受験生の皆さん、こんにちは。
英語学習において、自分に合った参考書選びは非常に重要です。
2024年度に向け、皆さんの受験準備を完璧にサポートするため、武田塾が厳選した英語参考書をご紹介します。本記事では、基礎レベルから旧帝大レベルまで、各レベルごとに必要な学習内容と最適な参考書を解説していきます。
基礎徹底レベル
英語の学習における基礎固めこそ受験勉強の始まりです。
特に中学レベルの英語の徹底的な再確認と基本文法の理解は、受験英語の土台を築くうえで不可欠です。本章では、基礎徹底ルートとして中学英語の復習から始め、文法の基礎をしっかり押さえるための参考書を紹介します。
大岩のいちばんはじめの英文法
中学英語の基礎からスタートし、高校入試レベルまでの英文法を網羅します。
英語が苦手な高校生や受験生に最適で、文法の理解を深めることで、英語の全体的な得点アップに繋がります。特に英語に自信がない受験生や基礎から英語を学び直したい受験生は必読です。
特徴
基礎からの徹底的理解:
中学英語の基礎から、高校入試レベルの文法を一通り学べます。
これにより、英語の基礎を固めることが可能です。
講義形式での分かりやすさ:
書かれた内容が講義形式であり、読むだけで理解が深まります。
大岩先生の映像授業を書籍化したようなスタイルで、理解しやすいです。
実用的な学習法の提案:
苦手な文法項目を自分の言葉で説明できるようになるまで繰り返し学習する方法が提案されています。これにより、実践的な文法知識が身につきます。
詳細
この参考書では、英文法の学習を中学基礎から始め、高校1年生で習う内容までしっかりとカバーしています。授業形式での説明により、文法のポイントが把握しやすくなっています。
武田塾のルートでは、特に英語の基礎が不安な受験生や、これまで英語学習で伸び悩んでいた生徒にまずはこの参考書をおすすめしています。
大切な文法項目を理解し、自分の言葉で説明できるまで練習することが重要です。
高校偏差値50代の生徒や、中学時代から英語が苦手だった生徒は必須の参考書です。
中学英語の再確認
中学英語の復習は、受験英語の基盤を固める上で極めて重要です。
多くの受験生が、この段階でつまずき、後々苦労するケースが見られます。
中学レベルの英語では、基本的な単語や文法構造をしっかり把握することが求められます。
ここで重要なのは、「わかった」という感覚に満足せず、実際に言語を使って表現できるまで学ぶこと。特に、文法の各テーマを理解し、自分の言葉で説明できるようになるまでの繰り返しの学習が不可欠です。
日大レベル
日大レベルの英語受験は「長文読解力」の習得が非常に大事とされています。
実は、長文問題は多くの大学入試で一番出題されており、これを解く力こそが合格への大きな近道となります。
では、どうすれば長文を効果的に読めるようになるのでしょうか?
重要なのは、基礎固めから始め、順序よくステップアップすること。
文法の理解から始め、次に単語や熟語の知識を深め、最終的には長文読解力を鍛える。
これが武田塾流の勉強法です。
今回は、この基礎固めのプロセスと、それを支える参考書を紹介します。
速読英熟語
熟語の理解を通じて英語の長文読解力を高めることを目的とした参考書です。
文脈の中で熟語を覚えることを重視しており、これにより効率的な読解が可能になります。
特徴
文脈での熟語学習:
文章全体の理解に焦点を当てるのではなく、熟語を優先的に学習するアプローチを採用しています。
長文読解力の向上:
熟語の理解を深めることで、長文読解の基礎力を向上させることができます。
書き下ろしの英文と豊富な音声:
大学入試に役立つトピックを含むモノローグや4コマ・イラストを用いた英文が書き下ろされています。英文解説も充実しており、理解の深化に役立ちます。
詳細
英語の熟語を文脈の中で学ぶことに重点を置いた参考書です。
武田塾では、この参考書を英語の長文読解力向上のために特におすすめしています。
実際の文中で熟語がどのように使われているかを理解することで、熟語の意味だけでなく、その用法も自然と身につけることができます。
また、付属の音声教材を利用することで、リスニング力も同時に鍛えることが可能です。
さらに、余裕のある学生は、類義語や反意語も確認しながら勉強を進めていきましょう。
関正生の英文法ポラリス 1
英文法ポラリスシリーズは、中学英語の基礎から高校入試レベルまでの文法を網羅します。日大レベルでは、文法の理解を深めることで、英語の全体的な得点アップに繋がる為、英文法ポラリスは非常におすすめです。
特徴
基礎からの徹底的理解:
中学英語の基礎から高校入試レベルの文法まで一通り学ぶことができ、英語の基礎を固めることが可能です。
講義形式での分かりやすさ:
内容は講義形式で書かれており、読むだけで理解が深まる構成です。
まるで、大岩先生の映像授業を書籍化したようなスタイルで、理解しやすくなっています。
実用的な学習法の提案:
苦手な文法項目を自分の言葉で説明できるようになるまで繰り返し学習する方法が提案されています。実践的な文法知識の習得に役立ちます。
詳細
武田塾のルートでは、特に英語の基礎が不安な受験生や、英語学習で伸び悩んでいた生徒にまずはこの参考書をおすすめしています。文法の重要なポイントを理解し、解答を自分の言葉で説明できるまで練習してください。
MARCH・地方国公立レベル
続いて、MARCHや地方国公立レベルです。
このレベルになると、これまで積み重ねてきた単語・熟語・文法の基礎知識を更に深め、英文解釈と長文読解の能力をワンランクアップさせる方法を学びましょう。
ここでは、英文解釈の基礎レベルから一歩進んだ内容まで網羅したものや、速読技術を鍛える参考書を紹介していきます。
さらに、そこから地方国公立大学の記述式試験対策に特化した参考書も取り上げます。
これらの参考書を駆使し、MARCHや地方国公立レベルで求められる読解力、解釈力、そして記述力をしっかりと身につけてください。
関正生の英文解釈ポラリス 1
MARCHレベルから地方国公立レベルの受験生まで使える最適な参考書です。
基礎からステップアップして解釈力を鍛えるこの本は、英文解釈の真の意味を深く理解するために活用しましょう。直訳ではなく、意訳の技術を身に付けることで英文解釈能力は飛躍的に伸びます。
特徴
基礎から応用まで段階的学習:
基本の句・節からスタートし、日東駒専レベルからMARCH・国公立大レベルへと進む構成。
分かりやすい解説:
受験生おなじみの関先生によるビジュアル的に分かりやすい解説で、複雑な文法も簡潔に学べます。
実践的な習得法:
直訳と意訳の両方を学ぶことで、実際の試験で求められるような高度な英文解釈力を養成できます。
詳細
文法の基本から応用レベルの文法事項までをカバーし、受験生が直面する様々な難易度の英文に対応できるように設計されています。実際の試験で役立つ直訳と意訳のスキルも同時に身につくでしょう。
武田塾が勧めるこの参考書の活用法としては、まずは基本からコンスタントに学習を進め、段階的に難易度を上げていきましょう。細かく解説動画や具体的な例文を確認する事も忘れずに行ってください。
英語長文速読
つぎは、英語長文速読トレーニング問題集です。
時間内に長文を正確に読み切るための受験英語で必要な技が身に付きます。
著者の宮下先生による22個の速読ルールで構成されており、”予測しながら読む方法”や”文の重点的な読み方”等他の参考書では教えてくれないポイントが多数収録されています。
特徴
22個の速読ルール:
長文を効率よく読む為の22のルールが、わかりやすく実践的な方法で提供されています。
段落ごとの読解メソッド:
各段落に重点を置き、独自の速読ルールを適用することで文の理解を深めることが可能です。
詳細な解説と構文解説:
問題ごとに選択肢の日本語訳や正解の根拠、構文的なポイントをビジュアルで理解しやすく説明しています。
詳細
この問題集は、時間内に長文読解問題を解くための重要なテクニックが凝縮されています。特に、段落ごとの重点的な読み方と、22の速読ルールを適用するだけでも、英文の論理的な流れや重要ポイントを把握する能力は上がります。
加えて、各問題に対する詳細な解説と、構文的に難しい部分のビジュアル解説が含まれており、これが非常にわかりやすいです。この解説により受験生も自分の間違いを理解出来るのです。
さらに、この問題集には無料の音声教材が付属しており、音読トレーニングを通じてリスニング力も強化できます。実際の入試での長文読解には、単に速読だけでなく、正確な理解が不可欠です。武田塾では、MARCHから地方国公立レベルの受験生には非常におすすめです。
国公立標準問題集CanPass英語
長文読解や記述式問題に特化した内容がメインの参考書になります。
実際の国公立大学の過去問に基づいた問題集で、特に長文読解力と記述力を鍛えたい受験生にはおすすめの一冊です。各問題は出題大学名と難易度、解答目安時間が書かれているので、効率的な自己採点も可能です。
特徴
実戦的な問題セット:
実際の国公立大学の過去問に基づく問題セットは、実際の入試に近い形式で演習することが可能です。
詳細な解説と採点基準の提供:
各問題の解説には、「配点」や「採点基準」が書かれており、自己採点と今後の対策に役立ちます。
別冊の解答用紙付き:
実際の試験環境を模した演習が可能で、実戦感覚を養うことができます。
詳細
武田塾では、地方国公立レベルの英語試験対策には、この問題集をおすすめします。
各問題に記載の出題大学、難易度、解答時間が非常に大事で、自分のレベルに合った効率的な勉強が可能になります。
さらに、この問題集の最大の魅力は、記述式問題の詳細な採点基準です。
自己採点を通じて、どこで得点を伸ばせるか、どのように答えれば高得点が狙えるかを理解しましょう。
ただし、国公立大学の英語試験は多様な問題形式が出題されるため、空欄補充や英作文などはこの問題集に含まれていない点に注意しましょう。
早慶レベル
早慶レベルの受験生の皆さんは、受験まで限られた時間の中で効果的に英語力を向上させましょう。特に英語が得意な学生は、日大やMARCHレベルで推奨する参考書はカットして大丈夫です。
早慶レベルの受験では、各大学独自の問題傾向や解答技術の理解と対策が欠かせません。
理論と実践を兼ね備えた解答技術が大事になるので、受験生は高い水準の英語力を身に付けながら、最適な参考書で効率的に受験対策を進めていきましょう。
今回はそんな早慶レベルの受験生に、武田塾がおすすめする参考書2冊厳選しました。
世界一わかりやすい 早稲田の英語 合格講座
早稲田大学を受験する生徒は必ずこの参考書を活用してください。
早稲田大学の英語試験を徹底的に分析し、合格するための具体的な対策が詳細に書かれています。長年にわたる早稲田の過去問研究から導き出された攻略法が非常に的を得ています。
特徴
徹底的な解説:
各問題に対して詳細な解説を提供し、早稲田大学の英語試験の要点を深く理解できます。
プロによる分析:
早稲田の試験特有の英語力を示し、単語暗記を超えた応用力を鍛えます。
受験生は本番で求められる実戦的なスキルを習得できます。
合格に必要な対策の明示:
限られた時間の中で早稲田の英語で最優先すべき学習ポイントを紹介しており、効率的に合格に向けた対策ができます。
詳細
この参考書の最大の特長は、その詳細な解説です。
たとえば、発音問題に対して3ページにわたる詳しい解説があることが、この参考書のこだわりを象徴しています。このように「紙面の都合より受験生の都合」を優先したアプローチで、早稲田合格に導いてくれます。
さらに、各学部に応じた特徴的な試験対策が展開されていて、あなたの目指す学部に最適な勉強法が見つかるはずです。早稲田大学が求めるのは、単なる単語の暗記ではなく、単語の核心イメージを理解し、使いこなす力ですが、普通の参考書ではなかなかそこまで解説されていません。
また、本書は早稲田に合格するために「絶対にやらなければならない」ことに焦点を当てているので早稲田受験生は必読の一冊です。
関正生の英文解釈ポラリス 2
大前提『英文解釈ポラリス1』で基礎を固めた後に本書に取り組んで下さい。
基本的な文法知識があって、英語得意ですという受験生であれば、直接このレベルからスタートしても問題ありません。
特に、英文解釈ポラリス2では、受験生が現代の試験形式に適応するための様々な情報が紹介されています。
特徴
ビジュアルにわかりやすい構成:
ポラリスシリーズの特徴でもありますが、ビジュアル的に理解しやすくまとめられており、複雑な文法事項も分かりやすく解説されています。
最新の入試対策:
早慶レベルの近年の入試傾向を的確に捉え、現代の難関大に対応するための対策が施されています。
レベルに応じた取り組み:
ポラリスシリーズは、初心者から上級者まで対応しており、英文解釈という細かな対策毎にレベル選択が出来る所も大きな特徴です。
詳細
英文解釈の学習において、文法的な理解だけでなく、文脈や意味の流れをビジュアルに捉えることは非常に重要です。ポラリスシリーズはそのような点を強調し、複雑な構文も直感的に理解できるように工夫されています。
また、早慶レベルの入試では、細かな文法知識だけではなく、文章全体の流れを理解し、その中で各要素がどのように機能するかを見極める力が求められます。
そのような高度な読解スキルを養うためには、英文解釈ポラリス1~2をマスターしてください。
最後に、ポラリスシリーズは、最新入試傾向を的確に捉えているという点も非常に強く、受験生が最新の入試スタイルに対応できるよう導いてくれます。
旧帝大レベルの対策
最後は、旧帝大学を目指す受験生の皆さんに向けてです。
このレベルになると一般的な学習法だけでは不十分です。
特に東京大学や京都大学など、旧帝大レベルの試験に挑むには、その大学特有の試験内容と形式に合わせた戦略と対策が必要になってきます。
試験の個性を理解し、それに応じた対策を立てるのはもちろん、各大学固有の試験形式や傾向に対応した戦略的なアプローチを心掛けましょう。
ここでは、旧帝大レベルの受験生に特におすすめの参考書を紹介していきます。
ポレポレ英文読解プロセス50
まず、京大レベルの受験生にはこの一冊をおすすめします。
京大レベルの受験生の中でも特に、共通テストで8割以上のスコアを持つ受験生には、さらなるステップアップに役立ちます。ただ解説を読むだけでなく、英文の構造や解釈のプロセスを独自の視点で解説しています。
特徴
西きょうじ先生の無料YouTube講義つき:
西きょうじ先生による解説が付いており、無料のYouTube講義で詳細な解説を受けられます。93本の講義があり、最新のトレンドに基づいた学習が可能です。
結果ではなくプロセス重視:
英文の構造を理解するだけでなく、その構造に至るプロセスを重視しています。
詳細
京大のような難関大学では、英文解釈能力の向上が必須です。
特に重要なのは、単に答えを覚えるのではなく、なぜその答えに至ったかのプロセスを学ぶことです。このプロセスを通じて、京大入試などで求められる高度な英語力を身に付けることが可能です。
また、誤った部分や理解が浅かった部分をもう一度復習し、英文を音読してみましょう。
音読は流暢さと理解の両方を高めるのに最適です。
これを何度か繰り返し取り組むことで、より自然に解釈できるようになります。
武田塾では、ポレポレを活用して無意識のうちに英文を正確に読み解けるようになる事こそがライバルと大きく差を広げるチャンスだと教えています。
大学入試英作文ハイパートレーニング 和文英訳編
次に東大レベルの受験生には、こちらの一冊をご紹介します。
東大受験生にとって欠かせない英作文対策の参考書のひとつです。
英作文の問題や和文英訳の記述問題への対応力を鍛えるためにデザインされており、入試で頻出のポイントを網羅しています。
特徴
150の重要例文:
入試に必要な英作文表現を集約し、暗記による対策強化が可能です。
文法テーマ別解説:
和文英訳のための文法ポイントをわかりやすく解説しています。
入試頻出ポイント網羅:
東大をはじめとする難関大の英作文で求められる技術が網羅的に学べます。
詳細
この参考書の利用法は、まず150の例文を徹底的に暗記することから始まります。
この暗記により、正確で効果的な英作文が作れるようになり、試験時の思考の負担ストレスを軽減します。また、文法テーマごとの詳細な解説は、和文英訳の際に出くわす様々な壁に対して役立ちます。
東大受験生は、特にイラスト問題などの独特な形式に対応するために、この参考書のテクニックと表現をマスターしてください。例文や文法ポイントを理解し、実際の過去問を使ったアウトプット練習を積むことで、東大入試の特有の要求に対応できるようになります。
まとめ
受験生の皆さん、このガイドで紹介した様々な参考書を、自分のレベルに応じて活用していき、最終的には自分の本当の志望校合格に向けて頑張りましょう。
文法の基礎固めから高度な解釈技術、実践的な記述力まで、一冊一冊があなたの受験成功において非常に大切な役割を持っています。
武田塾は、受験における英語の重要性をきちんと理解している皆さんに、自信を持ってこれらの参考書をおすすめします。効果的な勉強法と正しい参考書選びで、目標達成へと一歩ずつ確実に進んでいきましょう。