みなさま! こんにちは!
武田塾尼崎校です
今回のテーマは、過去問の点数の上がり方についてです!
10月ごろから過去問を本格的に、週あたりに1年分のペースで解き始める受験生は多いと思います。
ただし、実際点数をどう伸ばしていけばいいのか、伸び悩んでいてこのままでいいのかなど不安は沢山あると思います。
そのため、今回は点数が伸び悩む時期や不安定な時期も、乗り越えるための具体的な対策法を伝授します。合格点を安定して取れるまでのプロセスを理解し、効率よく成績を上げ、志望校合格を勝ち取ろう!
今回は私立志望と国公立の2次に関する内容で、主に私立志望に関するお話をしていきたいと思います。今は過去問を解いていて絶望的な状態で、このままで実際に成績が上がるのか不安で今後が見えない人が多いと思います。
武田塾のYouTubeで、過去問演習、復習の仕方や、その際に大事なポイントなどを細かく解説した動画があるので、もし見ていない受験生がいたらぜひ下のリンクから見ておいてください。
それでは、実際に点数がどう上がっていくか、期別に紹介していこうと思います。
① シンプル実力不足期
まず受験生が初めに通る時期に、シンプル実力不足期があります。過去問で3~4割の点数を取っている人は、
シンプルに実力が足りていない知識があることに気付くことが大切です。
例えば私立の英語の問題を分析していくと、単語or熟語or文法or動詞の語法など、様々な面において知識の粗が出てくる時期になります。
「Vintageをやるだけやったけど、実は点数を取れるほどの知識は付いていなかった」
「システム英単語帳をやったけど、あまり覚えきれていなかった」
などなどたくさんの反省をすることが出来る時期なので、参考書のやり方を深めるきっかけにしましょう。
システム英単語であればミニマルフレーズを覚える、派生語を覚える、
vintageであればまとめのページで整理されているものを全部覚えるなど、やるべきことはたくさんあると思います。
これらをしっかり行い、足りない知識をインプットすることで次の時期に進みましょう!
② 内容戦略 磨く期
知識がある程度入ってきたあと、次に課題になるのは分析することです。
例えば、英語の長文問題などの内容一致問題で不正解になった時、原因を探すのは難しいと思います。
「回答根拠の場所の単語は分かっていたものの文章の意味を履き違えていた」
「選択肢の細かい部分を雑に読んでしまって誤答を選んでしまった」
などたくさんのケースをしっかり考えていかないと行けないからです。
そのため、この時期は知識をつけた後、内容一致問題の正答率をあげる時期になっています。
そのためには、先程の例のような英語の問題では正しい長文の読み方を習得することが大切になります。
長文の読み方に関しては、森田先生が正しい英文の読み方について解説した動画のリンクを下に貼っておくので、ぜひ1度目を通しておいてください 。
勉強+戦術を練ることで更なる成績up!?
内容戦略 磨く期は勉強以外にも大切なことがあります。
それは内容理解の他にも各大学の難しい問題に対してどう挑むか、しっかり戦略を練るということです。
実際に受かる人、受かった人というのは各設問に対してどのように解けば正確かつ、最速で答えに辿り着けるかという考え方のルートをしっかり作り出せた人です。
それらを作るためには答えを知っている状態で過去問の分析・検証を行い、受かる人の解き方を考えて自分に取り入れることが大切です。
ただし、この作業を1人で行うのはとても大変だと思うので、自分が受験する大学の合格講座や、
ほとんど全ての主要大学に関する特徴や考え方をまとめてくれている
関先生の関語りYouTubeや森田先生が武田塾チャンネルや森田先生自身のチャンネルで各大学の傾向などをお話されていたりもするので、ぜひ有効活用してください!!
③ 時間 間に合わない期
この時期は基本的に先程紹介した2つの時期と同時に現れる時期だと思います。
この際に、時間を気にするのは1番最後だという事をしっかり覚えておいてください。
知識や実力がついていないのに時間を気にしていても何も改善しないからです!!
まずは時間無制限で問題を解けるようにして、その後に時間が無い原因を分析、対策していくようにしましょう。
この時、どうしたら時間が間に合うかを真剣に考えて、時間内に解き終わる方法を諦めずに見つけだすことが大切です。
実際に合格する人は間に合っているので、何かしらの方法は絶対にあるはずです。
実は色々ある!?時間を間に合わせるテクニック
主な対策としては、解く順番を変えるだけで時間に間に合ったり、各大門ごとに目安の時間をつけて、その時間内に単体を仕上げていく勉強の仕方などがあります。
そのため、実力や知識がそれ相応について来てからはその勉強にかける時間が浮いてくるので、
過去問をやるペースを上げて、演習で力をつけていきましょう。
また、演習を積んでいくことで爪の甘い分野などが新しく見えてくると思うので、
その対策に時間をあてることも大切です。
④ 点数ブレブレ期
知識も入れ、設問ごとの考え方も身につけ、時間配分も練習した上で躓いてしまうのがこの点数ブレブレ期です。
例えばボーダーが65点の大学の過去問を解いていて、70~72点を取れる時もあれば50~55点を取ってしまうときがあるとします。
この時に重要なのは‘’相性が悪かった‘’、‘’調子が悪かった‘’で済ませないことです。
下ブレした原因を突き止めることは、自分の気づいていなかった弱点を明らかにするチャンスになります。
苦手なテーマが理由である場合「難関大合格に必須の最新テーマ20FINAL時事英語」や「話題別英単語リンガメタリカ」などでテーマ補強をしたり、時間配分などの戦術ミスが原因ならば次からどう対策すれば良いかということが明らかになります。
出来なかったという事実を真摯に受け入れ、メンタルを落とさず慢心もせず、しっかりと原因を明らかにすることでことで下ブレする可能性を減らしましょう。
⑤ 安定期
この時期まで来た受験生は、大学受験において最も大事な要素である『自信』がつくと思います。
自分はこの大学なら受かる点数が取れるという安心感は何よりも合格の可能性を上げてくれる要素です。
受験会場で「この分野は出て欲しくない」「調子良かったら受かるのに・・・」などと考えている心に余裕のない受験生は多いですが、そういった受験生は結局落ちてしまうことが多いです。
というのも、そういった受験生はメンタルが万全な状態じゃなく、冷静さを欠いているので入試本番で問題が難しく見えてきたり、英文が読めない気がしてきたりしてしまうからです。
ただし、過去問でボーダーに余裕を持った点数を取れるようになってくると「どんな問題が来ても受かる」という自信がつくので、少し乱れてもいつものペースにしっかり戻すことができます。
本番何が起きても点数が取れる状況を作るためにも、1~2月の本番直前に安定期に入ることを目指しましょう!!
まとめ
以上がリアルな過去問の点数のあがり方でした。
今「シンプル実力不足期」の人も、受験生がみんな通る時期なので、自分には出来ないと思わず、今後こういう壁があるということを理解して、その壁を1個ずつ乗り越えていくことて合格の可能性をあげることが大切です。
また、「点数ブレブレ期」の人は1個1個の点数に一喜一憂せず、受験に向けてしっかりと対策を行ってください。
今回の動画のリンクは以下になります。