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小説文の問題フィーリングで解いていませんか?論理的な解法を解説!

「国語の成績だけが一向に良くならない、、」

「論説文は論理的に解くことができるけど、小説文になるとどうしても直感で選択肢を選んでしまう。」

「小説文の解き方について解説している本が少ないけど、どうやって勉強すればいいのだろうか?」

 

国語の成績が中々上がらない皆さんの中にこのようなことを考えている人は多いのではないでしょうか?

 

一般的に受験で国語は英語と並んで最も配点割合の高い教科です。

そのため、国語の点数が安定して取れないと、受験ではかなり不利になってしまいます。

 

私筆者は受験生時代現代文が最も得意で、センター試験(※共通テストの前身)では9割を下回ることはありませんでした。

そこで、今回は「小説文の論理的な解き方」について丁寧に解説していきたいと思います。

 

この記事を読んで分かること

・小説文の点数が伸び悩む原因がわかる!

・小説文を得意にするために最も重要なポイントがわかる!

・小説文の論理的な勉強法がわかる!

・国語の成績が中々上がらない場合の対処法がわかる!

 

それではいってみましょう!!

 

~~~

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一見簡単そうな小説文、最も得点が安定しない科目って知っていますか?

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小説文って物語調で読み進めやすいですよね。

しかし簡単だと思うのは見た目だけです。

皆さんの中に、問題文を全部読んで結局何を回答すればいいのかわからないといった経験をされた方もいるのではないでしょうか?

 

また、小説文の問題は読むのが簡単ということでかなり長文になっていることが多いです。

そのため、速読力も試されます。

私筆者自身もセンター試験で小説文だけは20分を切ることはできませんでした、、、

 

そして、小説文は解釈の余地が広大にあります。

これが小説文を難しくしている原因です。

評論、論説文は答えを一つに絞り込める事が多いです。

なぜなら、論説文を書く筆者としては自分の意見や見解をみんなに伝えるためにその文章を書いているからです。

そのため、解釈の余地をできる限り排除しています。

広い解釈ができてしまったら、自分の言いたいことがみんなに伝えられないですよね。

そのため、答えが一義的に決まりやすいのです。

大学入試では問題が出しやすいと言えるでしょう。

 

他方、小説の場合は、まずジャンルが娯楽の範疇にあります。

わざとある程度筆者の言いたいこと、みんなに感じてほしいことを抽象化して、深みをもたせているのです。

これは映画などと似ています。

映画を見たあとの感想は、人それぞれ違いますよね。

小説の場合もこれと同じなのです。

小説文の問題は、曖昧で情報が不足する中から答えを導き出さないといけないのです。

そのため、一つの解釈に絞り込むのは意外と難しいのです。

 

けど安心して下さい!

こと大学入試においては、小説文の答えを導くことはそこまで難しくありません!

 

なぜなら、解釈の余地が広いということは、答えが一義的に決まりづらいのと表裏ですよね。

しかし、大学入試では、絶対に答えを一つに絞らせなくてはいけません。

そのため、間際らしい選択肢などがないのが特徴と言えます。

 

小説文攻略のキーポイントは?

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小説文の問題の攻略の最大のポイントは「登場人物の現在の心理状態を逐一把握すること」です。

共通テスト、センター試験、大学の過去問の小説分の問題を見てみてください。

多くの設問が、「この時の〇〇の感情を答えなさい」「〇〇がこの行動をしたのはなぜか?」など登場人物の心情を問う形となっています。

このように、小説文の問題では登場人物の心情を理解できているかチェックする問題が多いのです!

 

しかし、小説文を見てもらえば分かる通り、登場人物の心境などはいちいち書いていないですよね。

これは、心境をいちいち書いていると深みのない稚拙な文章になってしまうからです。

例えば、「太郎はテストでクラスで一番になり、とても嬉しかった」よりも「太郎はテストでクラスで一番になり、小さくガッツポーズをした」の方が深みがあって奥ゆかしい文章ですよね。

 

では、書かれていない登場人物の心理状態をいかにして理解するのでしょうか?

それは見えないものを見ようとするのではなく、見えるものから囲い込んでいくのです。

これだけだとよく分かりませんよね、、、笑

そこで、具体的にどのようにすれば登場人物の現在の心理状態を把握することができるのか、その方法を一つ一つ解説していきます。

 

・大前提として小説文の構造をきちんと把握する

小説文のは登場人物が様々な行動をすることによって物語が進んでいきます。

ここで登場人物の行動の裏側には、「情景→心情変化→行動」の3つのプロセスが因果的に結びついているのです。

まず、「情景」とは登場人物を取り巻く状況のことです。

例えば、「花子さんの友達の太郎くんは食事中ずっと携帯をいじっている」などといったものです。

この情景に対して花子さんの「心情」が変化します。

例えば、「食事中は携帯はしまって、食事中に集中するべきだ!いらいらするな!」といった具合です。

そして、太郎くんの態度に耐えあぐねた花子さんが「行動」を起こします。

「太郎くん、食事中に携帯をいじるのは作ってくれた人に失礼だからやめなよ!」

 

これに対して、上記花子さんの行動は同時に太郎くんにとっての「情景」となります。

「幼馴染の花子さんは神経質で、細かいことをいちいち指摘する」みたいな感じです。

そして心情が変化し、アクションを起こして、、、etc

となります。

 

・情景を確実に把握する

これは少し哲学チックな話になってしまうかもしれませんが、

小説を読む際には、2つの世界が並行しています。

小説を読む皆さんが生きる世界と、小説の中を生きる登場人物のいる世界です。

小説文攻略の鍵は「登場人物の現在の心理状態を逐一把握すること」でしたよね。

そして登場人物の心理状態の変化には、「情景描写」と「行動」が不可分に結びついています。

 

情景をしっかりと把握するのに重要なのが「リード文」です。

よく、小説文の冒頭に簡潔な状況を説明する文章が挿入されていますよね。

これを「リード文」といいます。

これは、皆さんが小説の世界に飛び込むきっかけを与えていくれるものです。

 

・情景描写から心理状態を推測する

小説では、多くの場合、登場人物の心理状態は場面に表出され、場面に連動されます。

そのため情景描写から登場人物の心理状態を合理的に推測することができます。

これは本来頭で考えなくても潜在的に印象付けられているのですが、頭できちんと考えることでより正確に把握することができます。

 

例えば次のような文章があるとします。

「ふと空を見上げると、ずっと降り続けていた雨が止み、分厚い雲の隙間から一筋の陽の光が差し込んできた。」

この文章から直感的にどのような印象を受けますか?

怒っている様子や、悲しんでいる様子はなんかそぐわないですよね。

この文章を合理的に解釈すると、今までずっと何か心に引っかかることがあったが、何かしらをきっかけに登場人物の気持ちが向上し、希望が出てきたのではないかと推測することができます。

これが情景描写から登場人物の現在の心理状態を推測するということです。

 

「鉛のような雲が立ち込めている」

「ツバメがせわしなく飛び回っている」

「大きな一本の木がどしんとその場に立って僕をみていた」

これらの一文からどんなことを表現しようとしているか、少し考えてみてください。

気候や生物など自然界の様子が出てきたら着目する癖をつけましょう!

 

・主観を捨てる

小説文では主観を入れ込むことは非常に危険です。

何度も言う通り、小説文は解釈の余地が膨大にあります。

主観を頼りにしすぎるとあらぬ方向に解釈してしまいます。

 

例えば、「彼女は口をつぐんだ」という一文があったとします。

この一文から「彼女」の心情を推測できますか?

怒っているのでしょうか?悲しんでいるのでしょうか?

「口をつぐむ」とは「口を閉じて物を言わない」という意味です。

しかしこの言葉の意味をわかったところでその時の「彼女」の心情までは推し量ることはできません。

むしろこれだけで感情がわかるとすれば、主観が入り込んでいる恐れがあるので危険信号です。

必ず情景や行動から論理的に推測するようにしましょう!

 

・実際に問題を解きまくる!

ここまで述べた内容はすべて方法論です。

方法論だけ知っていてもできるようにはなりません。

新しいスマホを買って、取扱説明書の内容を全て把握したところで、使いこなすことはできませんよね。

それと同じで、実際にチャレンジしてみて、何度も何度も試行錯誤することが重要なのです。

この試行錯誤を繰り返すうちにコツを掴み、徐々に問題が解けるようになってくるのです。

 

小説以外についても!国語の成績が中々上がらない人必見!

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小説に限らず、国語の成績が中々上がらないという人は、解法をきちんと理解できていない可能性が高いです。

よく国語はあんまり勉強しないで、感覚で解いている人がいます。

しかし、その解き方では安定しません。

きちんと論理的な解法を身に着けましょう!

 

この点について、丁寧に解説した記事があります!

この記事を読めば、論説文、小説文、古文、漢文の論理的な解法よ具体的な勉強法がわかります。

ぜひ読んでみて下さい!

国語の成績があがらない人必見!確実に向上させる方法を解説します!

 

ちなみに、国語という教科、その中でも小説というジャンルに関しては、一度解法を見に付けたら実力が下がることは少ないです。

一週間に1〜2問問題を解くくらいのペースでも実力を維持することができます。

できるだけ早い段階で解法を見に付けてしましましょう!

この夏休みに集中してもいいかもしれません。

そうすれば秋以降は安心して他の教科の勉強に専念することができます。

頑張って下さい!!

 

 

小説文の解き方についてまとめ!

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以上、小説文の論理的な解き方について丁寧に解説しました。

ここまでの内容をまとめると次のようになります。

 

・小説文を論理的に回答しようとする受験生は非常に少ない!

・小説文は「登場人物の現在の精神状態」を逐一把握することが最重要!

・情景、登場人物の行動を通じて精神状態を論理的に推測していこう!

・国語の成績全体をあげる秘訣がある!

 

国語は一度コツを掴むと落ちづらい科目です。

この夏休みに国語の問題演習を繰り返して、得意科目にしちゃいましょう!!

頑張って下さい!

 

 

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