「論理的思考力」の必要性 - 予備校なら武田塾明石校

こんにちは！　武田塾明石校です。

入試問題ってムズイですよね…

解ける人ってどうやって考えているんでしょうか？

優等生は、思考回路が違うんですかねぇ～？

そんな疑問の一助になるか？　今日のテーマは「論理的思考力」についてお伝えします。

「論理的思考力」って何？

論理的思考とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことです。物事を整理し、矛盾なく筋道を立てて、因果関係を大切にします。

大学受験における論理的思考問題とは、「文章で説明された状況から情報を整理し、矛盾がないよう当てはまるパターンを見つけ出す」問題と言えるでしょうか。

数学の命題なんかそうですね。でも数学だけではないんです！　

例えば、４択問題でも

「①が正解だと仮定すると、②③④が間違っている」→「②③④が間違っていたら①が正解」

のような思考でも正解を導くことができます。②③④がそれぞれ正解だと仮定した場合の矛盾点を見つけ出して絞り込んでいく。高校の勉強（大学受験）では、このような論理的思考力が必要な科目ばかりです。

　実は、論理的思考力を必要とする問題は中学校の時からありました。応用問題などがそうですね。しかし多くの中学生はそれらにチャレンジしないまま高校に進学しています。それらが解けなくても非進学校なら合格できたのです。逆に進学校（偏差値65以上）に合格した生徒は、それらを何とか解いてきました。解けないと進学校には合格できません。つまり進学校の生徒は、中学校の時から論理的思考力で問題と対峙していたのです！

「大学受験には論理的思考力が必要だ！」

「進学校の生徒は論理的思考力の必要性を中学生の時から理解している」

「非進学校の生徒はその必要性を感じないまま進学・進級できている」

　進学校に合格できる生徒はほんの一握りですから、受験生の多くは非進学校の生徒です。

　もし、みなさんが非進学校の生徒なら「論理的思考力の大切さ」を理解する必要があります。「小中学校では必要は無かったかもしれないけど、大学入試には絶対必要なんだ！」、とにかく理解してもらわないことには始まりません！

　しかし頭ではわかっていても思考が追いつきません。論理的思考力をあまり用いずに、高校に合格した・進級してきた、という「変な成功体験？」が邪魔をします。「今までの考えのままで、ちょっと長く勉強すれば…、参考書を変えれば…、受かるんじゃないの？」と高をくくっている方も多いのです。

武田塾と「論理的思考力」の関係

　武田塾の講師は大学生がメインですが、難関大学に見事合格した彼らは、当然「論理的思考力」を持ちあわせています。生徒にもそうなってもらうため、特訓中では、

〇　論理的思考力を用いないと大学入試問題がほとんど解けないこと、を理解してもらう

〇　「論理的思考力で問題を解く」とはどんなことか、参考書を使って共有する

〇　論理的思考の視点で課題をやっているかを確認する

などの指導を行っています。

　また武田塾では『受験合格は暗記が10割』と定義しています。これは暗記をすれば、すべての問題が解けるという意味ではありません。既述の通り、入試問題は論理的思考力を用いないと解けません。「Aを○○と仮定した場合…」の正誤を判断する必要があります。その判断材料のために知識（単語・ルール・公式・法則）の暗記が必須なのです！

　しかも思考問題は完答するまで時間を要します。いち早く判断するためにも「暗記の2秒ルール」を設定しています！　伸び悩む生徒は、この判断材料が少ないので正誤判断（論理的思考）そのものが苦手なのです。

　非進学校の生徒が、いきなり論理的思考力を身につけるのは難しいと思います。そこで武田塾では、簡単なものから完璧にしようと提案しています。判断材料に要する暗記事項が、そもそも少ない参考書から始めて、「論理的思考力を使って問題を解く」とはどういうことなのかを実践してもらっています。これは最初が肝心なんです！