先順位はもちろん赤本の方が上なので時間のある人だけチェックして見てください。
日本史
大門構成
1 選択問題
2 選択問題
3 選択問題
4 記述問題
5 論述問題
試験時間 60分
配点 100/400点
2020年度までは大門3は記述問題でしたが、2021年度は選択問題となっていました。それ以外は例年、同じ形式での出題となっています。
選択問題では読み物的な内容の分量のあるリード文がしばしばみられます。教科書の叙述とは異なり、聞いたことのないような事柄が登場します。大抵の場合は高校の学習範囲で政党を導き出せるようになっており、慣れが必要です。時代を通した分野別のテーマ問題で、政治史、対外交渉史、交通史、宗教史などの出題が多くみられます。
論述問題では毎年、全く異なるテーマが出題されるため、総合力が求められます。単なる丸暗記ではなく、各時代・事件・人物に関する歴史知識を深めておくことが必要です。
全体的な難易度としては一部に難問が見られますが、大半の問題は教科書の範囲であることから基本事項を正確に把握することができれば高得点が狙えます。史料問題はあまり出題されませんが、受験生に馴染みのない史料が提示されることもあるので注意が必要です。
対策
全体的に難易度は標準〜やや難程度と考えられます。そこでまずおすすめの参考書は「日本史用語2レベル定着トレーニング」です。この参考書でなくてもいいですが、まずは教科書レベルの暗記を確実にしてください。このレベルの参考書1冊を何も知らない人に説明できるレベルまで仕上げることが重要です。
このレベルがクリアできたら赤本に入ってもいいですし、もしそれでも不安であれば「イチから鍛える 日本史問題集 発展編」がオススメです。日本史用語2レベル定着トレーニングで暗記が確実にできていればこの参考書で実力を試して見てください。このレベルができていれば赤本には対応できると思います。もしできないのであればレベルを下げて基礎知識を確実にするようにしてください!
世界史
大門構成
1 選択問題
2 選択問題
3 正誤訂正問題
4 記述問題
5 論述問題
試験時間 60分
配点 100点/400点
例年大門は5題で選択問題が2題、正誤訂正記述式の問題が1題、記述問題が1題、論述問題が1題(200文字2問)といった構成が例年続いています。2021年度には大門1の長文が会話文形式になるなどの若干の変化はありましたが、基本形式は毎年同じとなっています。
出題内容は地域別では毎年東洋史分野と西洋史分野の比重はほぼ同じ量出題されています。西洋史分野は法・経済学部と比べると西ヨーロッパ中心でオーソドックスな問題が多く、東洋史分野では中国史重視の傾向が強いです。
時代別に見ると古代から現代まで各時代からバランスよく出題されています。
分野別では政治史を中心にしながら、社会・文化史まで含めた総合的な問題も多いです。
論述問題では例年、西洋史・東洋史から1題ずつ出題されています。時代・テーマともに幅広く、特定の範囲に絞ることは難しくなっています。事件や文化交流により状況がどのように変化していったものかを問うものが多いので確認しておきましょう。
全体の難易度としては、問題のレベルが高いわけではありませんが、記述・論述問題などが多く、レベルが高いと言えます。特に60分で解答個数が60個前後であり、その中に2つの論述問題もあると考えると時間的な意味合いでも難易度は高いと言えます。
対策
先に述べたように難易度はやや難しいレベルです。そこでオススメの参考書としては「HISTORIA 世界史精選問題集」があります。この参考書は教科書レベルができた上での発展した問題集となっています。もし世界史の教科書レベルに不安があるという方は「世界史マルチ・トレーニング」がオススメです。まずこの参考書ができるレベルになってから「HISTORIA 世界史精選問題集」に入ってください。ある程度の知識がついたらどんどん赤本を解いて、自分の苦手なところを明確にして傾向を掴んで行きましょう!
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