【2022年度】釧路公立大学の入試傾向と対策！！

釧路公立大学｜大学ポートレート

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今回は釧路公立大学の入試対策について紹介していきたいと思います！

釧路公立大学について

　釧路公立大学は北海道内で数少ない経営・経済系の公立大学です。大学の理念として「地域に結びつき開かれた大学」「国際性を重視する大学」「理論と実践の相まった大学」を理念にかがけて昭和63年に開学した大学です。

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　学科は経済学科と経営学科の２学科からなります。北海道内でこの学科がある国公立大学は小樽商科大学と北海道大学のみなので、なるべき学費を掛けずにこれらの学部を学びたい人にはオススメの大学です。

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　また、入試傾向の特徴として以下の２点が挙げられます。

1, 前期試験が共通テストのみ！

2, 中期試験がある！

　中期試験がある大学は本当に珍しいので経済系大学を目指している人はぜひ受けて見てはいかがでしょうか？

　それでは本題！入試対策についてです。

共通テストについて

前期試験

　釧路公立大学の前期試験では個別テストがありません。つまり共通テストの点数のみで合否が決まります。配点は次のようになっています。

国語：200点

社会 or 数学(１科目)：200点

外国語：200点

合計：600点満点

上のような合計600点満点になっています。理科がなく、国公立大学としては科目数も少ないため私立狙いの人でも共通テスト利用を考えているのであれば十分可能性はあります。釧路公立単願の人もこの３科目のみ取れるようにしておけば前期試験での合格が可能です。

　合格点は例年65%ほどなので確実に合格するには70％が取れれば十分ではないかと思います。

中期試験

　釧路公立大学の特徴の１つ、中期試験では他大学と同じように個別試験があります。前期試験よりも定員が多いですが、他の大学であまり行なっていない中期試験なので国公立の他大学志望の人（主に小樽商大など）の人が受験することが多いのではないかと思われます。

　共通テストの配点は前期試験と同じで600点満点です。ただ、個別試験の点数も同じ600点満点となっています。そのため共通テストの合格者平均点は前期試験よりも少し低めとなっています。

　もし仮に共通テストで失敗したとしても55%ほどであれば個別試験で挽回が可能です。一方で７〜８割が取れているのであれば多少個別試験で失敗してもなんとかなります。そういう意味で合格者得点を見てもばらつきが多いことがわかります。　

　中期試験で合格を目指すのであれば目安として共通テストで70%以上、筆記試験で65%以上を目指すのが確実だと思います。

筆記試験について

　筆記試験は中期試験のみです。科目は数学 or 国語で１科目、外国語の２科目入試です。各科目300点満点で共通テストとの割合が半々となっています。１発逆転もあり得ますし筆記試験で失敗して不合格になることもあり得ます。

　全体として難易度は高くないので安定して点数を取れるように赤本は必ず確認するようにしてください。

　それでは各科目の対策について、赤本を解くのはもちろんですがそれ以外でオススメの参考書など紹介していきます！

英語

　英語は試験時間が90分で大問が4題で必須科目となっています。大問構成は次のようになっています。

1. 長文読解

2. 長文読解

3. 長文読解

4. 自由英作文

　問題の作成基準としては「長文の内容を理解できるか」を中心に作られており、その中に高校の教科書レベルの英文法・基本語彙などが含まれています。選択問題が中心で共通テストレベルの問題となっています。そのレベルができていれば十分対応できるのでまずは共通テストの英語で確実に点数を取れるように対策をすることが重要です。

　自由英作文では自分の意見を論理立てて表現する能力が見られています。80語程度の英文を書かせるものですが、共通テストなどの対策しかしていない場合では対応できません。汎用できるフレーズやよく使う単語などは確実にかけるようにしなければいけません。共通テストが終わり次第対策するようにしましょう。

対策

　長文対策としては、共通テストレベルができているのであれば赤本に入って傾向を分析するのが重要です。もし赤本を全て解き終わってしまった場合や共通テストレベルに不安が残る場合は「ハイパートレーニングレベル２」や「関正生の英語長文ポラリス1」がオススメです。共通テストレベルの長文が入っている参考書で1冊１２題ほどとなっています。レベルとしては赤本と同等なので毎日読む長文としてはちょうどいいのではないかと思います。

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　自由英作文についてですが、「英作文ハイパートレーニング和文英訳編」をオススメします。英作文の基本が解説がされているため、自由英作文をやる前によく使う例文や文法などを自分で書けるようにしておきましょう。それができるようになり「自由英作文編」までできるようになれば英作文の対策としては十分であると思います。

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数学

　数学は国語との選択科目です。試験時間は90分で大問4題の出題です。

　内容は基礎的なものがほとんどで、高校の教科書レベルの論理の展開や記述の確実性などが見られています。出題傾向に偏りはないため全範囲の基礎を定着させることが重要です。

対策

　先に述べたように難易度は高くないので、基礎レベルの問題を確実にできることが重要です。そこでオススメな参考書は「基礎問題精講」です。共通試験と同等かそれより少し難しいレベルの良問が多い問題集です。問題数も150問程度と多くなく、一日当たりの問題数を決めて行えば確実に終わらせられる参考書です。共通テストの対策にも使えますので、共通テスト前にやっておくのもいいかもしれません。

　この参考書を行う上で重要なのが自分で問題を解いたことのない人に解説できるレベルにまで仕上げることです。自分が理解できているかを確かめるにはこれが一番なので実際に誰かに説明して自分が理解しているか確かめてください。

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　もちろん赤本が１番重要なのでこの参考書をやる時間がない場合はとりあえず赤本を解けるだけとくようにしてください。

国語

　国語は数学との選択科目で大問2題で制限時間は90分です。大問は次のようになっています。

第1問　現代文

第2問　現・古融合問題

　第１問は普通の長文問題ですが、第２問はあまり他大学では見ない出題形式です。採点のポイントとしては「読み取ったものを簡潔に表現できる能力」が重視されています。漢字の読み書きや慣用表現、文学史に関連する問題が出題されることもあります。

　難易度としては基本的に共通試験レベルの文章が出題されるのでそのレベルの文章の記述ができれば十分ですが、第２問は独自の対策が必要になります。

対策

　現代文はそこまでレベルが高くないです。そこでオススメの参考書が「柳生好之の現代文ポラリス１」です。レベルとしては共通テストと同等ほどなのでこのレベルがしっかり解ければ現代文は安定して点数を取れると思います。

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　第２問に関してですが、まずは赤本を解くことが重要です。この形式で出題する大学はあまりないのでとりあえず赤本で問題に慣れることが重要です。また、私の知っている範囲ですが北海道教育大学の入試問題でも同様の現代文に古文・漢文を絡めた問題を出題しています。問題を作る人が違うので出題の仕方や難易度などは違いますが、同様の問題を解くということは十分対策になるので時間がある人はぜひ解いて見てください！