画像:キャンパスマップ
追手門(おうてもん)学院大学は、1966年追手門学院創立80周年記念事業の一つとして開学しました。それ以前は1888年に大阪偕行社附属小学校からスタートし、1945年の敗戦による存続の危機を乗り越え、小・中・高の3学部を要する総合学園として教育活動を行っていました。現在、追手門学院大学には2つのキャンパスに8,000人以上の学生が通っています。
この記事では、そんな追手門学院大学について詳しく見ていきます。
追手門学院大学の偏差値について
追手門学院大学の偏差値は「40.0〜50.0」です。同じ学部学科でも一般入試の2・3教科型と比べて共通テスト利用の受験方式を選ぶと、偏差値が高くなりやすい傾向があります。
追手門学院大学には様々な入試制度があるので、自分が受験しやすい制度を選ぶことができます。
参照:OIDAI入試サーチ
追手門学院大学の学費
追手門学院大学の2025年度入学生の学費を紹介します。
入学金はどの学部も160,000円です。授業料は学部により年間で850,000円〜1,165,000円。他にも施設設備充実資金・教育充実費・学友会費・教育振興会費・校友会費などの諸費用の合計が年間約240,000円。全て合わせると1年次は1,245,000円〜1,540,000円です。
※国際学部・国際学科・グローバルスタディーズ専攻のみ、以上の費用とは別で「1年次夏期海外短期語学留学費用/語学実習費1,200,000円(入学時納付分)」が入学手続き時に必要となります。さらに同年6月に国際情勢を踏まえた過不足分を支払う必要もあり得ます。
2025年度入学生の2年次以降の学費はまだ公表されていないようです。2024年度以前の入学生の2年次以降は、入学金が必要なくなる代わりに、施設設備充実費が入学金と同程度値上がりしており、年間で支払う金額は2年次以降も大きく変わりませんでした。2025年度入学生も同じ傾向であるかは、今後情報が明らかにされた時点で確認する必要があります。
追手門学院大学の理工学部
画像:理工学部新設。2025年4月新校舎開設へ|追手門学院大学
追手門学院大学の理工学部は、2025年度4月からの開設が予定されています。
追手門学院大学の理工学部には39名の教員が着任予定なので、少人数で手厚く指導を受けられる環境が整います。光造型3Dプリンター・水中ドローンなど最新の実験機材が導入され、1年次から最先端の理工学研究に欠かせない機材を利用して様々な実験に取り組めます。2年次から茨木安威キャンパスで学ぶことに伴い、現在1号館が理学部専用棟としてリニューアル中です。
追手門学院大学の理工学部には、4つの学科が設置されます。どの学科も課題解決や価値創造を行うにあたっての思考力を身につけることを目的としています。
数理・データサイエンス学科
数理・データサイエンス学科では、基礎的な数学で論理的思考力を身につけます。そのうえでベイズ統計学・機械学習・深層学習・金融数理などの応用分野の学びを広げます。代表的なイメージは「数理的意思決定によるスポーツ選手のパフォーマンス評価」です。
機械工学科
機械工学科は4つの力学を身につけたうえで、機械設計・製図・次世代自動車技術・宇宙航空工学・ロボティクス応用・マイクロ・ナノ工学など幅広い分野を学びます。代表的なイメージは「ジャイロセンサによる移動機械のアプリ設計」です。
電気電子工学科
電気電子工学科は電気電子分野の基礎となる知識を身につけたうえで、無線通信システム・次世代エネルギー工学・モータ制御工学・半導体・電子デバイス工学などを学びます。代表的なイメージは「次世代バッテリー・超伝導・次世代の情報通信インフラ(Beyond5G)」です。
情報工学科
情報工学科はプログラミングなどの情報の基礎となる知識を身につけます。そのうえでコンピューターグラフィックス・ヒューマンインターフェース・デジタルメディア処理・情報セキュリティなどを学びます。代表的なイメージは「仮想現実と身体拡張(身体と世界のサイバー融合)」です。
追手門学院大学の学部
追手門学院大学の学部を紹介します。
全学部1年次は『茨木総持寺キャンパス』で学びます。
2年次以上になるとキャンパスは2箇所に分かれます。キャンパスごとに学部を紹介します。
理工学部は2025年度4月に開設予定です。
2年次以上『茨木総持寺キャンパス』
文学部 |
日本文学専攻 |
歴史文化専攻 |
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美学・建築文化専攻 |
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国際学部 |
グローバルスタディーズ専攻 |
国際文化専攻 |
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法学部 |
法律学科 |
地域創造学部 |
地域創造学科 |
2年次以上『茨木安威キャンパス』
心理学部 |
心理学専攻 |
人工知能・認知科学専攻 |
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社会学部 |
社会学専攻 |
スポーツ文化学専攻 |
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経営学部 |
経営・マーケティング専攻 |
ビジネス法務専攻 |
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ビジネス心理専攻 |
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情報システム専攻 |
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経済学部 |
経済学科 |
理工学部 |
数理・データサイエンス学科 |
機械工学科 |
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電気電子工学科 |
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情報工学科 |
追手門学院大学のオープンキャンパス
追手門学院大学の2024年度のオープンキャンパスは、7月20(土)21(日)、8月24(土)25(日)に茨木総持寺キャンパスにて開催されます。当日限定で阪急茨木市駅から茨木総持寺キャンパス間のシャトルバスがでます。さらに7月21日(日)と8月24日(土)は香川・岡山方面から無料のバスツアーも開催されます。
プログラムの内容は、25年度から開設される理工学部はもちろん各学部の紹介、入試説明、保護者説明会、各種相談会、キャンパスツアーなどです。
またオープンキャンパス以外にも、8・9月に複数の大学が集まる合同相談会の形式で進学相談会が関西各地で開催されます。入試内容・学部・学科・キャンパスライフについて相談が可能で、入場無料・予約不要・入退場自由です。
追手門学院大学は恥ずかしい?
追手門学院大学は決して恥ずかしい大学ではありません。偏差値35以下の大学がFラン大学と呼ばれることもあるようですが、偏差値をみても追手門学院大学は「40.0〜50.0」とFラン大学ではありません。
さらに、過去の入試データをみてみると、どの学部・学科も受験者数が合格者数を上回っています。定員割れを起こしているということもありません。
参照:過去の入試結果データ
追手門学院大学は、関西では「摂神追桃」といわれる大学群に属しており、知名度もあります。また「産近甲龍」といわれる大学群の併願校としても選ばれることが多いです。
追手門学院大学はどのくらい難しいですか?
追手門学院大学への入学はどれくらい難しいでしょうか。同じくらいの難しさの私立大学は、関東では「大東亜帝国」と呼ばれる大学群に属する大東文化大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学など。関西では摂南大学・神戸学院大学・桃山学院大学など様々な中堅大学が当てはまります。偏差値が概ね45前後の学部・学科・専攻が多いので、高校の授業の内容が十分理解できていれば合格できる可能性が高いです。偏差値45前後の私立大学は選択の幅が広く、様々な個性を持つ大学の中から自分に合った大学を選べます。その中でも追手門学院大学は学生に選ばれる人気の大学です。
追手門学院大学のは何ランクですか?
画像:格付け!追手門学院大学のランク・評判・合格難易度について徹底解説【知らない奴がFラン】
追手門学院大学のランクは「Eランク」です。
追手門学院大学の偏差値は「40.0〜50.0」。共通テストの得点率は「50%〜70%」なので、追手門学院大学は中堅私立大学といえます。同じ大学群に属する摂南大学・神戸学院大学・桃山学院大学と比較検討されることが多いです。Eランクであることから、中堅私立大学の中では比較的入りやすい大学といえるでしょう。
まとめ
以上、追手門学院大学について詳しく見てきました。
追手門学院大学は、就職にも力を入れています。2024年3月の卒業生の就職率は99.0%を誇ります。3年生には全学生を対象に就職・内定獲得を目指したプログラムが行われています。伴走型の就職サポートで就職キャリア・支援課が個人面談などきめ細やかな対応で進路把握率も99.9%を達成しました。
これまでも2019年4月に新キャンパスとして開設された茨木総持寺キャンパスは2025年に新校舎が開設します。これからもますます進化し続ける追手門学院大学。ぜひ受験の選択肢に入れたいですね。