皆さんこんにちは。
青森市で大学受験合格を目指すなら武田塾!
武田塾青森校です。
10月に入りましたね。
この時期に受験勉強が順調に推移している受験生ならば、そろそろ志望校の過去問に手をつけ始める時期です。夏休み直後から受験勉強をスタートした方は、遅れを取り戻すべく基本事項のインプットを続けて、今は追い込みに入っていることでしょう(秋以降の計画については以前特集いたしました。まだ見ていない方はこちらを見てみてくださいね)
さて、受験生に限らず高校1年生、2年生の皆さんにも当てはまるのですが、次の質問を投げかけてみます。
「皆さんはスマートフォンと上手に向き合ってますか?」
私はよく図書館に行くのですが、赤本を解いている受験生、教科書を広げている高1、高2生をよく見かけます。そんな現役生、既卒生の皆さんの傍らには、必ずといっていいほどスマホがありました。
よく見ると、30分勉強してはスマホを見る、30分勉強してはスマホを見る、その繰り返しで「あれじゃ頭に入ってないだろうなぁ」と思わず心配してしまう生徒さんを見かけることがあります。
今回は、スマホ依存で勉強できない方向けに、スマホとの上手な向き合い方を特集します。
スマホとの上手な付き合い方 スマホ依存と成績について
昨今は小学生でもスマホを持っているという時代であり、持っているのが当たり前という世の中です。
スマホ生活があまりにも便利であるため、手元にないと途端に不安になったり、特に用もないのに手にとって見てしまうといった依存傾向を持つ人が増えてきました。特にそれが受験期であれば、とても深刻な問題で、スマホを使用する時間がそのまま「勉強時間の短縮」、さらには「成績の低下」へと繋がってしまいます。
「いやいや、一問一答のアプリがあったり、スマホで使う辞書とかあるじゃないか」
そんな声が聞こえてきそうですし、私自身もよく英語のリスニングでスマホを使っているので気持ちはよくわかります(これについては後述します)。しかし、とても残念?なことに成績低下を客観的に裏付けるデータがあります。平成26年度に国立教育政策研究所が調査した「スマートフォンの使用時間と成績の変化について」というデータがあるのです。
この調査によると、「1日4時間以上スマホを使用する生徒」の数学の平均正答率が55.7%であったのに対し、「30分以内しか使わない生徒」の平均正答率は72.7%でした。
「スマホがないとイライラする」
「スマホをついつい使ってしまう」
こんな自覚をお持ちの人は「ケジメをつけながらスマホと向き合うこと」がとても大切です。
蛇足ですが「そもそも」論で言うなら、
大学合格に対するモチベーションが高ければ高いほど、スマホ云々という議論は起きません。
以前、モチベーションをどう高めるかについて特集しました。まだ見てない方は見てみてください。
・オープンキャンパス情報 参加でモチベーションをUPさせよう!
・受験準備~5月末までには必ず終えておきたいこと3項目厳選!
スマホとの上手な付き合い方 「スマホ休憩」は休憩ではない
休憩中ならスマホを触ってもいいじゃないか。
こう思う方はいらっしゃると思いますが、休憩というのは本来、体と脳を休ませる時間のことです。
・光が刺激となってしまって目が休めない
・いろいろな情報を処理することで脳が休まらない
・休憩がどんどん伸びていってしまって、もはや休憩時間と言えなくなる
ストレッチなどをして体をほぐしたり、目を閉じてリラックスしたりなど、本来の意味での「休憩」をするようにしたいものです。
スマホとの上手な付き合い方 勉強時間は勉強に集中しよう
皆さんは経験的に、次のことに深く同意してくれるはずです。
「集中できる時間は有限である」
したがって、やることを多く抱えれば抱えるほど集中力は分散してしまい、効率がどんどん下がっていきます。「やること」というのは当然スマホも含まれます。
・電話がくるかもしれない
・LINEがくるかもしれない
・既読をつけないといけない
・英単語を今日は200個覚えないといけない
・明日の計画を修正しないといけない
上記を同時進行したとしたらどうでしょう。やるべきことへの集中力が分散していきます。例えば電話1/5、LINE1/5、英単語1/5といった具合に分散します。集中できる時間は有限なのですから、上の例で言えば、MAXの時間を全て英単語に注いだほうがいいのは自明です。
また、スマホ一つでできることが電話、メール、SNSなど多岐にわたるため、スマホを見るだけでそれらが頭をよぎり、集中力を欠くことにもなりかねません。
皆さんもご経験があるでしょう。通知音が鳴ったり、振動機能が作動したり、そのたびにいちいちスマホをいじっていたのでは、とてもじゃないですが意味ある勉強時間とは言えません。
スマホとの上手な付き合い方 具体的にどうするか
勉強時間はご両親にスマホを預けてしまう
手元にあるから依存してしまうのであって、なければ依存心も発生しません。「自分でどうしても管理できない」という方へお勧めの対策です。「親に勝手にスマホの中身を見られるのは嫌だ」と言う方は、パスワード設定ができますから大丈夫です!
「これから勉強するんで、気が散るからちょっと預かってほしい」
とご両親に言えば、喜んで協力してくれると思います。
時間を決めてスマホを使う
鋼の精神を持つ方向けです。
自分に甘くて「時間を決めても守れる自信がない」という方は上記「ご両親に預ける」という方法のほうがお勧めです。学校へもできればスマホなしで登校します。
スマホ時間が自動的に少なく済むように、スマホの使い方を普段から限定していた人が向いています。例えば「SNSしかしない」「動画しか見ない」・・といった使い方なら、それを絶ちさえすればいいわけで、時間を決めやすいです。
友人同士でスマホを絶つ
10代の皆さんにも「人づきあい」というのがあり、LINEといったSNSでの繋がりは馬鹿にできない大きなコミュニティを作り出しています。「既読がすぐつかないと落ち着かない」という方がたまにいますが、これはスマホ依存の典型でしょう。
特に受験生の方へ言いたいのですが、受験仲間であるからこそ、スマホが勉強の障害になっていることは(お互い言葉には出しませんが)うすうす感じていることだと思います。
「ダメだとわかっているけど、やめられない」
そんな気持ちは友達も持っています。一度友達同士で腹を割って話し合い「〇時から〇時までスマホ絶ちをしよう!」あるいは「合格するまで封印しよう!」などと呼びかけてみてください。案外うまくいくと思います。
スクリーンタイムを見てみよう
「スクリーンタイム」という機能をご存じですか?
スマホの【設定】から「スクリーンタイム」はすぐに見つかると思います。
これをみると自分が〇時間〇分画面を見ているか、よく使うAppは何か、果ては「休止時間」というスマホを見ない時間を設定することもできます!
スマホ依存をやめたいけどやめられないという方はぜひ調べてみて下さい!
その他の方法
箇条書きにします。参考にしてみてください。
・通知機能、振動機能をOFFにする
・友達と一緒に勉強して、お互いを注意しあう
・勉強中はスマホの電源は切っておく
・スマホはかばんの中に入れ、手元に置かない
・タイムロッキングコンテナ(※)に入れておく
※タイムロッキングコンテナとは、使用を制限したい物を入れておけば一定時間取り出せなくなるものです。ここで詳しくは紹介しませんが、興味があれば「タイムロッキングコンテナ」で検索してみてください。
スマホとの上手な付き合い方 スマホを使った勉強は「勉強」か?
肯定派と否定派に分かれ、議論がつきないテーマです。
スマホの勉強アプリは厳選して絞る
例えば、武田塾が推奨している英単語集の一つである「ターゲット1900」の音声はダウンロードして使うことになっています。スマホ全盛の時代ですので、スマホに落としてリスニング演習という使い方は一般的です。
また他にも、勉強に関する一見便利なアプリは多数存在しており、保護者さんの目線で、お子さんがスマホをいじっているからといって全て「怠けている」と考えることはできません。
しかし、冒頭に述べたように「スマホ時間が長くなればなるほど成績が落ちる」というのは客観的なデータであり、裏打ちされてしまった事実です。結論を述べましょう。
「スマホで使うアプリを厳選する」
これをぜひ行ってください。
わざわざスマホのアプリにしなくてもいいようなもの、例えば辞書は、学校で電子辞書が配られているでしょうし、一問一答形式の問題集アプリなどは、参考書で同種のものがあるなら、わざわざスマホにおさめる必要がないものです。また、ご家族の連絡手段として使っているなら、連絡手段「だけ」のものとして割り切ることも必要でしょう。
スマホで勉強すべきもの、スマホに頼らざるをえないものをどんどん絞っていき、スマホに依存しない学習体制を作りましょう。
調べものは後でまとめて行う
インターネットの検索機能は便利ですが、情報の信ぴょう性を判断するのは難しいことです。まずは、調べものをインターネットに頼るのは危険であることは前提として認識しておきましょう。
勉強中に調べたいことが出てきたら、付箋などを付けておいて先に進みましょう。そして、勉強が終わったらまとめて一気に調べます。
武田塾では調べものは参考書で行います。スマホなんて使いませんよ?この時、学習している参考書の振り返りができますので、復習も兼ねることができ一石二鳥のやり方と言えます。
スマホとの上手な付き合い方 スマホがテーマの英語入試問題
スマホをテーマにした英語の入試問題が出たことがあります。
例えば、2020年の独協大学の入試問題では、「高校でスマホやタブレットなどの禁止について」をテーマに自由英作文が出題されました。また高知大学と名古屋工業大学(いずれも2020年)においても、「授業中のスマホ使用」について自由英作文が出題されております。他にも名だたる大学がスマホをテーマに出題していて、早稲田大学(2020年)でも「若者にとってスマホは害か」、日本医科大学(2020年)では「高校での勉強で変えるべきこと」を出題し、スマホの影響を論じさせています。
大学側がこれだけスマホについて出題しているのは、教育現場としての危機感を反映しているからでしょう。
推薦合格にしろ一般受験合格にしろ、努力をして入った大学において、教職員の講義をそっちのけでスマホばかり見ているという状況は、やはり褒められたものではありません。
まとめに代えて スマホで仕事をしている人はいない
イメージしてください。
将来皆さんが大学に合格し、その後、就職して仕事に就く時、パソコンで仕事をすることはあるでしょうが、スマホで仕事をすることは少ないでしょう。その時、社会人となっている皆さんにとってスマホはほぼプライベートだけの使用であり、会社で使ったとしてもあくまで連絡手段の一つであって、世の中でよほど革新的な変化がない限りは、仕事へ活用することは少ないと思っていいです。
スマホと上手に付き合っていく方法を、高校生である今のうちから身に着けておきましょう!
それはまた、仕事とプライベートを明確に切り分けるという「社会人の常識」を身に着けていくことにもつながります。
皆さん、スマートフォンとはうまく付き合ってくださいね!
武田塾青森校では無料受験相談を実施しています。
「勉強のやり方がわからない、、」
「どの参考書を使えばいいのかわからない、、」
「塾の授業を受けても意味ない気がする、、」
受験に関する悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます。
========================
武田塾青森校では無料受験相談を実施しています。
「勉強のやり方がわからない、、」
「どの参考書を使えばいいのかわからない、、」
「塾の授業を受けても意味ない気がする、、」
受験に関する悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます。