皆さんこんにちは。
青森市で大学受験合格を目指すなら武田塾!
武田塾青森校です。
12月に入りました。共通テストまであと44日となり、受験生にとって直前期に当たります。
私自身も受験生時代を思い出して「今頃焦ってるだろうなぁ」、「なんとか力になりたいなぁ」とつぶやくことが多くなってまいりました。
そんな受験生に向けて12月のこの時期に「やってはいけない勉強法」、「やるべき勉強法」、「モチベーションをどう維持するか」、この3点について特集することで、受験生の皆さんにエールを送りたいと思います。
受験直前期 やってはいけない勉強法
難しい参考書に手を出してしまう
共通テストまであと1カ月ちょっと、2次試験や私立の受験まであと2カ月あまり。
なんとかライバルに差をつけたいと焦るばかりに、分厚い参考書、例えば「難問〇〇〇」と書かれた参考書や重箱の隅をつつくようなマニアックな参考書に思わず手を伸ばしてしまいがちです。一例を挙げると「東大英単語熟語~鉄壁」といった分厚い英単語帳が典型的です。ずっと使い続けていたのならいざ知らず、今、この12月に手を付け始めるべき単語帳ではありません。数学なら「1対1対応」シリーズなど難問を揃えた参考書が頭に浮かびます。
12月のこの時期に新しい参考書、しかも難しめの参考書に手をつけ始めるのは絶対にお勧めしません!むしろ、それまで学習してきた参考書の復習に力を注ぐのがセオリーです。
難しい参考書は当然、理解に時間がかかるものであり、本番まで1カ月ちょっとしかない状況では「貴重な時間だけを浪費」し、身につかない結果になることが多いです。そんな時間があったら、これまで使ってきた参考書の復習をしたほうが良くはありませんか?
例外として、得意科目であり、ポイントを絞って志望校の頻出分野だけを集中的に演習したい場合は除きます。例えば英語が得意科目で、志望校で環境問題をテーマにする英文が頻出の場合、「話題別英単語リンガメタリカ」の該当箇所だけを勉強するというやり方はありです。
大多数の受験生にとっては、基本的に12月のこの時期に難問系の参考書に手を出すのは「やってはいけない勉強法」です。
過去問を解いてそのまま放置
「志望校の過去問を10年分解いた」
「志望大学の過去問を他学部を含めて30年分は解いた」
こういったことを自信満々におっしゃる生徒さんがいますが、往々にして「解いただけで満足」してしまっています。その後、共通テストの過去問集や赤本を、1度やったのだから不要とばかりに見向きもしないというのは「やってはいけない勉強法」です。
受験生の大半は勘違いしていて、応用問題が解ければライバルに差をつけられるという一面の事実にばかり気を取られ、基礎を振り返りません。共通テストの過去問集を解くのも、志望校の赤本を解くのも、抜け落ちている基礎を確認するために解くのです。
「点数化して、ハイ終わり」ではいけません。「単語の習得が甘いな」とか「文法、忘れてるところ多いかもしれない」といった具合に、基礎を振り返るネタとして過去問を使うべきです。
そもそもの話ですが、応用編にばかり気を取られて基礎が得点できないというのでは本末転倒ですね。
※赤本や共通テストの対策については以前特集を組みました。参考にしてください。
去年の過去問をぎりぎりになってから解く
学習の集大成として実力を測りたいから、最新の過去問(去年の過去問)は入試日前日(1月や2月)まで温存しておく。
たまにこういう生徒さんがいらっしゃいますが、絶対にやめましょう!
たとえ10年分解いていたとしても、最新の過去問と比べて「大問数」や「出題分野」「出題形式」が変わっていることがあります。直前ぎりぎりになって、その変更に気づいた場合、対策時間はもうないわけですから取り返しがつきません。時間配分のシミュレーション、対策などが直前期にリセットされてしまうのは絶対に避けましょう!
一番参考にすべき過去問は最新の過去問(去年の過去問)であることを肝に命じておきましょうね。
受験直前期 やるべき勉強法
やってはいけない勉強法に続いて、今度は逆に「やるべき勉強法」を紹介します。
過去やってきた参考書を完璧にすること
武田塾青森校では市販の参考書を軸に「わかる」→「やってみる」→「できる」の3ステップを大事にする指導を行っております。
「やってみる」「できる」というのは言い換えれば「使いこなせる」ということです。
英単語や世界史用語、数学の公式など、知識を知っていても使いこなせなければ完璧とは言えません!
「英単語は、英語長文を読む上で2秒以内にすぐ意味が思い浮かべられるだろうか」
「2次試験の世界史は論述問題が出るけど、暗記した用語同士を結びつけて覚えているだろうか」
こういったことをチェックし、穴を一つ一つつぶしましょう。
特に数カ月前だったり、1年以上前に取り組んで、その時は「完璧にした」参考書であっても、これだけの日数を挟んでいるので、忘れている事項が増えていてもおかしくありません。
過去問演習をした後は分析をし、復習する
「やってはいけない勉強法」の項でも書きましたが、過去問を解いてそのまま放置することは、しつこく書きますが絶対にやってはいけません!
ではなにをすればいいのか。
前述の「基礎を確認するネタとして使う」というのはどういうことかと言うと、「参考書に戻る」ということです。
例えば、過去問を解いてみて「数学では漸化式が得点できなかった」「世界史で西洋美術史が得点できない」ということがわかったのなら、数学や世界史の参考書の該当分野に戻って復習するということです。
また、過去問を解いていくと各教科ごとに「苦手な分野」「ミスしやすい問題」というものが、どんどん明らかになっていきますので、そういったものを全てメモに取り、参考書に戻って確認するようにしましょう。
目標点を取るためのシミュレーションをする
シミュレーションについては以前特集したことがあります。詳しくはこちらを参考にしてください。ここでは簡単に記載するにとどめます。
志望校の赤本を見ると、合格最低点のデータが載っています。まずはこの合格最低点を取るために、受験科目ごとに何点とればいいのか常に考えてください。
志望校ごとに、いわゆる「難問」と呼ばれる問題がいくつか出題されるのは事実です。しかしそういった問題ではあまり差がつきません。むしろ、基礎から標準レベルの問題を全て取り切ることが大切で、取り切れないからこそ差がつくのです。安定して取り切っていけば、この合格最低点を難なくクリアできるはずです。
過去問の年数をこなし、合格最低点を安定して取れるようになったら、そこから点数を5点、10点と上乗せして目標点としましょう。
目標点を設定していれば、勉強にも"ハリ"が出るというものです。
受験直前期 モチベーションをどう維持するか
モチベーション、「やる気」ということですが、この直前期にぷっつり糸が切れたかのように学習意欲がなくなる生徒さんがいます。これはなぜなのでしょうか。
受験「直前期」ということは、受験が「そろそろ終わる」ということを同時に意味しています。
”合格”の2文字を手にいれるまで勉強を継続できる生徒さんもいれば、終わりが見えたことで”どうでもよくなる”生徒さんもいます。また、張りつめたものが途端に緩んでしまって勉強に手がつかなくなったり、過去問や参考書の振り返りを行っていく中で「あきらめ」の気持ちが生まれてしまうという方もいます。
これに対して、気合で乗り切るといった精神論でアドバイスするつもりはありません。
「直前期にやる気を失う」のは珍しくない現象であると認めた上で「じゃあどうすればいいんだろう」と考えましょう。
モチベーションの取り戻し方
私がまずお勧めしたいのは、これまで勉強してきた参考書やノートを見返すことです。これまでの頑張りの記録がそこにあるはずですね。
次にお勧めしたいのは「今やるべきことを整理すること」です。整理方法は今回の特集ブログを参考にしてもいいでしょう。整理できていないから不安になるし、”どうにでもなれ”との気持ちが強くなってしまいます。
今回はさらにつっこんで、正直に書きます。
「やれることを全てやり切ったという生徒さんは実際はいません!」
超難関大学に合格した先輩達も、必ず何かをやり残しつつ合格しています。「全てやりきれない」とわかっていても、一つ一つ課題をつぶしていって「合格に1歩、さらに1歩」と、少しずつ近づいていけた人が合格しています。つまり、何が言いたいかというと「下手に完璧主義にこだわらなくていい」っていうことです。
最後にお勧めしたいのは「心身のリフレッシュ」です。
昔の人は「健全な身体にこそ健全な心が宿る」と言いました。もうどうしようもなくなったら、一旦勉強から離れて、身体を動かしてみましょう。散歩もいいかもしれませんが、青森では今後本格的な冬が訪れますので、室内で気楽にできるストレッチ等がお勧めです。身体を動かすと心がリセットできますよ?
ただしリフレッシュする時間を割きすぎると、それは「サボり」となってしまいます。
「落ち着いた」と思ったらすぐ勉強を再開しましょう。
まとめ 過去問と参考書を何度も往復しよう
共通テスト、2次試験、それぞれの対策本と過去問を解いていく中で、明らかになった「基礎部分の抜け」を、それぞれの教科の参考書で確認していく勉強が直前期に望ましいです。
まとめ代わりに、次の動画を紹介します。参考にしてください。
受験生の皆さん、今がしんどい時期ですがラストまで粘り強く自分と戦い続けてください!
応援しています!!
武田塾青森校では無料受験相談を実施しています。
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