「定期テストでは良い点数が取れるけど
模試になると点数が安定しない…」
「定期テストで答えられていたものが
模試になると答えられない…」
このように、定期テストは点数が良いのに
模試の点数が悪いと悩んでいる人は多いと
思います。
定期テストだけできる人は受験で失敗する
可能性が高いです!
今回は、
定期テストができても模試ができない理由と
模試で点数を上げる方法を両者の違いを踏ま
えて解説します💁
定期テストと模試の違い
定期テスト
・授業の内容が理解できているかを
確認するために実施する
・範囲が決まっている
・学校によって難易度にばらつきがある
模試
・自分が得た知識を応用できるかを試す。
・範囲は決められていない
・全国レベルでの自分の位置がわかる
このように
定期テストと模試はそれぞれ、
「確認テスト」と「実力テスト」といった
位置づけでそもそもの目的が違います。
おもに、
定期テストでは暗記力、模試では理解力が
求められます。
模試で点が取れない決定的な理由
定期テストは丸暗記が通用する
定期テストは出題範囲が限られており、
学校で習った問題がそのまま出されます。
その範囲だけ勉強していれば点が取れます。
つまり、
授業で学んだ内容を暗記さえすれば点が
取れるようになっています。
しかし、
定期テストを暗記だけで対策していると、
模試では点数が取れません。
例えば、定期テストでは
英語ならその範囲に出てくる文法や単語、
日本史では1つの時代について出題されます。
最悪、直前に内容を丸暗記するといった勉強が
通用します。
さらに、
学校のテストでは、教科書や問題集から全く
同じ問題を出す先生もいます。
しかし、
模試の出題範囲は今まで学習した全範囲で
あり、受験の対象は全国の高校生です。
当然ながら、自分の使っている教科書や問
題集では見たことがない初見問題が出ます。
基礎を徹底すること、理屈を理解することが
点数を取るには欠かせません。
よって、
定期テストを丸暗記でしのいでいる場合は、
定期テストの成績がよくても模試の成績は
悪いといったことになります。
まずは、基礎の理解を深めましょう。
やったことをすぐに忘れてしまう
特に、定期テスト直前に一夜漬けで丸
暗記をしていると、その内容はすぐに
忘れてしまいます。
そうなると、模試で点数が取れません。
それでも、テストではある程度の点は
取れると思いますが、人によっては、
定期テストは学年順位10位以内なのに、
実力テストになると順位は中間ぐらいか
それ以下というくらい落ちてしまうこと
もあります。
せっかく覚えたその範囲も、
1週間後には半分以上忘れていると思います。
そのまま受験生をむかえるまで覚えて忘れてを
繰り返し、高3になって受験対策を本格的に始
めるときに高1の範囲から再度やり直さないと
いけなくなります。
復習にかける時間が長くなり、受験対策がまま
ならなくなります。
したがって、
日頃から地道に勉強して理解を深めながら暗記
することが効率的に成績を上げられる勉強法です。
模試は範囲が広いため、
基礎が固まっていなければ点数を取る
ことができません。
テストの直前に詰め込んで短期的に暗記
してしまえばその分早く忘れてしまいます。
そんな勉強法では模試の成績は悪くなります。
暗記は忘れにくくするために地道にやっていきましょう。
模試でも点が取れる人になろう!
自分の苦手を分析する
過去の定期テストを解いて自分の
苦手分野を分析しましょう。
定期テストは範囲が決まっているので、
その単元だけ勉強して暗記すれば点が
取れます。
したがって、
自分がどの単元が苦手なのか弱点を
把握するのが難しいです。
模試で点数を上げるためには、
自分が苦手な分野を知る必要があります。
そのため、
過去の定期テストをもう一度解くことを
おすすめします。
過去の定期テストを捨ててしまった場合は、
教科書や問題集の基礎問題を単元ごとに
解いて自己分析してみましょう。
模試で着実に点数を上げるためには、
苦手分野を分析・把握してその部分の
基礎を確実に理解することが大切です。
学んだ内容は正しく理解する
学んだ内容を自分の言葉で説明できるか
試してみましょう。
自分の言葉での説明するためには、
その内容と答えの根拠を確実に理解して
いないといけません。
自分の言葉で説明できる場合は確実に理解
している、難しい場合は理解に至っていない
という具合に自分の理解度を測ってみましょう。
説明して理解するためには要点をわかりやすく
説明する必要があります。
誰かに自分の説明を聞いてもらうのも効果的です✨
また、先生などすでに理解がある人に説明すると、
間違っている部分に気づけます。
要点をまとめて説明できるということは理屈を
しっかりと理解できている証拠です。
学んだ内容をアウトプットすることで記憶の定着に
つながります。
ただ丸暗記するのではなく、自分の言葉で説明して
アウトプットをすることで模試でも点数を取ること
ができるようになります。
丸暗記は全く持って無意味!
中学の定期テストは範囲が狭いので、丸暗記でも
点を取ることができました。
しかし、
中学の時は試験前に徹夜するだけでも点が取れた
のに、高校では通用しなくなったと気づいている
人も多いと思います。
それもそのはず、
高校の勉強量は中学の約10倍もあり、
基礎知識の量も暗記するべき事項も膨大です。
丸暗記するには限度があります。ましてや、
それだけでは応用問題に太刀打ちできません。
中学時と同じような勉強を続けていた人や
しようとしていた人、
これを機に勉強法を変えないと模試はもちろん、
大学受験でもつまずくでしょう。
もちろん、最低限暗記しないといけないことは
あります。
暗記するときは解答の理由や根拠を理解する
ことを常に意識することが大切です。
まとめ
今回は定期テストと模試の違い及び、模試でも
点数を取る方法を解説しました。
模試で点が取れない人はここで解説したことに
少なからず当てはまっているのではないでしょうか?
安定して点数を取るためには日ごろから継続して
勉強することが必須です。
短期集中型の勉強法やその場しのぎの暗記から卒業
しましょう!