「早稲田大学国際教養学部に進学したいと考えているが、一体どんなことを学ぶのだろう?」
「早稲田大学国際教養学部を受験する上で注意することって在るのかな?」
「早稲田大学国際教養学部って英語ができないと難しいって聞いたけど本当なのかな?」
早稲田大学国際教養学部を受験しようとしている学生の中には、このようなことを考えている方も多いのではないでしょうか?
早稲田大学国際教養学部は、早稲田大学の中でも少し異質の学部です。
また注意すべき点が多くあります。
そのため、事前にある程度の事前知識を入れておかないと入学してから取り返しのつかないことになってしまう場合もあります。
私筆者は早稲田大学に合計6年間(学部、大学院)在籍し、早稲田大学国際教養学部の友人を数多く有しているため、早稲田大学国際教養学部の情報について熟知しています。
そこで、今回は早稲田大学国際教養学部の特徴や偏差値、受験する際の注意点などにについて丁寧に解説していきたいと思います!
この記事を読んで分かること
・早稲田大学国際教養学部の特徴がわかる!
・早稲田大学国際教養学部の難易度がわかる!
・早稲田大学国際教養学部を受験する際の注意点がわかる!
・早稲田大学国際教養学部に合格するために具体的にどのような勉強すればいいか科目別にわかる!
それでいってみましょう!
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早稲田大学国際教養学部ってどんな学部なの?
皆さんは「国際教養学部」と聞いてどんなイメージを抱きますか?
国際問題について研究をする学部、あるいは外国の文化などについて学ぶ学部といった印象を受けますよね。
大概、この印象で間違っていないです。
早稲田大学の国際教養学部では、主に世界に通用する言語能力や意思疎通能力、英語力などの習得を目標とし、もって英語を中心とする外国語を通じて世界各国の文化や社会について研究します。
海外旅行や外国のドラマ、音楽が好きな人にはかなり魅力的な学部かと思います。
もっとも、上記早稲田大学国際教養学部の理念から、英語の能力というのは必須のスキルとなります。
実際に本学部が所在する早稲田大学11号館では様々な国の学生が数多く存在し、あちこちから英語を用いた会話が聞こえてきます。
授業も英語のみを使って進行していくものが非常に多いです。
クラスによっては、友達との日常会話も英語を使うこともあるようです。
しかし、裏を返せば、卒業する頃には英語にめっぽう強くなります。
英語のスキルが必要視されるこのグローバル社会においては、自分のスキルをアップさせるために非常にいい経験となるでしょう。
ちなみに、早稲田大学国際教養学部は早稲田大学に存在する13学部の中で最も新しい学部です。
設置されたのは2004年でまだその歴史も16年程度しかありません。
そのため、早稲田大学を卒業した方のOB・OGでも本学部の存在を知らない方も多いです。
もう一つ、早稲田大学国際教養学部の特徴としては、早稲田大学の中で最も女子学生の比率が大きいという点が挙げられます。
全体のうち約6割が女子学生で、20人程のクラスのうち、男子学生が3〜4人というケースも多いようです。
これは他の学部には絶対ありえないことです(笑)
早稲田大学国際教養学部に合格するのは難しい?
次に早稲田大学国際教養学部の難易度について説明していきます!
早稲田大学国際教養学部に合格するのは難しいのでしょうか?
まずは2021年度の偏差値と倍率を見てみましょう。(引用元:パスナビ)
まず偏差値ですが、「70.0」となっています。
これは早稲田大学の中でも最も高い偏差値です。
また、私立文系の中ではトップクラスに高い偏差値でもあります。
次に倍率についてです。
2021年度の一般入試の倍率は「4.9」となっています。
これは早稲田大学の学部の中では標準です。
しかし、一般的な大学の倍率からするとやはり高いです。
しっかり対策しないと合格するのは難しいのでしょう。
また注意すべき点は、このあと詳細を解説しますが、早稲田大学国際教養学部の受験では英語が最大のカギとなります。
早稲田大学のみならず国内の大学入試試験の中でも早稲田大学国際教養学部の英語は東京外国語大学の入試問題と並んでトップクラスに難しいです。
そのため、偏差値などからは分からない、隠れた難しさがあるという点に注意が必要です!
早稲田大学国際教養学部を受験する際の注意点はある?
早稲田大学国際教養学部を志望する場合に、絶対に知っておかなければないない点が何点かあります。
これらを知らなければ、晴れて合格し、入学しても卒業はおろか進級もできないという最悪なケースに陥ってしまう可能性すらあるのです。
そこで、注意点についてまとめてみました。
絶対に読んでください!!
・授業のほとんどが英語で行われる
早稲田大学国際教養学部の中心はなんといっても「英語」です。
もはや、本学部内での公用語も「英語」といっても過言ではありません。
英語の授業は当然ながら、それ以外の授業もほとんどが英語で行われます。
外国人の教授が多く、また早稲田大学国際教養学部に在籍する学生のうち約4割が海外からの留学生です。
そのため、たとえ日本人の教授の授業であっても英語が第一言語となっているのです。
ちなみに、質疑応答も全て英語ですので、聴き取りだけでなく、スピーキングのスキルも持ち合わせていないと授業についていけなくなるでしょう。
そのため日本人の学部生でも多くが帰国子女で、そうでなくても高校時代から英語が圧倒的に得意だった学生がほとんどです。
私筆者の友人で本学部を卒業した日本人の女性の方がいますが、その方も帰国子女ではないながらも、高校の頃から1人で海外旅行に行き、大学入ってからも1人で世界一周をやってのけるほど英語が強い方でした。
あとは本学部の友達は全員帰国子女でしたね、、、笑
このように早稲田大学国際教養学部で単位を取得するためには相当高度な英語力がないといけないという点に注意しておきましょう!
・1年間の留学をすることが必須要件である
これがめちゃくちゃ重要です。
入学してから初めて知ったでは取り返しのつかないことになります。
早稲田大学国際教養学部では1年間の留学が卒業要件となっています。
そのため、本学部に入学したら絶対に1年間海外に留学しなければ卒業することができないのです。
これはかなり厳しい条件であるといえます。
どの地域に留学するかによって費用は変わってきますが、一年間の留学となると100万円単位の出費は覚悟しておいた方がいいでしょう。
ある程度の経済力などがないと留学することは困難です。
また、一ヶ月の留学ならまだしも、一年間ともなると、非常に大掛かりな留学ですよね。
この点についても入学前に知っておかないと、予想だにしない最悪のケースに直面してしまうこととなります。
・高度なコミュニケーション能力がないと厳しい
これは早稲田大学内では有名な話ですが、早稲田大学国際教養学部にはなぜかいわゆる「陽キャ」が多いです(笑)
先ほど説明したとおり、早稲田大学国際教養学部は女性の割合、留学生の割合が多く、イケイケの女子、外国人が多いです!笑
早稲田大学のキャンパスを歩いていると、国際教養学部の学生はぱっと見るだけでわかります。
(髪色、服装が他学部と全く異なります笑)
先ほど説明した、国際教養学部は留学生が多く、多くの学生が寮生活をしているため、自宅飲み会など飲み会も頻繁にやっています。
また、本学部はコミュニケーション能力の養成にも力を入れているため、授業は静かに座って聴くというよりもむしろ、生徒に主体的な参加を求める授業が多いです。
人見知りというタイプの人には少々厳しい学部とも言えますが、逆を考えれば、人見知りを克服したいという人にとってはいい荒療治になるかもしれません!笑
早稲田大学国際教養学部に合格するためにはどんな勉強をすれば良い?
それでは具体的に早稲田大学国際教養学部に合格するためにどんな勉強をすればいいのか解説します。
まずは全体の科目について説明した上で、各教科の対策について解説していきます!
1 総論
具体的な教科毎の対策を解説する前に、早稲田大学国際教養学部に合格するための心構えをお伝えします。
国際教養学部に合格するためには高い英語力は必須ですが、英語ができるだけでは合格できません。
「国際教養学部」という名の通り、英語ができないと入れないんだろうな、というのは想像がつくと思います。
実際、英語の配点は、共通テストの国語と選択科目の配点の2倍ありますし、英語ができないと受からない、というのはその通りです。
しかし、国際教養を受験する受験生の層は、帰国子女や長期留学経験者など、英語はできて当たり前、という人たちばかりです。
つまり、ただ英語ができるだけでは周りとの得点差がつかないので、合格するためには共通テストでも高得点を取らないといけないということです。
正直、「自分は英語が得意だから国教なら余裕で受かりそう」と思っている人も中に入ると思います。
確かに、英語ができるというのは国際教養学部の受験において有利ではあります。
ですが、英語ができるというのは、国際教養学部に合格するための最低条件だと思っておいてください。
早稲田の国際教養学部に合格するには、高い英語力はもちろん、他の科目でも高得点を取らないといけない、ということを覚えておきましょう。
2 英語
そうはいっても、早稲田大学国際教養学部の合否を分ける唯一にして最大の鍵となるのは紛れもなく英語です。
そのため英語の対策は絶対にしなくてはいけません。
特に本学部のリーディング問題は非常に難易度が高く対策が必要です。
具体的には実際に本学部の過去問を繰り返すことが最も効果的な学習方法といえるでしょう。
また東京大学の英語のリーディング問題も効果的です。
また早稲田大学国際教養学部の英語では自由英作文も出題されます。
主に要約問題と内容を説明させる問題が多いです。
具体的な対策としては、本学部の過去問が最も有効であることは間違いなく、それ以外では、要約問題では東京大学の英語、内容説明問題では、大阪大学や神戸大学の問題が有効と言えるでしょう。
3 国語
早稲田大学国際教養学部の国語は、共通テストの得点を利用します。
国語は共通テストの200満点を50点に換算します。
現代文のみならず、古文、漢文の得点も斟酌されるため全範囲についてしっかり勉強する必要があります。
早稲田大学国際教養学部を受験する学生は英語はある程度の成績はとってきます。
また共通テストの社会も同様です。
勝負がつくとしたら国語かもしれません。
国語は多くの受験生がきちんと勉強してきません。
特に現代文については、フィーリングで解こうとする受験生が多いです。
しっかり論理的に回答できるようにしておきましょう!
具体的な対策としては、共通テスト、センター試験の過去問を解きまくりましょう!
なんならそれ以外はやらなくてもいいです。
演習の仕方としては、まず時間を図って問題を解きます。
その後解説を読み込みます。
このとき、間違えた問題、迷った問題についてはなぜ間違えたのか、なぜ迷ったのかその原因を判明させることを意識しましょう。
この繰り返しにより、論理的な回答ができるようになります。
ちなみに、ほとんどの受験生がフィーリングで解こうとする科目筆頭の小説文の解き方を解説した記事があります。
この記事を読めば、自身を持って小説文の問題を解くことができます。
ぜひ読んでみて下さい!
リンク
4 社会
早稲田大学国際教養学部の社会は、共通テストの得点を利用します。
多くの受験生が世界史を選択します。
そして、一般的に早稲田大学国際教養学部を受験する学生は非常に世界史ができます。
共通テストですと安定して9割を超えられないと少し厳しいです。
しかも、早稲田大学国際教養学部では共通テストの社会については100点満点を50点に圧縮します。
配点割合が最も高いと行っても過言でありません。
単純計算で、国語の2倍の点数が振られています。
社会科目に不安がある人は頑張らないといけません。
具体的な対策としては、まずは早いうちに通史を終わらせましょう。
日本史、世界史は他のどの科目よりも覚えるべき事項が多いです。
一般的な高校だと3年間で通史が終わらないというケースも多いです。
学校の進度を待たずに、夏休みなどまとまった時間で自分でどんどん先取りをしてしまいましょう!
ある程度通史が終わったら、問題を解きまくってください。
一問一答で知識を定着させるのも有意義です。
できるだけ早い段階から過去問にはいってしまって大丈夫です。
過去問演習をしながら知識をどんどん増やしていくという意識を持つのがおすすめです!!
5 民間試験の成績により加点
早稲田大学国際教養学部では民間試験の成績により加点する制度があります。
これは異例です。
しかも、加点の点数がかなり大きいです。
例えば英検1級をもっていると20点が加点されます。
これは共通テスト社会の40点分です(笑)
具体的な加点条件については早稲田大学国際教養学部の公式ホームページをご覧ください!
公式ホームページ→https://www.waseda.jp/fire/sils/assets/uploads/2019/05/2021ad_change_sils_2.pdf
早稲田大学国際教養学部についてまとめ!!
ここまで早稲田大学国際教養学部のさまざまな点について説明してきました。
内容をまとめると次のようになります。
・早稲田大学国際教養学部は外国語を通じてコミュニケーションを学ぶ学部
・本学部は早稲田大学内で最も新しく、女子学生が多い
・入学前に知っておかないと大変な目にあってしまう注意点がある
・本学部では受験のみならず入学後も「英語」が全てであり、しっかりとした対策が必要
早稲田大学国際教養学部は早稲田大学内でも非常に自由度が高い学部で、意識の高い学生が多いです。
本学部を卒業する頃には圧倒的な英語力が身についていることでしょう。
ぜひ早稲田大学国際教養学部への合格を目指して頑張ってください!
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