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センター試験と共通テストの違いは?徹底比較【英語編】

葛飾区周辺にお住まいの皆さん、青砥駅、お花茶屋駅、高砂駅、立石駅、亀有駅、新小岩駅をご利用の皆さん、こんにちは!大学受験塾・予備校 武田塾青砥校(葛飾区青戸)です!

だんだん涼しくなってきましたね!だんだん過ごしやすい気温になっていきますが、季節の変わり目なので体調を崩さないように気をつけてください!

センター試験と共通テストの違いは?徹底比較【英語編】

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以前のブログで共通テストの内容についてお話をさせていただきましたが、今回は教科別に絞って、センター試験と共通テストがどのように違っているかをお話していきたいと思います。共通テストの内容についてまだご覧になっていない方がいらっしゃいましたが、フッターにリンクを貼っておきますので、是非一度ご覧ください。

※尚、比較している情報については、2020年に実施したセンター試験と、2019年に実施された試行調査を元にしています。

 

配点について

まずは配点についてになります。

◆センター試験

・リーディング 200点

・リスニング  50点

・合計     250点を200点に換算

 

◆共通テスト

・リーディング 100点

・リスニング  100点

・合計     200点

尚、共通テストの換算方式は大学によって変わりますので、入試要項をご確認ください。

 

試験時間について

試験時間については、センター試験と共通テストで変更はありません。

・リーディング 80分

・リスニング  60分

・合計     140分

 

リーディングの大問構成について

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まずはリーディングについてお話をしていきたいと思います。

大問構成についてもセンター試験と共通テストでは変更ありません。

・大問数 6問

ただし、共通テストになって変わった点として、発音・アクセントと文法の単独出題がなくなり、すべて長文問題になりました。

また、長文の内容としては、今までよりも日常的なもの(webサイト、ブログ、雑誌、メモなど)になり、読みやすいと感じる方も増えるかもしれません。

元々、4技能試験は生活に必要なものを重視しているため、GTEC、TEAP、英検に近づいている形となります。

発音・アクセント、文法・語法がなくなった理由としては、リスニング、スピーキング、ライティングでまとめてその能力を測る予定だったためだったようです。

 

長文の難易度について

長文の難易度については、難易度順に大問が進むほど難易度が高くなります。

難易度的には、CEFRのA1・A2・B1レベル(英検3級、準2級、2級)となっており、1問目はA1レベル(英検3級)程度となり、次第に難しくなっていき、6問目がB1レベル(英検2級)程度になっていきます。

これはセンター試験と比べて簡単になっていて、その理由としては、スキミングとスキャミングを使う試験だったのが、共通テストの難易度がそこまで難しいものではなく、試験時間も十分な時間があるため、そのスキルが必要ない状態となっています。また、発音・アクセント、文法・語法専用の対策がいらないため、センター試験より対策しやすいという状況になっています。

ただし、設問の形式は覚える必要がありますので、そこはしっかり対策をしておきましょう。

 

今後の共通テスト【英語】リーディングの難易度について

今までの話で、共通テストって簡単なんだと油断してしまうと、来年度以降に受験する方々は要注意です。

もし今年度の共通テストで受験生の皆さんの多くが高得点を取った場合には、翌年度以降の難易度が上がることも考えられます。

難易度の方向性としては、TOEIC的な難しさがアップすると予想され、長文が長くなっていく可能性があります。

そうなると、先ほどお話したスキミングやスキャニングの能力が必要となってきます。必要な情報だけを素早く抜き出したり、複数の情報を処理していくために、高い情報処理能力が求められます。

また、難易度が上がり長文の問題数が少なくなるなら良いですが、長文の問題数は変わらずに長文の難易度が上がることが十分に考えられますので、その場合は、相当な速読力が必要となります。学校や予備校の教材もこういった問題に対応するために難しくなり、手軽に始められる教材が少なくなってしまう可能性もあります。そうなると英語嫌いの方が増えてしまったり、最初の勉強で躓いてしまう方が増えてしまうことも懸念されます。

 

リスニングの大問構成について

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リスニングに関しては、上記の通り時間は変わりませんが、大問については増えています。

◆センター試験 大問4問

◆共通テスト  大問6問

ただし、設問的にはそこまで大幅に増えたわけではないようです。

 

リスニングで読まれる音声の回数について

読まれる音声の回数については、今までセンター試験では必ず2回読まれていましたが、共通テストでは1回のものと2回のものがあります。

また読み上げられている英語の種類については、試行調査ではイギリス英語、アメリカ英語、非ネイティブ英語の3種類が確認されました。

 

リスニングの難易度について

リスニングの難易度については、リーディングと同じく、大問が進むにつれて難易度が上がっていき、音声が流れる回数が前半は2回、後半は1回となっています。

ただ、問題の難易度とは別で、知っていないと対応できない問題が多く、1問目の正答率が他より低い結果が試行調査では出ています。

これは決して難しいからできなかったというわけではなく、やり方がわからないからできなかったようです。「どうやって解いたら良いのかがわからない。」という状態で1問目に臨み、「こうやって解けば良いのか」とわかったため、2問目の正答率が1問目より上がりました。

また、正答率が低い問題としては、「音の引っ掛けをつかったもの」「言い換えの表現が難しい」「問題に出ていない(聞いていない、書いていない)情報が解答になる」というものがありました。

以上のことからまとめると、共通テストのリスニングの難易度は、特に後半の音声が1回しか流れないところが、センター試験より難易度が上がっています。

 

大学受験英語としての共通テスト

今までのセンター試験の英語をネイティブの方に問いてもらうと、「こんな単語(表現)使わないよ!」というものあったようですが、そういった堅苦しい表現はなくなり、理解しやすくなる一方で、日常会話以外の英語論文などに対応できなくなる(勉強する機会がなくなる)といった懸念もあるようです。

また、国公立大学の2次試験や私立大学の試験では、今まで使っていた文法や語法の知識は必要となりますが、共通テストだけの勉強をされる方にとっては、読解力の低下が懸念されており、かと言って、2次試験の難易度は変わらないので、共通テストはできたのに2次試験は全く歯が立たないということも出てきてしまいます。

 

共通テスト【英語】の対策について

では、どのように対策をしていけば良いかというと、今までと同様に大学入試の勉強をしていけば身に付いていくものなので、基本の単語や文法・語法が重要なのは変わりません。もちろん共通テスト形式の文章を読んで対策することが必要となってきますが、基本があった上での対策となってきます。

ただし、リスニングについては、英語の先生でも初見では解けない方いたという話もあり、難易度的な問題ではなく、1回しか音声が流れないと、何に気を付けて何をメモすれば良いかがわからずに解けないということがないよう、問題傾向の確認などの対策は必須となると思います。

 

 

 

まとめ

共通テストについては、初年度ということで過去問がなく、情報が足りず焦ってしまう受験生もいるかもしれません。

ただ、テストの形式が変わっても、根本として必要な知識や勉強量はそこまで大きく変わることはありません。もちろん専用の対策も必要となりますが、そこは基本をしっかりと身に付けた後にやるべきです。武田塾では、大学受験の基本のところからしっかりと身につけていけるようなカリキュラムを作成しています。共通テスト対策を踏まえた国公立大学志望用カリキュラムや、私立大学志望用カリキュラムはもちろん英検用のカリキュラムもありますので、それぞれの生徒さんの状況に合わせたルートに沿って勉強していけます。

 

「大学受験の基本も共通テスト対策も何をすれば良いかわからない」

「共通テストについての情報がもっと欲しい」

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