こんにちは。秋田駅西口から
徒歩3分、OPAの目の前、
武田塾秋田校です。
今回は
「センター試験から共通テストに変わったけど、何がどう違うの?難易度はどうなるの?」
というテーマで、
お話していきたいと思います!
共通テストでは
従来のセンター試験より
「思考力・判断力・表現力」を
問う問題が増えるとは
ずっと言われているのですが…
具体的にどういう形式
でそれを問われるの???
この疑問は受験生の皆さんだけでなく
受験に関わる全ての人が
感じていることだと思います。
ということで本記事では、
共通テストとセンター試験の違いを
5科目別に具体的かつわかりやすく
解説していきたいと思います。
では参りましょう!
共通テストとセンター試験の違いを5科目別に詳しく解説!
大前提としてずっと前から
言われていたことに対する解答を
まず示します。
・国語数学の記述はなくなる
・4技能試験はなくなる
・国語と英語の試験時間はそのまま
・数ⅠAのみ60分→70分に試験時間が増加。配点は変わらない。
このあたりは2020年2月上旬に
判明していることなので、
ご存じの方も多いかと思います。
ではここからは、
英数国理社の順に詳しく解説していきます。
共通テストの英語【リスニングが重視、文章量の増加】
≪配点≫
リーディング200点→100点に、
リスニング50点→100点に。
計200点(リスニングの比重がかなり増えた)。
≪問題数および時間≫
リーディングは6問すべて長文
(アクセントや文法単体での出題がなくなった)。
リスニングは25問から7問増で32問程度。
1問の重みが増えた。
≪総評≫
センター試験より簡単。
新設問として
「fact(事実)かopinion(意見)どちらを
問われているかわかりづらい問題」
が増えたため共通テスト対策は必須。
大問が進むごとに長文のレベルは上がるが、
英検3級~2級レベル。
リスニングは前半が2回読まれ、
後半が1回しか読まれないため、
こちらはやや難化。
→リーディングが簡単すぎるので
難化する恐れがある。
その場合「文章量を増やす」もしくは
「情報処理を難しくする」だが、
たぶん後者になるだろう、と予測できる。
≪対策≫
長文数が増えるため、必要な語彙数は増える。
システム英単語などの参考書で
最低限の語彙を押さえながら、
リンダメタリカなどの
参考書で話題別に対策することや、
様々な長文に触れておくことが重要。
速読力を付けるためにもシャドーイングは必ずやろう。
≫参考記事:シャドーイングのやり方は難しい?コツを解説!【効果絶大です】
共通テストの数学【定量的から定性的に、考える時間の増加】
≪配点≫
変わらず数ⅠAが100点。数ⅡBが100点。
≪問題数および時間≫
問題数も変化なし。
しかし、
数ⅠAのみ時間が60分→70分に10分増加。
数ⅡBは変わらず60分のまま。
≪総評≫
センター試験より難しい。
センターでは
「数式が最初から与えられて、答えを出す」
計算重視(定量的)の問題がほとんどだったが、
共通テストは
「背景となる文章を理解してから自分で数式を作る」
思考重視(定性的)問題が多いため、
問題文を読んで必要な情報を
抜き取り考える時間がかなり増えた。
≪対策≫
理屈の理解の重要度が増したため、
講義系参考書の価値がかなり上がった。
でもまずは「基礎固め」が大切。
武田塾でかなりおすすめしている
「基礎問題精講」を完璧にしてから、
東京出版「思考力・判断力・表現力トレーニング数学1A2B」
「図説 学力向上につながる数学の題材」(難関大向け)
で共通テスト対策をするとよいだろう。
模試で慣れることも重要な対策。
共通テストの国語【時間配分がより厳しくなった】
≪配点≫
変わらず現代文100点、
古文漢文100点の計200点。
≪問題数および時間≫
①「評論」②「小説」→
①「論理的な文章」②「論理的な文章と実用的な文章」
と、出題される文章の範囲がより幅広くなった。
古文漢文は変わらないが、
設問5がとにかく長いため時間がかかる。
プレテストでは本歌取りの概念をつかむ問題が
出てきて、対策なしだと厳しい。
時間はセンターと同じく、すべてあわせて80分。
≪総評≫
センターよりかなり難しい。
現代文の答えは、どの選択肢が「正しいか」ではなく
「最も適切か」を問われる問題がほとんどのため、
かなり共通テスト対策が必要。
≪対策≫
今回の入試改革で
一番変化の大きい科目が国語だろう。
とにかく色んな文章に触れ、
価値観を広げることが重要。
自分とは無関係かつ考え方が
離れている人間に対する
「理解力」と「想像力」
がより重要となる。
2020年のセンター試験をよ~く研究したほうがいい。
共通テストの理科【生活関連の問題が増えた】
≪配点≫
変わらず、発展科目100点満点、基礎科目50点満点。
≪問題数および時間≫
すべて変化なし。
≪総評≫
センター試験と難易度はほぼ同じ。
もとから生活関連の問題が多かった
科目についてはほとんど変化は見られないが、
プレテストにおいて
物理(発展)のみ大きく平均点が下がった。
≪対策≫
物理(発展)に関しては、
資料集や講義系参考書をよく読み込み、
写真で出題されても大丈夫なように
理解を深めることが重要。
また、実験問題や研究者の
思考をたどる問題が増えたため、
リード文をしっかり読み込む必要があり。
時間配分や出題形式には慣れておこう。
基礎科目の対策は
現時点ではセンター過去問で十分。
共通テストの社会(歴史)【教科書の地の文がめっちゃ重要】
≪配点≫
変わらず日本史Bが100点、世界史Bも100点。
≪問題数および時間≫
問題数も、出題範囲も、時間も変化なし。
≪総評≫
難易度については語れない。
というのも、出題形式が大きく変化するからだ。
日本史では
「2つの正解のうち1つを選ぶ問題」
世界史では
「リード文を読解して解く問題」
が圧倒的に増加。必要な用語数は減った分、
日本史のキーワードは「推察・類推」、
世界史でも
会話形式・プレゼン形式・
初見の資料やグラフの読み取りなど
「思考」がポイントとなる。
≪対策≫
教科書の
地の文(太字ではないところ)の重要性がかなり増した。
使う参考書を変える必要はないが、
勉強のやり方を見直す必要はある。
文化史・外交史・用語のバックグラウンド
(つながり・背景・経緯・意義・多面的視野)など、
歴史のうねりを理解している人が
得点できるテストなので、手っ取り早い話が
「歴史を好きになろう」である。
《追記》2022年度大学入試を振り返って【総評】
共通テスト対策以上の対策が必要だった
さて、これは完全に個人の意見ですが、
・共通テスト対策問題集 … あまり対策にならなかった
・MARCHレベル以上の過去問 … 共通テスト本番に活きた
こういった印象が、
今回の共通テストに対してはあります。
つまるところ、
色々な形式の入試問題に
慣れていた生徒は
共通テストでも点数が取れた
ということですね。
センター試験では、
センター対策がそのまま点数に
直結することが多かったですが、
共通テストでは
「基礎力」「思考力」「判断力」
といった力の完成度が
高くないと点数に結びつかないでしょう。
まとめ:基礎の完成度を上げて、どんな問題でも対応できるようにしよう!
いかがでしたか?
センター試験と共通テストの
主な違いは、だいたい把握できましたか?
さて、どんな試験に変わろうとも、
大切なものがたった一つだけあります。
それは…基礎の完成度です。
基礎がしっかり完成していれば、
その上の応用問題が解けるようになる
可能性は飛躍的に上がります!
一方で基礎が固まっていない中で
応用力を身に付けようとしても、
土台がしっかりしていないと非効率です。
他にも受験生であれば、
様々な悩みを抱えていることでしょう…!
どんな悩みでも構いませんので、武田塾秋田校の"無料受験相談"をぜひ一度ご利用ください!
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