「中期入試ってなんだろう?」
「中期入試っていつごろ行われるのか気になる!」
「中期入試って何が出題されるの?」
あなたは今、こんなことを考えていませんか?
大学受験の国公立入試、前期と後期の間にある謎の入試、中期入試。
名前だけは知っている、なんて人も多いですよね。
ですが、中期入試について何も知らずに出願してしまったら、こんなはずじゃなかった…と後悔することになってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、現役東大生であり、武田塾秋葉原校のスタッフである鶴山が
国公立大学入試の中期入試について解説します。
この記事を読めば、国公立大学の中期入試ついて完全にわかります。
この記事があなたのお役に立ちましたら幸いです。
~~~
「本音を言えば早稲田や慶応に行きたいけど、
今の自分の成績では正直いける自信なんてないなぁ…」
「MARCHに行けたら嬉しいけど…自分じゃどうせ無理だよなあ…」
あなたは今、そんなふうに悩んでいませんか?
しかし、効率の良い勉強法で最速で成績を伸ばせる武田塾・秋葉原校なら
第一志望を妥協するのではなく、あなたが本当に行きたい大学に逆転合格できます!
そんな武田塾では、最強の勉強方法について学べる〝無料勉強相談会〟を行っております。
第一志望に合格したければ、ぜひ下のボタンから
武田塾・秋葉原校の無料受験相談をチェックしてみてください!
国公立大学の中期入試って?
中期入試、大学受験をお考えの皆さんなら、一度は聞いたことがあるでしょう。
ですがその実態はよく知らない人が多いですよね。
中期入試とは、国公立大学の入試形式の一つで、前期試験と後期試験の間に行われる入試のことを指します。
ですが、あまりこの中期入試を行っている大学は多くなく、かつ公立大のみの実施ですから、実際はこの中期入試で受ける学校は滑り止め、という人が多いようです。
第一志望になる大学はやはり前期試験で受ける大学になりますから、自然とそうなりますよね。
タイミングも国立二次試験の真っただ中ですから、後期入試を受ける人には負担にもなりますし、そもそも受けないという選択をする人も多いですね。
国公立大学の中期入試ってどの時期にあるの?
先ほどもお伝えしましたが、中期入試は、国公立大学入試の前期試験と後期試験の間の日程で行われます。
ですが、だいたいいつ頃なのでしょう?
年にもよりますが、前期が2月25日前後、後期が3月12日頃ですから、毎年、中期試験の日にちは3月8日頃に設定されています。
そして合格発表日は後期入試とほぼ同じ時期となっており、
だいたい3月21日前後となっています。
後期試験と合格発表が同じ日ですから、受かって先に入学金を払わなくてはならない、という心配はないので安心してください。
ただ、逆に後期試験の前に中期試験の合格を知って後期試験は受けなくてよくなるということも起こりません。
中期試験を受けるとなると、その分負担が増えることには注意してください。
国公立大学の中期入試って出願はどうするの?
中期入試がいつ行われるのかがわかったところで、ここからはどうやって中期入試を受けるのか、ということをお話していこうと思います。
まず気になるのは出願の締め切り日ですよね。
中期試験の出願締め切り日は、前期日程と同じとなっていて、2月5日くらいの2月上旬に設定されています。
締め切りには気を付けて、なるべく早めに出願しましょう!
国公立大学の中期入試ってスケジュールはどうなるの?
先ほどもお伝えしましたが、中期入試の日程は、前期試験と後期試験の間に設定されています。
合格発表や手続きなど、いろいろとごちゃごちゃしているので、ここで日程を整理してみましょう。
・1月末~2月頭 国公立大学2次試験出願(前期・中期・後期全て)
・2月25日頃 前期日程試験
・3月頭~3月10日まで 前期試験合格発表
・3月8日以降 中期日程試験(公立大のみ)
・3月12日以降 後期日程試験
・3月20日頃から 中期・後期試験合格発表
出願時は全ての日程が同じタイミングなので、結果を見て出願を変えることはできませんが、大学によっては前期の合格発表より中期入試が後にありますから、前期の結果を見てから中期入試を受けるかどうかを決めることはできます!
そして合格発表が後期試験とほぼ同じタイミングなので、もし本命が後期にあっても、その結果を見て入学手続きができる、つまり入学金などを余計に払う必要はないわけですね。
国公立大学の中期入試ってどういう科目が必要になるの?
さて、中期入試の受け方までがわかったところで、次に疑問になるのは、いったい何が出題されるのか?ですよね。
国公立大学の入試日程で、一番の本命となるのは前期試験ですから、
前期と比べて中期や後期は少し出題形式が特殊、というところが多いです。特に中期入試は行われている大学が少ないので注意が必要です。
前期試験はほとんどの学校が王道な問題を出題します。
一方で中期入試は、面接や小論文といった学力審査以外が行われたり、試験の科目も絞られたりと、仕様が違います。
後期試験でも大学によっては文系でも理系科目の数Ⅲが必要になるなど十分特殊ですから、
それよりマイナーな中期試験はさらに大学のカラーが出るということですね。
国公立大学の中期入試を行っている代表的な大学は?
では、実際に中期入試が行われている大学はどれくらいあるのでしょう?
少し触れましたが、中期入試を行っているのは公立大学のみで、関東圏の大学ではとても少ないです。
具体的にはどこが中期試験を行っているのかというと、
・高崎経済大学 経済学部
・都留文科大学 文学部・教養学部
・長野大学 社会福祉学部・環境ツーリズム学部・企業情報学部
・静岡県立大学 薬学部
・名古屋市立大学 薬学部
・公立諏訪東京理科大学 工学部
などといった大学です。まず東京から通える範囲だとあまりないですね。
そして学部も細かく指定されていますから、選ぶのはなかなか大変かもしれません。
ただし、薬学部は上記以外の大学も募集している大学が比較的多くあります。
薬学部志望の人で、東京にこだわらないのであれば受けられる大学は中期試験の選択肢もやや多いと言えるでしょう。
国公立大学の中期入試って結局どういう人が受けるべき?
ここまで長々とお話してきましたが、結局中期入試は受けるべきか否か?というお話を最後にしていこうと思います。
中期入試は地方の公立大学が「実施しているところもある」程度の入試日程ですので、前提として、あまりここに期待するものではないと思ってください。
あくまでも滑り止めという扱いで出願する学生さんがほとんどですし、受けない人も多いですからね。
どうしても受験機会を増やしたい、
前期入試は受ける学校のレベルを上げて挑戦したいけれど、併願に私立を受けるのは経済的にな…と思っている方は利用してみるのもいいかもしれません。
ですが、私立を併願する、または首都圏で片を付けたい、など、ほとんどの受験生の方にはあまりおすすめできません。
受ける学校が増えるということはそれだけ受験の負担が増えることを意味しますから、私立大学の併願が十分に可能なのであればわざわざ本命の前期試験の後にうける必要はないでしょう。
選択肢としてあってもいいとは思いますが、ご自身の体、スケジュールなどもよく考えて決めてくださいね。
国公立大学の中期入試まとめ
今回は中期入試、をテーマにお伝えしてきました。
中期入試は、国公立大学の入試日程の中で前期と後期の間に公立大学が実施している入試形式です。
実施大学は多くはないですし、試験も少し特殊ですが、受験機会を増やす、という意味で出願をしても損はないでしょう。
ただし受験大学が増える分だけご自身の負担も増えることになります。
この記事を参考に、中期入試を出願するかどうか、考えてみてくださいね。