新視点⁉これから最強になるかもしれない参考書9選をご紹介!!
武田塾講師はたくさんの参考書を読んでいますが、その中には「ここがもったいない…」「ここがこうだったら…」と感じる、とても惜しい参考書が数多く存在します。
しかし、逆に言えばそれらの参考書は、その惜しい部分が改訂されればもしかすると最強の参考書になるかもしれないのです!
そんな改訂が待たれる惜しい参考書を9選ご紹介します!
是非、将来の参考書選びの参考にしてみて下さい。
改訂が待ち遠しい...!これから最強になる参考書9選
「ちょっと表現が古臭い…?」「ダサすぎる…?」これさえ改訂されれば神参考書確定!?
毎年のように次々と新しい参考書が生まれています。
その中で、時代に取り残された参考書や、他に良いものがありすぎて埋もれてしまっている参考書などが数多く存在します。
そんな参考書たちにフォーカスして、良いところと残念なところを解説していきます!!
もしかしたら、今回ご紹介した参考書の中から、神参考書が生まれるかもしれませんので、是非チェックしてみて下さい。
その①「田村のやさしく語る現代文」
まずご紹介するのは、「田村のやさしく語る現代文」です!
この参考書、実は数々の現代文が苦手な生徒を救ってきたとても良い参考書なんです。
そんな参考書の惜しいポイントはココです。
- 言葉を選ばずに言うと古臭い
そう、この参考書はとにかく古臭いんです…。
デザインに全くといっていいほど力を入れておらず、フォントや紙質などとにかく古臭いです。
昨今出版される参考書の多くは内容のみならず、デザインにも力を入れていて、視覚的に興味をひきやすく、また分かりやすく作られています。
そんな現代において「デザインに力を入れていない」ことは、とても残念なポイントですね…。
しかし、この参考書、武田塾のルートでバリバリ現役で使っているくらい内容の良いもので、日本語の助詞や接続詞などを学び直し現代文とはどんな科目なのかを学ぶことができる名著なんです!
そんな名著だからこそ、とてももったいないですよね…。
その②「話題別 英単語リンガメタリカ」
次にご紹介するのが「話題別 英単語リンガメタリカ」です!!
実はこの参考書、昔は難関大志望なら必携の本と言われるくらいの名著だったんです。
そんな参考書の惜しいポイントはココです。
- テーマが古い
現在だと「話題別 英単語リンガメタリカ」の位置は「英単語 最前線 2500」という参考書に置き換えられております。
しかし、テーマ・背景知識に強く、専門的な難単語も覚えられる「話題別 英単語リンガメタリカ」の完全な置き換えにはなっていません。
そのため、テーマの改訂があれば返り咲ける一冊なんです。
その③「ポレポレ英文解読プロセス50」
次にご紹介するのは「ポレポレ英文解読プロセス50」です!!
この参考書、実は解釈のプロセスが緻密に並べられていて、他の追随を許さないほど最高峰の解説がされている名著なんです。
そんなこの参考書の惜しいポイントはココ!!
- テーマが古い
この参考書は初版から3・40年経過しており、先述した「話題別 英単語リンガメタリカ」よりも古いです。
掲載されている例題文も古くなってしまっていて、実用性が乏しくなってきてしまっています。
解説の緻密さ・正確さは他の追随を寄せ付けない程のレベルであることから、改訂さえあれば神参考書になること間違いなしなのです。
その④「英文解釈の技術シリーズ」
次にご紹介するのは「英文解釈の技術シリーズ」です!!
この参考書、英文を読むための70個の法則・パターン・手段が書いてあり、本質的な解説をしてくれるとても良い本なんです。
そんなこの参考書の惜しいポイントはココです。
- 英文を文章から切り取っている
- 訳が意訳
この参考書は、解説は良いものの訳がわかりにくく混乱してしまうことが多いのです。
その為、独立した英文で訳も直訳に書いてもらえれば、この参考書の長所である本質的な解説がより活きてくるのです。
このポイントさえ改訂されれば、最強の参考書になるはずです!!
その⑤「きめる!共通テスト現代文」
次にご紹介するのは「きめる!共通テスト現代文」です!!
実はこの参考書、とてもいい本なんです。
ではなんで今回ご紹介するのかというと、ココが惜しいからです。
- 前身の「きめる!センター現代文」という参考書が良すぎた
センター試験が廃止され、共通テストに切り替わったタイミングで出版されたこの本ですが、共通テストに合わせて急遽修正したのではないかと感じざるをえません。
「きめる!共通テスト現代文」も「きめる!センター現代文」も、著者の船口さんの解説はとても良いです。
しかし、共通テストには多くの資料が入ってくるため、共通テストにしか刺さらない内容になってしまっています。
「きめる!センター現代文」のときのように、現代文の力を高められる内容になれば、最強の参考書になること間違いなしなのです。
その⑥「とってもやさしい古文」
次にご紹介するのは「とってもやさしい古文」です!!
実はこの参考書とても良い本で、古文の文章に補足などがついていて、主語を見失わないようにできていたりと、初めて古文を読む人にとてもわかりやすい内容になっているのです。
そんなこの参考書の惜しいポイントはココ。
- 補足なしの文章が無い
この参考書の位置づけとしては、基本的な古文解読の知識を他の参考書で勉強した後に、古文読解の練習をするための参考書です。
しかし、補足なしの文章が無くヒントが充実しているので、ある程度進めていくと考える前にわかってしまうのです。
そのため、補足なしの文章も用意するなどヒントなしで解ける部分があれば、より解説がイメージしやすく、古文読解の力もつくはずなのです。
この部分が改訂されれば、最強の参考書になるはずです!!
その⑦「初めから始める数学」
次にご紹介するのが「初めから始める数学Ⅰ」です!
この本もとてもいい本なのですが、とても残念なポイントがあります。
- とにかくダサい
偉そうなことをいって著者の馬場先生には本当に申し訳ありませんが、フォント・紙質・表紙どこをとってもダサいんです。
口語調なのは堅苦しくなくて良いのですが、少し時代を感じさせるものがあり、現代の生徒にはとても希釈したおじさん構文のような感覚を覚えさせてしまうのです。
とてもいい本なので、デザイナーなどを入れてその部分が修正されれば、爆売れ間違いなしなのです!!
その⑧「流れがわかる 各国別・地域別 世界史Bの整理」
次にご紹介するのは「流れがわかる 各国別・地域別 世界史Bの整理」です!!
この参考書は、いわゆる縦の歴史を強化した参考書で、教科書で勉強すると分断されてしまいがちな歴史を、国ごとの時系列で学びなおすことができます。
そんなこの参考書の惜しいポイントはココです。
- 赤シートで隠せない
- 問題がついていない
せっかく整理してインプットした縦の歴史を、アウトプットして学習できないのはとてももったいないです。
今のままでは、縦の歴史の一覧表のような資料として使うことになってしまいます。
学習用に使う為には、上に挙げたポイントを最低限備えていてほしいですね。
その⑨「英文和訳演習」
最後に紹介するのは「英文和訳演習」です!
この参考書は、武田塾講師の川野先生が愛する伊藤 和夫 先生の本で、英文解釈を覚えた後に和訳の練習をするときにとても便利な一冊です。
そんなこの参考書の惜しいポイントはココです!
- 内容が古い
ネイティブと同じように英語を左から右に読む思考プロセスを大事にしており、難関大を目指す受験生にはとても有用な参考書で、代わりが効かないくらいの参考書です。
だからこそ、現代風に英文がバージョンアップすれば今以上の神参考書になること間違いなしなのです!!
まとめ
- 「田村のやさしく語る現代文」は古臭さがなくなれば最強
- 「話題別 英単語リンガメタリカ」はテーマが新しくなれば最強
-
「ポレポレ英文解読プロセス50」もテーマが新しくなれば最強
- 「英文解釈の技術シリーズ」は英文が独立され、訳が直訳になれば最強
- 「きめる!共通テスト現代文」は前身の「きめる!センター現代文」のように現代文の実力を養成出来る内容になれば最強
- 「とってもやさしい古文」はヒントなしの文章問題が増えれば最強
- 「初めから始める数学Ⅰ」はデザインが刷新されれば最強
- 「流れがわかる 各国別・地域別 世界史Bの整理」で赤シートで隠せるようになり、問題が増えれば最強
- 「英文和訳演習」現代風に英文がバージョンアップすれば最強
改訂されれば最強になる惜しい参考書を9選ご紹介してきました。
どの参考書もすでに素晴らしいものばかりですが、少しだけ残念なところがあってそこがとても惜しいんですよね…。
もし改訂されれば、これらの参考書が持っている素晴らしいところがもっと生きてくるはずです。
将来的に参考書を選ぶときに、是非今回ご紹介した9選の参考書の改定状況などもチェックしてみて下さい!