京都産業大学は、京都府京都市北区上賀茂にある「神山キャンパス」に10学部18学科と大学院の10研究科を擁しています。
ワンキャンパスに文系・理系が集約されており、日本最大規模を誇ります。
この記事では、そんな京都産業大学について詳しく見ていきたいと思います。
京都産業大学の偏差値
京都産業大学の偏差値は、45.0〜50.0です。
文系と理系とを比べると、理系の方が偏差値はやや高めの傾向があります。
同じ学部・学科でも共通テストを利用する方式では偏差値が高くなっています。
京都産業大学の学費
京都産業大学の学費を紹介します。
令和3年度〜令和6年度入学生は、どの学年も同じ金額になります。
入学金がどの学部も200,000円。
授業料は、初年度が745,000円〜1,050,000円。
2年次からは、747,000円〜1,060,000円。
授業料の他にも、教育充実費、教育後援費、学生健康保険互助会費、同窓会終身会費与納金、実験実習費など学部によって金額が違いますが、授業料に加えて約30〜50万円の支払いが必要です。
2年次以降、入学金は必要ありませんが、教育充実費が初年度よりも高額になっており、結果として年間で支払う合計金額はどの学年でも同程度となります。
京都産業大学の入試
京都産業大学の入試を種類ごとに紹介します。
公募推薦入試(学校推薦型選抜)
公募推薦入試は11月に出願と入試があり、年内には合否がわかります。
現役生のみ出願可能で、他大学との併願もできます。
一般入試と比べて基礎的な学力で判定されます。
一般選抜入試
京都産業大学の一般選抜入試には、前期日程、中期日程、後期日程と3つの日程があります。どの日程も京都の神山キャンパスだけでなく、全国各地に会場が設けられており、自宅近くの会場で受験できます。
前期日程は3つの日程の中では一番受験するメリットが大きいです。
受験会場も中期や後期と比べてより多くの場所から選べます。
受験日程も1月末に続けて4日間あり、試験問題が毎日異なります。
さらに1日のうちで最大3出願できるので、併願のチャンスが広がります。
同日実施の3制度全てに出願することで受験料の割引があります。
成績上位3%以内になると、2年間の学費が実質半額になる入学試験成績優秀者奨学金制度があります。
入試の制度も前期日程が一番選択肢が広いです。
それぞれの特徴を紹介します。
「スタンダード3科目型」「スタンダード2科目型
最も標準的な入試制度です。
学部によってそれぞれの受験科目を3科目もしくは2科目受験します。1科目100点満点で、その合計点で合否が判定されます。
3つの日程のどれにも採用されています。
「高得点科目重視3科目型」「高得点科目重視2科目型」
前期日程と中期日程で採用されています。こちらは、スタンダード型とセットで出願する必要があり、スタンダード型のオプションのようなものになります。
スタンダード型で受験した科目のうち、高得点1科目の得点を2倍にして合格が判定されます。得点の合計が合格最低点ギリギリの際に有利になる場合があります。
「共通テストプラス」
前期日程と中期日程で採用されています。こちらもスタンダード型とセットで出願する必要があります。スタンダード型の英語と大学入学共通テストの総合点で判定されます。
地理などの京都産業大学独自の入試科目にない科目で受験することが可能です。
「情報プラス」
前期日程でのみ採用されています。「スタンダード2科目型」とセットで出願し、「情報」の科目と合わせて3科目で合否が判定されます。
中期日程は、大学共通テストの自己採点後に出願が可能です。
前期日程と同様に併願制度の充実や、入学試験成績優秀者奨学金制度もあります。
また、前期日程で同一学科に合格した場合は、受験料が返還されます。
後期日程は、1日(1回)の受験で2つの学部・学科への出願が可能です。
文系、理系、生命科学の学部内において、それぞれ併願も可能です。
共通テスト利用入試
共通テスト利用入試には、前期日程と後期日程があります。
どちらも個別の学力試験は課されず、大学入学共通テストの結果だけで合否が判定されます。
出願のタイミングは、前期日程でも大学入学共通テストの自己採点後に可能です。
一般選抜入試と併願することで、1出願目の受験料が無料になります。
複数の学部に併願の制限なく出願可能で、受験料の割引制度もあります。
さらに英語の資格・検定試験などの基準を満たしていれば、英語の得点が満点とされます。
外国語・文化学部では2科目型で出願することもできます。
学部・学科ごとに教科や科目が異なり、科目ごとの配点が設定されていますので、
受験したい学部に共通テストのどの科目が必要かをよく確認しておいてください。
総合型選抜
総合型選抜には、「AO入試」「マネジメント力選抜入試」「次世代型リーダー選抜入試」の3種類があります。
「マネジメント力選抜入試」は経営学部のみ、「次世代型リーダー選抜入試」は現代社会学部のみの募集です。それ以外の学部は「AO入試」で募集があります。
どの選抜方法も、1次試験と2次試験があります。
受験する学部によって「小論文」「講義を受講後、すぐにその理解度を試す記述式のテスト」「プレゼンテーション」「グループディスカッション」など様々な受験の方式があります。
従来のペーパーテストや偏差値では測れない能力を秘めた学生にも門戸が開かれています。
その他の入試
その他の入試では、
「専門学科等対象公募推薦入試」「社会人入試」「帰国生徒入試」「偏・転入試」「外国人留学生入試」があります。
京都産業大学の公募推薦
京都産業大学の公募推薦についてもう少し詳しく見ていきます。
公募推薦には2種類の評価型があります。
1つめは「総合評価型」です。試験と調査書に加えて、資格や部活動なども総合して合否が判定されます。
2つめは「基礎評価型」です。全問マーク式の2科目の試験の得点のみで合否が判定されます。
2科目の内容は、理系も文系も英語は必須。理系は数学、文系は国語、もしくは文系数学のどちらかを選択します。
2024年度までは「総合評価型」もしくは「基礎評価型」のどちらかを選択し、1日1出願でしたが、2025年度からは両方の評価型で1日2出願が可能になりました。
試験日は3日間あるので、合計6出願が可能です。
評価型ごとに募集人員が設けられているので、チャンスも広がっています。
問題も毎日違う内容が出題されるので、複数回受けることで得意な分野が出て高得点を狙えるかもしれません。
試験地も、全国各地に会場が設けられており、自宅近くの会場で受験できます。
併願制度も充実しているので、年内に合格を勝ち取ることで、安心して年を越すことができるでしょう。
京都産業大学の学部
画像:実はスゴい!京産大 | 充実の設備 | FACILITY | 京都産業大学 入試情報サイト
京都産業大学の学部・学科を紹介します。
全ての学部は一つのキャンパスに集まっており、学部や専門の枠を超えた出会いの可能性が広がります。
経済学部 |
経済学科 |
経営学部 |
マネジメント学科 |
法学部 |
法律学科 |
法政策学科 |
|
現代社会学部 |
現代社会学科 |
健康スポーツ社会学科 |
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国際関係学部 |
国際関係学科 |
外国語学部 |
英語学科 |
ヨーロッパ言語学科 |
|
アジア言語学科 |
|
文化学部 |
京都文化学科 |
国際文化学科 |
|
理学部 |
数理科学科 |
物理科学科 |
|
宇宙物理・気象学科 |
|
情報理工学部 |
情報理工学科 |
生命科学部 |
先端生命科学科 |
産業生命科学科 |
京都産業大学は何ランク?
画像:京都産業大学の偏差値・ランク・評判・合格難易度について徹底解説【知らない奴がFラン】
京都産業大学のランクは「Dランク」です。
私立大学の中では中堅に位置しているでしょう。
ちなみに、京都産業大学は龍谷大学とよく比較されているようです。
同じ京都市内にキャンパスがあり、「産近甲龍」と呼ばれる大学群に属していることから偏差値もランクもよく似ています。
実際にどちらのキャンパスにも足を運んで、自分の目で比べてみるのも良いかもしれません。
京都産業大学はどのくらい難しい?
京都産業大学は、「産近甲龍」と呼ばれる大学群に属しており、関西では知名度が高いです。人気もあるので中堅的な位置にあるといえども、簡単に合格することはできません。
京都産業大学の偏差値は45.0〜50.0になるので、大学に進学を希望する学生の中で概ね平均的な成績であることが必要になります。
例えば、偏差値50程度の一般的な高校に通っている場合、学校平均を超えているくらいの成績であれば、合格の可能性が高くなるというイメージでしょう。
京都産業大学の同等レベルの大学はどこ?
京都産業大学と同じレベルの大学は、京都産業大学と同じ関西圏では龍谷大学、近畿大学、兵庫医科大学。
関東圏では昭和女子大学、北里大学、工学院大学、國學院大学、専修大学、学習院女子大学などがあります。
京都産業大学のオープンキャンパス
画像:オープンキャンパス・イベント | 京都産業大学 入試情報サイト
京都産業大学の2025年度入試に向けてのオープンキャンパスの日程です。
開催日時 |
申し込み開始予定日 |
2024年7月21日(日) |
6月28日(金) |
2024年8月3日(土) |
7月22日(月) |
2024年8月4日(日) |
7月22日(月) |
2024年9月15日(日) |
8月19日(月) |
オープンキャンパスの他にも、学生のキャンパスツアースタッフに個人でガイドをしてもらえる「キャンパス見学会」「入試対策講座」や「進学相談会」なども予定されています。
大学に来場できない場合も、動画で視聴することもできますので、京都産業大学のHPをしっかり確認しておきましょう。
参照:オープンキャンパス・イベント | 京都産業大学 入試情報サイト
まとめ
以上、京都産業大学について詳しく見てきました。
就職についても、京都産業大学の先進的な産学連携教育と充実した支援で、2022年度は就職率97.7%を誇ります。
卒業後の進路把握率が100%であるところからも、学生一人ひとりにきめ細かなサポートがされていることがわかります。
入学から就職まで、安心してやりたいことに打ち込める環境が整っている京都産業大学。
ぜひ、選択肢に入れたいですね。