こんにちは、武田塾尼崎校です！！
今回は英熟語の重要性に関してです。
はじめに
川野：皆さんこんにちは！武田塾の川野です！
高田：高田です！
今回のテーマは「英熟語を勉強していない人はヤバい」です。
皆さんは、英熟語帳は買い始めましたか？そして、熟語帳を覚え始めましたか？
まだやってない人はヤバいです！
川野：これはヤバいですよね。
高田：熟語が疎かにされすぎなんですよ。本当に可哀想というか、勿体ないです。
皆さんが熟語をやっていないと、大学受験で不利になるという話をしていきたいと思います。
熟語は単語と同格といいますか、熟語がわからないと長文が読めないわけです。
熟語を覚えていないのに長文を読んでいる人がいると思います。『関正生のThe Rules 英語長文問題集1』に入っている人。
出てくる熟語がわからないのに、長文を読むのはまだ早いです。
3つほど理由を考えてきたので、話をさせてください。
英熟語をやらないとヤバい理由①長文に出てくる
高田：長文の文章中にたくさん出てきます。熟語を知らなければ、そもそも訳すことはできないですよね。単語と同じですよ。
単語の方ばかりに意識が行ってしまっていますが、熟語も普通に出てきますよ。疎かにされがちなんです。
川野：そうです。何よりも問題なのは、実は熟語なのに、熟語であることに気づけていない人が多いということです。
熟語は、基本動詞と前置詞の組み合わせでできていたりするので、見たことはあるんですよね。何となくは知っている。でも、その意味がよくわからないから、曖昧な読みになってしまっていて、英熟語なのかもわかっていない人が多いんです。
高田：気づけていないということですね。
「わからない熟語はない」と思っている人もいるかもしれませんが、気づけていないだけです。実はたくさん出てきているということを伝えたいです。
単語と同列です。長文の中に熟語はたくさん出てきています。気づいていないだけなので、熟語は絶対に覚えましょう！
英熟語をやらないとヤバい理由②問題として問われる可能性が高い
高田：単語よりも狙われます。熟語って、脇役みたいなイメージがありますよね。単語が主役で、長文が主役で、単語の脇役が熟語みたいな。
川野：お弁当で言うと、単語は唐揚げで、熟語はその下にあるキャベツみたいな。
高田：笑わせるな！熟語こそ唐揚げなんですよ。
この単語の意味は何でしょうと問われることって少ないですよね。でも、熟語は問題に絡みまくるんですよ。
私立の長文の過去問を見てください。空所補充問題がたくさん出てきます。
長文の中に空欄があります。”take”の後ろに空欄があって、この空欄にどの前置詞が入りますかみたいな。
こういう問題が結構出てきます。熟語の知識があれば選べますが、熟語の知識がないと正解がわからないんです。
イディオムや熟語は、空所補充問題や言い換え問題など、長文の中で知識問題として、形を変えて出されまくります。
とくに私立の人は、熟語を知らないのはヤバいです。問題に出ます。出るのは単語ではなく熟語です。狙われるのは単語ではなく熟語です。熟語こそ本丸だと思って勉強してほしいです。
川野：本当にそのくらい設問にも絡んできますし、読むために必要なのが熟語なわけなので、しっかり押さえておいてほしいですね。
高田：とにかく出るんですよ。英文法の問題が出る私立大学があるんですけど、文法かなと思っていたら熟語だったということもありますからね。
川野：結局、ただの知識として問われてしまうんですよね。
高田：熟語の知識、イディオムの知識があれば4択の文法問題を解けるということも全然あるので。
熟語ってどこにでも出てくるんですよ。文法問題にも、長文の中にも出てきます。色々なところに熟語が絡んできます。
会話文問題とかにも出てきます。最近だと『速読英熟語』だったら、口語の表現もまとまっていますが、口語の熟語も、会話文問題だと思ったら熟語だったとか、色々なパターンがあります。
英作文にも熟語が使えるんですよ。皆さんは、単語の数を減らしたいじゃないですか。難しい単語を1個覚えるよりも、言い換えて熟語を覚えた方が英作文で使えるんですよ。
極論を言いますと、英語は熟語でできています！
川野：攻めましたね…
高田：冗談です(笑)
単語・熟語・文法・英文解釈など、色々な組み合わせで英語はできていますが、皆さんが思っている以上に、熟語の存在は大きいんです。これは覚えておいてください。
川野：熟語を知ることによって、読むことにも書くことにも、今後、スピーキングをする時にも凄く役立つので、熟語の重要性をここで知ってもらえたらと思います。
これだけではなくて、まだあるんですか？
高田：はい。もう1個あります。
英熟語をやらないとヤバい理由②英文解釈に関わる
高田：これはどういうことかと言いますと、熟語って、何かと何かがくっついて、1つの塊みたいなイメージがありますよね。熟語の怖いところは、分解することもあるということです。
動詞の語法ともとれますし、熟語ともとれるので難しいのですが、私がよく例に出すのがこれです。
動詞の語法ともとれますし、熟語ともとれますし、両方重なっている部分だと思います。
言いたいのは、
こちらのような形がきた時に、from Vingに反応して、「Aが〇〇をすることを妨げる」であることに気づけるかということなんです。
熟語は、分断されることがあるんです。
川野：厳密に言うと、分断はされていないけど、距離が離れてしまっていて、熟語を知らないと「何だこれ…」となってしまうんですよね。
高田：反応できなくなってしまうんですよね。
川野：その繋がりが見えてこなくなっちゃうんですよね。ですが、その知識を知っていれば、長くなったとしても、fromが出てくることを予測しながら読めるので、正確な読みができるということですね。
高田：そういうことです。距離が遠い時に、熟語を知っていないと英文解釈に関わるんですよ。正確に構文をとれと言われた時に、とれないんですよ。
動詞の語法のように言いましたが、色々な熟語が間に入ってくるシリーズがありますよね。
何かしらの名詞がくる時に、その名詞が長い場合に反応できなくなったりするんです。文の構文や文の骨格に気づけなかったりすることがあるので。
熟語が文の骨格を担っているときがあるんです。それが離れていると、より気づきにくくなるので、文の骨格をつかむために「離れている熟語に気づけ！」「熟語は1つの塊ではない」と言いたいです。
皆さんが思っているよりも大きな塊になることがあるんです。それが英文解釈の勉強をするうえで非常に重要です。熟語を無視することは、「正確に構文をとりません」と宣言しているのと同じなんです。英熟語は本当に気合を入れて頑張ってください。
まとめ
川野：今回のヤバい理由をまとめていくと、文法としても出てくるし、解釈にも出てくるし、長文にも出てくる。英語の勉強全般に関わってくるのにも関わらず、なぜか単語にばかり目を向けていて、英熟語を蔑ろにしてしまっているんですよね。そりゃ英語を得意になれないよという話です。
高田：おっしゃる通りです。まとめてくれてありがとうございます。
武田塾で無料受験相談をしますよね。「今使っている参考書を教えて」と聞くと、単語帳は皆さん言うんですよ。『システム英単語』とか、『英単語ターゲット1900』とか、『鉄壁』とか。ですが、熟語帳はかなり少ないです。熟語帳を持っている人の割合は半分以下だと思います。
持ってて偉いねという話もするんですけど、覚えたかどうかを聞くと、まだと言われるんですよね。単語は頑張っているみたいですけど。
熟語も大事なんです。単語を覚えたうえでの熟語ですが、熟語も大事なので、単語だけ頑張って満足しないでください。
川野：単語を覚えた後って、英語の見える世界が変わったと感じられるんですよね。1個ステージが上がるんですよ。
さらに熟語を入れると、もう1段階上になって、こんなにも鮮明に英文が見えてくるのかと感じられるフェーズがくるんですよね。
なので、ぜひ熟語を早いタイミングでしっかりと自分のものにしてほしいと思います。
高田：熟語帳のおすすめは『速読英熟語』『英熟語ターゲット1000』です。
まずは単語帳を頑張ってください。
『システム英単語』でいう1〜1200など、基礎的な単語をマスターすることを最優先にしてもらって、それをクリアしたら、熟語の暗記を始めていってもらいたいと思います。
今回は以上です！
