今回は動画で勉強効率が爆上げできる参考書5選!
ということで、参考書でも動画付きのものが
増えてきています。
そちらを紹介します!!
はじめに
今回は高田先生と川野先生より「動画をフル活用してほしい参考書5選」をテーマに語っていただきました。
最近の参考書には動画がつくようになっていて、便利な世の中になりました。
今までは「参考書だけで理解するなんて無理」「参考書だけだと間違った理解になる」などと参考書、独学、自学自習という勉強法を否定する人もいましたが、動画がついた解説講義をYouTubeやネットで観ると、参考書だけでいけるのではないか!もう参考書学習に勝るものはないのではないかとまで思います。
これが、映像でしか教えられないとなると、その映像を全部観た後で、テキストに書いたメモをノートに写したりと、復習をしてとかなり大変な作業になります。
しかし参考書に動画がついているので、自分が観たい時だけ観られ、効率よく学習ができるところが優れています。
全部観たいわけではない。今忙しいのでわからない「ここだけ」を知りたいとき、ピンポイントで観られるのですから、動画を使わない手はないのです。
そういったわけで、今回は動画をフル活用してほしいおすすめの参考書を5冊、順番に解説をしていきます。
1.「入門英文問題精講」
この参考書は竹岡広信先生(ドラゴン桜のモデルとなった予備校カリスマ講師)が書いた参考書です。
武田塾の参考書ルートで言うと下記のところになります。
①「動画でわかる英文法【読解入門編】」で英文解釈をやる ⇓ ②「入門英文問題精講」 ⇓ ③「関正生のThe Rules英語長文問題集1入試基礎」 |
川野先生が言うには「入門英文問題精講」は動画がついていて、品詞の解説、5文型の解説など英文解釈のかなり基礎的な内容となっておすすめとのことです。
順番としては「動画でわかる英文法【読解入門編】」→「入門英文問題精講」→「関正生のThe Rules英語長文問題集1入試基礎」というルートなのですが、基礎講義という本編とは違う「初めに」的?な内容が動画でまとまっています。
したがって動画に関しては先回りをして「入門英文問題精講」を先に買っておき、初期に学ぶ「大岩のいちばんはじめの英文法」をやるタイミングで観るのが良いです。
本来だったら次でやる参考書の内容を一旦一部だけ先に刈り取ってやってしまおうという感じです。
品詞・句・節・名詞・形容詞・副詞とは何かというレベルまで落とし込んだ基礎の参考書というのは他にもありますが、普通の予備校や学校の授業だとなかなかありません。
でも実際はみんなそこを理解していません。
形容詞と副詞の違いを言える人はどれだけいる?
句と節の違いを言える人はどれだけいる?
名詞句・形容詞節をみんなは見抜けるの?
その辺りの理解が怪しい人が意外と多いのです。
本当は一番の大本であるにもかかわらず、みんながわかっていないところを動画で観ることができるのが「入門英文問題精講」のすごさです。
しかも解説しているのが英語界のドン竹岡広信先生というのがまたすごいです。
そもそも文法を学習し単語を覚えているときに、これは副詞の単語ですが副詞って何を修飾するのかと聞かれて「えっ?」となってしまう人が結構います。
副詞とは名詞以外を説明するもので、形容詞を説明したり、文全体を説明したりします。それを知らずにこれは副詞の英単語とか、文法的にこれは副詞句だからとか言われてもポカンとなってしまいます。
そこをしっかりと徹底的に解説してくれていて、しかも竹岡先生の竹岡節で語ってくれていて理解しやすい動画になっています。
「入門英文問題精講」の本の値段はたぶん1500円くらいですが、その値段で竹岡先生の講義がついていて、しかも本編も充実しているというので、とても贅沢な参考書です。
是非あらかじめ先回りをして一冊買っておいてください。
「大岩のいちばんはじめの英文法」「関正生の英文法ポラリス」などやりながら「基礎講義」はすぐに観終わると思うので、英文法の土台が心配の人は「英文解釈の基礎講義」をぜひ観てください。
2.「秘伝の物理」
次にご紹介するのは物理の参考書です。物理も独学は理解が難しく、結構つらい部分が多い科目です。
電磁気とか力学と言われても文字だけだとわかりにくいですが、この「秘伝の物理」は文字の解説だけでなくQRコードを読み込んだら解説講義を観ることができます。
物理で講義つきの参考書というのはありがたいですね。
「秘伝の物理」は紙面だけでもかなりわかりやすいのですが、本当に物理が苦手な人はそのわかりやすい解説でもいやちょっとわからないなと言い始めてしまう人が結構います。
そんな人はせめて動画だけでも観てみましょう。
動画から入っていくとアレルギーが緩和されて入っていきやすくなります。動画を観ることをきっかけとして紙面を読み、なるほどと理解が深まればいいと思います。
特に物理は紙の説明では限界も正直あると思います。
例えば
物体がこう運動をしている 波がこういうふうに波形になっている
ドップラー効果というのは何かイメージがないと伝わりにくいところがあるので、その場合に動画を活用すれば、独学もきつくなくなってくると思います。
紙面でいけるところはどんどん進めて、わからないところは動画を観るというようにハイブリットにやっていくのが一番良いと思います。
そういう意味では「秘伝の物理」は結構革命的な本だと言えます。
他にも「宇宙一わかりやすい高校物理」、「橋元の物理をはじめからていねいに」など
物理が苦手な人向けの本はありますが、この「秘伝の物理」はイメージで理解したい箇所が動画で解説されていて安心して学べる1冊です。
他にもスタディサプリの物理の授業とか学びエイドの物理の授業とかと組み合わせてと他と組み合わせて学習する方法は物理には結構相性がよいと思います。
3. 「新・現代文レベル別問題集」
これらの参考書は、意外とみなさん見逃しがちですが一番最初のページに動画がついています。
これは読解方略という「新・現代文レベル別問題集」シリーズで一貫して使う文章の読みかたを教えてくれる約1時間くらいの動画です。
参考書をやる人は絶対に観て欲しい内容になっています。
ただ映像はちょっと古めかしいです。
古臭さを感じてしまい、それを観て「なんだこの映像少し低クオリティだな」と離れてしまう人がいるかもしれないけれど、話している内容はとても面白いです。
「新・現代文レベル別問題集」はそもそも解くということよりも圧倒的に読むというほうに比重をおいている本です。
この文章を読むときは脳内活動と言って「こういうふうに考えながら読もう」といったことを扱っている本なのです。
その脳内活動でよく使うパターン「こういう文がきたときは言い換えてあげよう」など
5つの読解方略が扱われています。
①具体化
②追跡
③予測
④位置づけ
⑤モニタリング
例えば①の「具体化」の場合は現代文が得意な人は文章を読みながら自分の頭の中で具体的に言い換えたりすることができます。
現代文が苦手な人は、ただ文字を読んでそれで終わってしまっています。
内容が全然頭に入ってこない!
「ここでできる人はこう考えるんだ」ということをこの参考書では現代文の全体に使える指針を教えてくれる講義動画が1時間に収録されています。
その動画を観た上で「新・現代文レベル別問題集」をやらないと本当の意味で解説を理解できない危険があります。
紙面だけでは触れられていない「具体化」について、少し余談的な話しも入っていて、ラジオ感覚で楽しみながら聴くことができます。現代文に関しての考え方を改めて考え直させられる本当に深い動画になっているので是非参考にしてもらえたら良いと思います。
通学時間などでもしっかり聴けるような内容になっています。
現代文ができる人の脳内思考を学べる現代文のいしずえになる1冊として活用してください。
4.動画でわかる英文法「読解入門編」
この参考書は英文解釈の参考書になっています。
「関係代名詞のthatを見抜く」といったような感じで各文法や各英文を読むうえで重要なテーマを「○○を見抜く」というタイトルで例文つきで文の読み方・考え方・プロセスを教えてくれる参考書になっています。
そこに載っている全部の例文の読み方をQRコードで読み込めば動画で観られます。
動画解説が参考書と同じことを言っていてただの読みあげ動画になっていたらあまり意味がありません。
しかしこの参考書の動画は、この文章、この解釈でここを抑えて欲しいというピンポイントを語ってくれています。プラスアルファの知識もくれながら話すので本当に参考になります。
特に解釈になるとどうしても目で追いながら理解していくというのが大変です。
しかし耳を使いながら学べると苦手な人も入っていきやすいと思います。
全部の動画を観るのはしんどいし効率的に良くないです。
特につまずいた箇所や、少しややこしいなこの文といった箇所を積極的に観れることは、参考書ではなく動画で観るメリットだと思います。
大事なところが要点になっているため動画の方が伝わりやすかったりします。
文字で見るよりも動画でみて、さらにここが大事なんだ!と言ってもらえるという解説は入りやすかったりします。
まさしくハイブリットな紙面と動画の両方の良さを兼ね備えた英文解釈の参考書です。
5.「数学基本大全」
これは数学の基礎的な参考書です。
すべて学びエイドの香川先生という鉄人講師が教科書の例題から始めるような基本的な問題について扱っていて数学の各問題について解説をした参考書になっています。
以前、武田塾で香川先生にも登場をしていただいたことがあります。その時の動画も是非観てみてください。
🔳おすすめ動画
学びエイド数学の鉄人!香川先生に聞く「学びエイドの映像授業」とは?|受験相談SOS【特別編】
数学はわからない問題でつまずいてしまうので、動画付きの参考書はかなり安心だと思います。
「数学基本大全」はこれまでは数Ⅱまで出ていたけれどこれから数B・Cも続々発売されていく予定です。
川野先生は香川先生と話したことがあり、そこで受験生はどんな動画を求めているのですか?武田塾チャンネルのひとにもぜひ役立つ動画にしたいと言ってくれたので、
つまずきそうなポイントをズバッと教えてくれるような動画があったらみんな喜ぶのではないかと言ったところ、どんどんブラッシュアップした動画を撮ってくれています。
数B・Cがパワーアップされるだけではなく、他もどんどんアップデート版が出てきています。
数学は特にベクトルとか数列とか結構考え方が重要な分野になっているので香川先生の講義がついているとかなり心強いです。
数学でつまずいていて動画で学びたい方におすすめな数学の参考書シリーズです。
さいごに
高田先生と川野先生から、おすすめの動画がついている参考書を紹介していただきました。
今の時代ならではの動画付き参考書というメリットを存分に活かしてハイブリットな最強な参考書学習を実践してください。
効率的に学習を進めていくためにも動画で勉強をするということは大事です。
動画で勉強効率が爆上げできる参考書5選!是非参考にして合格を勝ち取りましょう。