皆さん、化学は好きですか。僕は大嫌いで一番苦手でした。今回の記事では、そんな僕が浪人を経て化学が一番の得意教科になった方法をお伝えしたいと思います。
結論、化学ができるようになる方法は、 教科書を読む ことです
化学を勉強するうえで教科書を読めとはあまり言われたことはないかもしれません。しかし化学が好きでも得意でもなかった僕からすると、教科書は最強です。それを解説していきましょう。
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★大学受験の化学の勉強では、なぜ教科書が大事なの？
突然ですが問題です。緩衝液ってなんですか？
説明できますか？化学が苦手な人でこれが説明できる人はあまりいないでしょう。
教科書や参考書を見てみると
「弱酸（または弱塩基）とその塩の混合水溶液にはその中に酸や……を緩衝液という。」
という風な感じでまとめが書いてあります。
このようなことが書いてあるということは誰でも把握していると思います。大事なのはその後です。
教科書が大事な理由はココ！
緩衝液に関するまとめの後、緩衝液に関する例（酢酸と酢酸ナトリウム）や図での説明を用いて、その現象が起きる仕組みを順を追って丁寧に説明してくれています。緩衝液を本質的に理解できるようにするために色々と工夫されています。
ここをしっかり読むことが大事なのです！！
しっかりと読むと暗記ではなく理解ができるようになります。理解ができると問題が解けるようになり、解説に書いてあることの意味が分かるようになります。
また、理解ができると応用問題にも挑戦できるようにもなります。入試本番の選択問題で迷わなくなります。ウソではありません。
教科書を読むことが大事な理由はこれです。
緩衝液ってなに?
この質問に自分の言葉ではっきりと答えられないまま問題を解きまくっていませんか？
他の単元についても同じです。
理解をすっとばして問題を解くだけだと公式に当てはめるだけの問題や用語を答えるだけの問題しかできるようになりません。
★化学の教科書を読んでも理解できないとき
とは言っても、教科書を読んで理解できたら苦労しないよ！という人もいるかもしれません。
教科書を読んですっきりしない人はおそらく化学のほかの分野で学んだことで躓いているはずです。緩衝液の分野で言うと例えば電離とか、電離平衡か、加水分解とか。そのような場合は目次を見てそのワードをまた同じように学ぶ必要があります。
ここを突き詰めると化学基礎の内容まで行ってしまうこともありますがそれも大事です。理解しないまま進むよりよっぽどマシです。
教科書が嫌いな人は、講義系の参考書を使おう！
どうしても教科書が生理的に無理とか捨てちゃったというような方は、「鎌田の理論化学の講義」、「宇宙一わかりやすい高校化学」などの講義系の参考書を使いましょう。教科書と同様にとても分かりやすい解説が載っています。
ちなみにこれらの講義系の参考書は武田塾でもおすすめしています。武田塾でもただひたすら問題を解くような勉強法は推奨していません。
鎌田の化学シリーズと宇宙一シリーズの紹介動画です。ぜひ参考にしてみてください！
とはいっても、これらの参考書や教科書を読んでもまだイメージや理解ができないという人もいると思います。
最終手段は、人
それでも分からないという人は、最終手段、人を使いましょう。
先生が一番いいかもしれませんが通っている塾の先生、化学が得意なお友達でも構いません。
人と話すことでよりイメージが定着しやすくなり、理解力も上がるはずです。ちゃんとわからない部分を明確にして質問を投げかけましょう。
これは僕も浪人の時に実際にやっていました。ちょっとでもすっきりしない部分があると塾の先生に質問しに行って、納得するまで議論をしていました。
そのとき思ったことがあります。化学について先生と議論…、これ化学ができる友達が学校でやってたやつだ！！！
★こんな化学の勉強のしかたはNG！！
では逆にやってはいけない勉強法は何でしょうか。
結論、ひたすら問題集をときまくることです。
確かに最初の習いたての時期に公式や用語を定着させるために解きまくるのは悪くありません。ただ、本質を理解しないまま勉強を進めると、基礎問題はとけても少しレベルが上がると全く解けなくなるうえに、解説が何を言っているのか意味不明になります。
化学ができない人はこのような経験があると思います。実際に高校生のころの僕が完全にそうでした。
学校の授業を聞くがあんまり理解していない→ノートや参考書のまとめページを見て用語や公式を覚える→問題を解きまくる→永遠に簡単な問題しか解けない
全分野これの繰り返しでした。しかも、クラスの誰よりも化学に時間を費やした自信がありました。
結果、センター試験５２点。（ぴったり全国平均点でした）
あんなに勉強したのに? 俺頭悪すぎないか？？自信がなくなったことを今でも覚えています。
しかし今思ってみると当然といえば当然。こんな勉強法をいくらやってもできるようになるはずがなかったですね。
まとめ
僕は上記のようなことをポイントに浪人をして、結果としてセンター試験で９５点を取ることができました。
今回紹介した勉強法は、化学にとどまらず全教科でも同じことが言えると思います。結局言いたいことは、どうしてもおろそかになってしまう、本当の意味での基礎（本質)を突き詰めることの重要さなのです。
みなさんは僕のようにならないように、正しく勉強してくださいね！！
ここまで、化学の勉強法について具体的に詳しく解説してきました。
しかし、「やっぱりいざ自分が化学を勉強するとなると、どうすればいいのか分からない…」
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