こんにちは、武田塾阿佐ヶ谷校です。
現代文苦手の人向けブログ第2弾になります。
前回話した内容の振り返り
第1弾では「現代文が苦手な方はまず文中で何回も繰り返している言葉、内容に注目しろ」という大前提をお話しましたね。
(詳しくはこの記事をお読みください→https://www.takeda.tv/asagaya/blog/post-164955/)
まずはこの習慣を付けるのが、現代文の最優先すべきことです。
しかし、それ自体が現代文の目的ではないですよね。
あくまでも本文の本質的な内容をつかんだ上で設問に解答するのがゴールですよね。
繰り返されてる言葉、内容を追うのも最終的には本文のメインテーマとなる部分(ここでは主題と呼ぶことにします)をつかむためです。
そして、その精度を上げるためにも、着目すべき点がまだいくつかあります。今から紹介する箇所が現代文の本文に出てきたら必ず線を引くようにしてください。
主題をつかむために線を引いておくべき箇所まとめ
① 「ーーか。」という問題提起(疑問文)とその答えが書いてある文章。
基本的に評論文には、ある命題が一つありそれに対する筆者のanswerが書いてあるものです。
疑問の投げかけはその文章で問題、議題にしたいことです。普段の討論でも当たり前に議題を把握することからスタートしますよね。それと全く同じことです。
②「ーか」という反語表現の文章
これは上の疑問文とはまた少し違います。
疑問の場合、それに対してのanswerがあります。しかし、反語は「本当に---であろうか?いや違うでしょ。」とその一文で反論しているのです。もしも文中でこの表現が使われていた場合、我々読む側はそこに線を引き「そうじゃないのなら、あなたはどう思っているのですか?また、それはなぜですか?」ということをそれ以降で追っていかなければいけません。現代文いうのは筆者との対話ですからね。
③「要」と相性いい言葉、ニュアンスが入る文
「必要、重要、大切、本質、肝心」といった言葉が入っている文は「必ず」線を引いてください。
今も私が「必ず」という言葉を用いただけでその文章のトーンに力がこもっているのが良くわかりますよね。
現代文の書き言葉でもそれは変わりません。その文から筆者の強いトーンが伝わってくるはずです。
英語の長文でも「important、essential、necessary」という単語がある文は当然ながら主題です。
④主観表現(英語でいう助動詞、相対形容詞にあたります)
「地球は青い」「日本は明治以降近代化が進んだ」→これは誰の感情も入っていない客観的事実です。
ではこれはどうでしょう?
「斎藤工は世界で一番イケメンだ」「日本人はもっと自己主張を強めなければならない」
全世界の人間みんなが斎藤工が世界一イケメンとはおそらく言わないと思いますし、万人が日本人の自己主張の強化を望んではいないと思います。実はこの文は二つとも「…(だと思う)。」というニュアンスが隠されています。筆者がある問題に対して思うこと、即ち筆者の主張に当たります。
⑤ 繰り返されている表現
これは、前回話した通りです。
⑥二項対立関係を含む文
これは、また今度詳しくはなします。ここでは説明しきれません。
⑦ 文の結論段落
主張+結論で一つのくくりです。筆者が問題に対する主張述べて最後のまとめをつかんでやっと全体の主題が把握できます。
内容一致問題でよく聞かれます。
今回は主題の把握に必要なマーク箇所を詳しく話しました。
続編では対比について深堀していきます。
お楽しみにしててください。ではでは👋
(続く…)
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