私立文系志望の生徒は、選択科目をコレで決めよう!!
私立文系を目指す生徒の中には、「選択科目どれにしたらいいのだろう…。」とお悩みの方も少なくないのではないのでしょうか。
特に、春から受験生となる皆さんは、科目を選択して、すぐにでも勉強を始めなければならず、本当に悩んでいるだろうと思います。
選択科目は何を選択するのが正解なのでしょうか?
今回の記事では、そんな私立文系の選択科目それぞれの選択するメリット・デメリットをご紹介していきます。
私立文系志望の生徒は、是非参考にしてみて下さい。
選択科目はコレを選べ!?それぞれの科目を選択するメリットを解説
結局のところ、選択科目は「好きな教科を選ぶ」のが最強です。
そう言われても「好きな教科が無い…」と困ってしまう生徒も少なくありませんよね。
私立文系の選択科目それぞれに、選択するメリットやデメリットが存在します。
そのどれを重視するのかは、選択する皆さん次第です。
しかし、「歴史」「政治/経済」「文系数学」それぞれに、どんなメリットやデメリットがあるのかがわからなければ、判断を間違ってしまうかもしれませんよね。
そこで、ここからはそれぞれの科目の選択するメリット・デメリットを紹介していきます。
歴史を選択するメリット・デメリット
歴史を選択するメリットは2つあります。
- 歴史好きにはたまらない
- テストで安定して点数が取れる
それぞれ解説します。
【歴史好きにはたまらない】
選択科目を選ぶには、結局のところ「好きである」ことがとても強いです。
「世界史に興味があります」「大河ドラマとかが好きです」という方は、迷わずに選んでしまいましょう。
また、最近はマンガのストーリーなどにも、世界史や日本史が関わっていることが多く、「マンガの考察が好き」という方にもおすすめです。
【テストで安定して点数が取れる】
入試に関していうと、歴史は安定して高得点が狙えます。
これはもちろん、高いレベルで勉強を仕上げていることが前提になりますが、しっかりと覚えてさえおけば、あとはそれをアウトプットしていくだけです。
これは、どんな大学のテストでも言えることですので、この「安定性」が歴史を選択する大きなメリットであると言えます。
逆にデメリットはこの2点です。
- 満点は狙えない
- 安定した点数を取るには膨大な暗記が必要
歴史には、奇問・難問がありますので満点は難しいですし、安定して高得点を取るには膨大な暗記量が必要です。
これらも考慮したうえで、選択するかどうか判断しましょう。
政治/経済を選択するメリット・デメリット
政治/経済を選択するメリットは2つあります。
- 最近の政治制度・経済システムを勉強するのでイメージしやすい
- 勉強量が少ない
それぞれ解説します。
【最近の政治制度・経済システムを勉強するのでイメージしやすい】
これは、「歴史と比べて」ということです。
歴史で、文化や政治制度の異なる時代の勉強をするよりも、現代の勉強をする方がイメージしやすく、理解しやすいのです。
また、歴史などでは政治制度などの表面的な部分しか学べません。
しかし、政治/経済では制度が「なぜ作られたか」や「どのように運営されているか」など深く学ぶことができ、理解の伴った暗記が出来るところが魅力です。
【勉強量が少ない】
政治/経済は、現代の政治制度や経済システムの勉強ですので、「勉強する前から知っている」部分が少なくありません。
日常生活で勉強が出来ているといっても過言ではありませんね。
逆に、政治/経済で勉強したことが、日常生活にも活きてきますので、「やっておいて良かった科目」であるところも政治/経済を勉強する魅力だと言えます。
また、勉強時間も少なく済むので、逆転合格しやすい科目であると言えます!
逆にデメリットはコレです。
- 受けられる大学が少ない
- 点数が安定しない
政治/経済が受けられる大学がとても少なく、早慶なども受けられません。
また、勉強範囲が狭い分問題の難易度にバラつきがあり、点数が安定しません。
それらのデメリットも考慮したうえで、選択しましょう!
文系数学を選択するメリット・デメリット
文系数学を選択するメリットは、コレです!
- 一発逆転が狙いやすい
入試の性質上、たとえばMARCHを5つ受けるとなれば、5つの内1つで良い点数取れば1つは合格できます。
数学は、問題がハマれば満点を狙える科目ですので、MARCHのテスト5回の内、1回でもハマれば、合格につながるのです。
また、文系数学は満点を狙えるのみならず、得点調整で下がることもあまりありません。
一方、入試の「社会」では、奇問・難問があり80点程が精一杯ですし、得点調整によって下がってしまうことも多いです。
つまり、数学が最も、テストで一発逆転しやすいのです!
最近の入試では、数学を使わないと受けられない大学も存在するため、数学をやっているだけで選択肢も広がりますし、これらの大学を目指したいと思ったときには、大きなアドバンテージにもなります。
また、私立の文系数学では、あまり難しい問題は出ませんので、以下の「基礎問題精講」と「文系数学 重要事項完全習得編」までやっておけば、難なく合格できます。
これだけで合格出来ると考えると、とてもコスパが良いですよね。
また、国語も数学も偏差値50くらいの方であれば、国語の膨大な勉強量をこなすよりは、数学の方がやりやすいのではないかと思います。
逆にデメリットはコレです。
- 0からの一発逆転は難しい
一発逆転できる科目といっても、基礎力は最低限必要です。
全く勉強できていないところから、「受験ギリギリに数学の勉強をして合格できる」といったことは無いので、注意しましょう。
「元々数学が得意だった」という人に最もおすすめの科目であると言えます。
オススメの選択科目は結局コレ!それぞれを比較した結論
好きな科目を選択するのが、最強です!!
ここまで、選択科目それぞれのメリット・デメリットを解説してきましたが、「結局どの科目がおすすめなの?」と思った方も多いと思います。
結論、おすすめの選択科目は優先順に以下のようになります。
- 好きな科目を選択するのがおすすめ
- 数学が得意な人は数学がおすすめ
- 逆転合格を狙うなら政治/経済がおすすめ
- 時間をかけて覚えられるなら歴史がおすすめ
やはり、好きな科目を選択することが一番おすすめです。
しかし、これといって好きな科目がなくて、選択に困っているときには、この優先順で考えてみて下さい。
「周りのライバルは、既に選択科目を決めて勉強を始めている」という危機感をもって、すぐに動き出しましょう!
なお、早稲田・慶応を目指す方は「日本史か世界史が必須科目」になりますので、そのことも忘れずに覚えておきましょう。
今回のまとめ
- 私立文系の選択科目それぞれの選択するメリットをご紹介
- 歴史は「歴史好きにはたまらない」「テストで安定して点数が取れる」
- 政治/経済は「逆転合格を狙える」
- 文系数学は「一発逆転が狙いやすい」
- 結論、迷ったときは「好きな教科を選ぶ」が最強
多くの私立文系志望の受験生が悩んでしまう「どの選択科目を選ぶべきか」を解説してきました。
選択科目それぞれに、選択するメリットやデメリットが存在しますので、「選べない…。」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、私立文系志望の受験生は、すぐにでも選択科目を選択して勉強を始めなければなりませんよね。
この記事を参考に、思い切って選択してすぐにでも勉強を始めましょう!