みなさんこんにちは。武田塾尼崎校です。
今回は10月に入り共通テストと二次試験の勉強の比率に悩んでいる今国公立志望の受験生に向けたお話をしていこうと思います。
もちろん各大学によって配点などは違いますので前半は共通テストの比率が高い大学・後半は二次試験の比率が高い大学の二つに分けて話していこうと思います。
ぜひ最後まで読んでいってください。
共テ重視の場合
まず共通テストの配点が高い大学を志望している人は、共通テストの対策を10月から始めていきましょう。
高校ではまだ共通テストの対策の時期ではないという雰囲気があるかもしれませんが、しっかりと10月から早めの対策をしていきましょう。
10月から本番の1月半ばまで約3か月半みっちりと共通テストを対策をやりこんで共通テストで逃げ切りましょう。
これが大まかな基本戦略になります。
ここからは対象を分けてより具体的な方法について話していきます。
①どの教科で何点取るか決めよう
これも至極当たり前なのですが、志望校のボーダーなどを目安に自分が本番取る目標点を決めましょう。
目標点が7割だと普通は上記のように全部まんべんなく7割を取るのを目指すと思いますが、以前に共通テストで点が取りやすい科目などを紹介したように、共通テストの各科目の難易度はかなりバラバラです。特に数学はかなり難しく、共通テストの比率が高い大学を目指している方にとって7割を取るのは至難の業です。
ですのでこれはあくまでも一例ですが、数学を70→60にして、
その分比較的時間をかければ点が取りやすい社会2科目を70→80にして全体的に調整するというやり方もあります。
各教科の得意不得意は個人によってばらばらだと思うので、自分に合った現実的な点数戦略を組んでいきましょう。
数学は難しいから6割・5割にするなど現実的な目標を立てることで、精神的なストレスも軽減しますし、合格する可能性も上がるかもしれません。
今まで受けてきた共通テスト模試の点数を参考にしたり、
今勉強しているこの科目のこの分野は簡単だから稼げるけどここは難しいから捨てようというように自分の感覚を頼りにしましょう。
700点取らなければならないというより、300点分落とせるという風に考えたりして、現実的に可能な目標を立てましょう。
②共通テストの演習をスタートせよ演習から学べ
演習の重要さ
これは特に理科・社会に当てはまるのですが、講義系参考書や用語の参考書だけだと学べるものは限られてきます。
問題を間違えて初めて理解が深まることが多々あります。
なのである程度周回して内容が頭に入ってきたら、共通テストの過去問や駿台・河合塾などから出ているマーク式の問題集で徹底的に演習を積んでいってください。
これらを通して共通テストではここが問われるのかと理解した上で、
きめる!や時代と流れで覚えるなどの講義系参考書を再び読むことで、自ずと共通テストに合った勉強にシフトチェンジ・ブラッシュアップされていきます。
単語の意味を聞くことがほとんどなく、資料問題が多く出来事の順番を聞いたりする日本史探究などでは、
資料問題を意識して講義系参考書に取り組むことで共通テストの傾向になれることができます。
これが共通テストの演習から学ぶべき理由です。ですのでまだ暗記が終わっていない人は急いで暗記を終わらせましょう。
ここからの目標
まずここからの目標は11月月末にある河合塾の全統共通テストプレで本番の目標に近い・あるいは同じくらいの点数を取ることです。
取れればかなり順調ですが、取れなくてもまだ1か月半もの時間があるのでリカバリーしましょう。
共通テストプレを本番だと思って計画を立ててそこまで突っ走ることが重要です。
①で話した各科目・点数の配分や作戦を試す絶好の機会でもあります。
必ず受けておきましょう。
二次試験重視の場合
後半では二次試験の配点が高い大学・学部を志望している受験生への10月のアドバイスをしていきます。
悩みますが、二次試験7割・共通テスト3割くらいの配分がいいと思います。
共通テストのみでしか使わない科目(理系なら国語・地理、文系なら公共・理科基礎など)には触れていないということはないようにしましょう。
一通りの内容は網羅して基礎のインプットは終わっているという状況を作りましょう。この段階が遅れていくと演習を積む時間がなくなってしまいかなり危険です。
11月から入る共通テストの演習に必ず備えておきましょう。
ここから先は二次試験のアドバイスをしていきたいと思います。
①理系:数ⅢCと理科を磨け 文系:英作文と文系数学を磨け
理系は中高一貫を除いて多くの学校で数ⅢCと理科を今教科書を進めている状況だと思います。
ですのでこの遅れを取り戻すために1日の半分以上を理科・数学に費やして仕上げていきましょう。
数学であれば「良問問題集」物理であれば「良問の風」化学であれば「重要問題集」などの二次試験対策の参考書をやっていきましょう。
文系は英作文の話からまずはしていきます。
英作文をやるのは秋にやる人と共通テスト終わりにやる人の二択になってきますが、
共通テスト終わりから始めると時間が足りずなかなか良い英作文を書くことは難しいです。ですので基礎をある程度秋で固めておきましょう。
和文英訳であれば「英作文ハイパートレーニング和文英訳編」
オーソドックスな英作文対策であれば「英作文ハイパートレーニング自由英作文編Plus」などで基礎力は身に着けることができます。
そして「基礎英作文問題精講」で最新のテーマなどにも対応できる等にしていきましょう。
現役生は英作文の対策が遅れがちなのでこの秋の段階で隙間時間などを有効活用して英作文の基礎力をつける必要があります。
英作文は経験の有無がものを言います。慣れていきましょう
文系数学は大門ごとの配点が高く、また文系では英語と国語でそこまで差がつかないので文系数学を得点源にする必要があります。
地方国公立なら「文系数学の赤色」TOCKYなら「文系数学の青色」旧帝なら「プラチカ」を使って演習を積みましょう。
②伸ばす分野を決めて分野ごとに自信をつけろ
正直言うと10月からすべてを理想の状態に持っていくには時間が足りません。
そこで伸ばす・稼げる分野を決めてその分野を集中的に勉強することが重要です。
数学なら確率と複素数などと絞っていきましょう
③過去問演習でアウトプットの機会を確保せよ
本番で点を取るには学力ももちろん大事ですが、蓄えた知識を時間内にすべて発揮できる力も重要になってきます。
その力を身に着けるためには、一つ問題を解いたら休憩して・・・の繰り返しではなく制限時間をしっかりと決めて本番と同じ時間の中で問題を解いて結果を出すことが有効的です。週一回は必ずやってください。
まとめ
以上が今回のまとめになります。ぜひ自分の志望校の配点に合わせて各々対策をして第一志望合格をつかみましょう。今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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