明治大学・学部別入試の入試対策と傾向！〜商学部編〜

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今回は明治大学・商学部の入試対策と傾向について紹介していきたいと思います！

明治大学について

　明治大学は「権利自由」「独立自治」を中心理念とする人間教育を基軸とし、社会の発展に大きく貢献している大学です。「私学の雄」として教育界に揺るぎない地位を保っています。世界24カ国の大学と締結しており国際交流も活発な大学です。

　入試面としてはいわゆるGMARCHのMとして関東私立の難関校に名を連ねています。今回はそんな明治大学の商学部入試の傾向と対策について徹底解説して行こうと思います！

商学部入試・各科目の出題傾向と対策！

　英語

大門構成

１　文法・語彙問題　

２　読解問題（長文）

３　読解問題（長文）

４　読解問題（長文）

試験時間　80分

配点　150点/350点

　今時の大学入試の傾向と比較すると珍しく文法や語彙の問題で大問が１つ出題されています。また、大問１のみならず長文読解の問題でも文法に関する問題が比較的多く出題されています。もちろん文章全体の内容を問うものもありますが、知識のみで解ける問題も多くなっているため正確な文法や語句、熟語の知識が必須となります。

　また、長文の出題内容も評論的なものから会話文まで幅広く出題されています。分量も多く、難しい単語も多く含まれている大問があるためやや読みにくいものもある印象です。

対策

　先に述べたように商学部入試では他の学部と比較しても文法問題が重要になるため、基礎の文法が確実に解けるようになっている必要があります。そこでオススメの参考書が「英文法ファイナル問題集　標準編」です。

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　オススメはこの参考書ですが、すでに学校で使っている参考書（ScrambleやVintageなど）が完璧に仕上がっているのであればそれで十分なので赤本や長文の問題集にチャレンジして見てください。重要なのは基礎レベル、またはそれ以上のレベルの文法の参考書１冊を完璧に、説明できるレベルにするということです。中途半端に何冊もやるのではなく１冊を完璧にすることを意識してください。単語も同様に2000語程度（システム英単語など）の単語帳１冊を完璧にするようにしてください。そのレベルができていれば赤本の問題も対応可能だと思うので文法、単語の参考書１冊を完璧にして赤本に挑戦して見てください！

国語

大門構成

１　現代文

２　現代文

３　古文

試験時間　60分

配点　100点/350点

　国語は現代文２題、古文１題で合計３題の出題です。解答方式は記述とマークの併用となっており、基本的にはマークが中心で適宜記述問題が組み込まれるようになっています。

　内容としては、例年現代文では評論の出題が中心ですが、随筆からの出題も見られています。評論では硬い文章が多く、テーマ別にみると現代の日本社会や国際社会、人間論などが多く見られますが、文化論、科学論、経済論、哲学論などからの出題も見られます。

　古典では中古・中世の物語、日記、説話などから出題されています。例年口語訳の記述問題が出題されており、文法・解釈などの古典の基礎力や読解力が求められます。

　全体として内容は標準レベルとなっていますが、試験時間が60分でこの内容を全て解き切るには素早い文章把握能力や、迅速な選択肢の正誤判断が必要になります。商学部の受験を考える方は国語を解くときには常に時間を意識しながら解くようにして見てください。

対策

　現代文では難易度は高くないのでまずは赤本をやるのが第一ですが、赤本がまだ解けるレベルではない場合は「柳生好之の現代文ポラリス２」がオススメです。レベルとしては少し低いかもしれませんがこのレベルが確実に出来なければ赤本レベルはできないと思うので、赤本ができない人はこの参考書の解説まできちんと読み込んでから赤本に入るようにしてください。また、赤本を解く際にはきちんと時間を計りながら解くようにして下さい。商学部の問題は何より時間がネックとなってくるのでダラダラと解くことはしないで問題を解くときは毎回必ずタイマーのセットをして下さい。

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　古典に関しては標準的なレベルなので単語がきちんとできていれば赤本に十分対応できると思います。赤本をもう解き終わってしまったという人には「「有名」私立古文演習」という参考書がオススメです。優先順位はもちろん赤本の方が上なので時間のある人だけチェックして見てください。

世界史

大門構成

１　記述問題

２　記述問題

３　選択問題

４　選択問題

５　論述問題

試験時間　60分

配点　100点/350点

　記述式とマーク式の併用で例年論述問題も出題されています。出題数は記述25個、選択20個、論述１個です。

　全体として設問のレベルは教科書レベルで、記述問題よりも選択問題の方に難易度の高い問題が多く見られます。地域別では欧米史に重点が置かれており、例年１問が中国史、他は概ね西洋史となっています。時代別では基本的に近世以降の出題となっており、毎年第二次世界大戦以降の現代史からの出題が見られます。分野別としては社会・経済史からの出題が目立っています。

　論述問題は例年、３行以内で歴史事象を説明するもので、西洋史からの出題が多くなっています。

対策

　先に述べたように基本的に教科書レベルの知識で対応可能なため「世界史マルチ・トレーニング」がお勧めです。ステップごとにやり方が別れており、段階を追って知識をつけることができます。地図などの政治経済学部で必要とされる知識もこれ１冊で教科書レベルはおさえられるのでまずはこの参考書レベルが完璧にできていれば赤本にも対応できるようになってくるはずです。

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数学

大門構成

１　小問集合（３問）

２　大問

３　大問

試験時間　60分

配点　100点/350点

　数学では例年３問の小問集合と２題の大門が出題されています。数ⅠA・ⅡBの全範囲から偏りなく出題されており、頻出範囲として微積分、確率、数列があげられます。

　全問題マークシートでレベルとしては難しいものでも教科書の章末問題レベルです。ただ、章末問題レベルの中でも応用力を試すような問題も多く出題されているため、試験時間内にいかに正確に手際よく最後まで進めることができるかが肝となります。　

対策

　先に述べたように内容自体は教科書レベルなので教科書の節末問題が解けるようになっていれば過去問を解くことがいちばんの対策になります。教科書の節末問題では解説が載っていなくてどのようにすればいいのかわからないという人には「基礎問題精講」という参考書がオススメです。難易度としては教科書の練習問題〜節末問題レベルで解説が丁寧にされています。この参考書を時間を意識しながら解き、自分で説明できるレベルになれば赤本にも対応できると思います。

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