「世界史のまとめノートって作る必要あるの?」「まとめるときはどんなことに注意したらいいのかな?」と考えている受験生はいませんか?まとめたところで必ずしも暗記が出来るわけではありませんし、時間ばかりがかかるイメージを持っている人もいると思います。
今回の記事では、世界史のまとめノートの作り方やまとめノートを作る際の注意点について説明します。受験に繋がるノートのまとめ方を知ることが出来るため、世界史の勉強に悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
世界史のまとめノートとは?
世界史のまとめノートとは、世界史の背景や流れを理解し、繰り返して暗記をしていくために使用するノートです。
まとめノートは授業で使用するノートとは異なっているため、ここからは以下のことについてお話をしていきます。
- 世界史の授業ノートとの違い
- 世界史まとめノートを作るメリット
しっかり読んで、自分のノート作りに役立ててくださいね。
まとめノートと授業ノートとの違い
まとめノートと授業ノートとの大きな違いは、「誰に向けたノートなのか」と言う点にあります。
授業ノートは、先生が「授業を理解させるため」に「先生のまとめ方」で板書しそれを写したものです。
そのため、あなたが理解しやすい言葉や表記の仕方をされているとは限りません。
対してまとめノートは、「あなた自身が」受験で点を取るために書くノートであるため、あなたに合わせた書き方・まとめ方をすることが出来ます。
世界史まとめノートを作るメリット
先にも少し書いたのですが、世界史のまとめノートを作るメリットは自分の理解度や苦手分野に合わせたノートを作ることが出来るという点です。
人によって、理解をしている部分や逆に苦手な部分は異なっています。
自分に合わせ、理解や暗記がしやすいようにまとめることで、どんな参考書よりも便利なノートを作ることができます。後述するまとめ方や注意点を駆使し、点数アップにつなげましょう。
受験につながる世界史のノートのまとめ方
ここまで世界史のノートの詳細を説明してきましたが、実際に受験に繋がる世界史のまとめを作るにはどうしたらよいのでしょうか。それには、以下のような方法があります。
- 範囲を決めて教科書を読み込む
- 資料集からも教科書にない情報をピックアップ
- 自分の言葉でノートを書く
- 図表などにまとめる
ここからは、これらのノートのまとめ方について詳しく説明をしていきます。
範囲を決めて教科書を読み込む
まずは優先して覚えたい範囲(年代・地域)を決め、その部分の教科書をしっかりと読み込みましょう。
重要そうなワードを探しながら読んでいきます。
入試問題は教科書に載っている内容から作成されるため、読んでいる範囲の全てが出題の可能性があります。
適当に流すのではなく、しっかりめに読んでいきましょう。
資料集からも教科書にない情報をピックアップ
決めた範囲の教科書を読み終わったら、資料集で同じ範囲を読み込みましょう。
その中に教科書にない情報があったら、ピックアップしていきます。
注意点として、資料集に載っている内容は思った以上にマニアックな場合があります。
そういう情報はノートに書いても無駄になってしまうことが多いので、無理に全ての情報を盛り込む必要はありません。
自分の言葉でノートを書く
ノートに書くための情報にある程度目を通したら、「自分の言葉で」まとめていきましょう。
自分の言葉で書くことで、理解しながらノートをまとめることが出来るのと同時に、見直しや覚え直しをするときに頭の中に入りやすくなります。自分に馴染みのある言葉で書くということが、非常に大切なのです。
図表などにまとめる
もしまとめづらい事柄があった場合、あるいは全体的な流れが大切な場合は図表などにその事柄をまとめてみましょう。
なかなか描きにくい地図はコピーして貼ったり、歴史の全体的な流れをフローチャートにすることで、視覚的に学ぶことが可能になり頭に入りやすくなります。
まとめる際に虫食いなどを作っておくと、より暗記に利用しやすくなります。
こういった工夫が出来るのも、まとめノートの便利な点ですね。
世界史ノートを作るときの注意点
ここまで有用性を紹介してきた世界史のまとめノートですが、実は作る際に注意しなければならない点が3つあります。
- 丸写しはNG
- 色を使い過ぎない
- 余白を多めに取る
では最後に、これらの注意点について詳しく説明をしていきます。
丸写しは絶対NG
世界史まとめノートを作るにあたって、丸写しは絶対にやめましょう。
先述のように、書いたことを頭に入れたりしっかり暗記を行うためには、自分の言葉で書くことがとても大切です。
教科書を丸写しにしてしまうと、自分の言葉で書く際の「理解する」というステップを飛ばしてしまうため、書いていることが頭に残りません。こうなってしまっては、ただの手の運動です。
このような事態を防ぐために、丸写しは絶対にしないようにしてください。
色を使い過ぎない
色を使い過ぎないということも、実は注意が必要です。
ノートを書く際、見た目を良くしたくてついつい多めに色を使ってしまいますよね。
しかし、なるべく色は2色、多くても3色くらいにしましょう。
その理由としては、まとめる際に色選びで時間を取られてはもったいないというのが1つ、もう1つはいざ見返すときにたくさんの色があるとどれが大事な情報なのか分からなくなってしまうということです。
普通の文章は黒、大事なところは読みやすい赤やオレンジ、とても大事なところは蛍光ペンくらいの分け方がベストです。
赤とオレンジの使い分けですが、大事なところを赤で書く人は多いと思います。
また、赤シートで赤い文字を見えなくして暗記を行っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、実は赤文字だと赤シートで少し見えてしまうんですよね…
これを防ぐのが、オレンジ色です。オレンジ色は、赤シートでしっかりと見えなくすることが出来るため、有効に暗記を行うことができます。
とはいえ赤色に馴染みのある人も多いと思うので、自分の暗記スタイルに合わせて使い分けをすると良いでしょう。
余白を多めにとる
余白を多めに取ることも大切です。
これには2つ理由があります。1つ目は、余白がギチギチに詰まっていると暗記の時などに見返しづらく、勉強の効率が落ちてしまうためです。適度に余白を開けて、読みやすいノートにしましょう。
2つ目の理由は、加筆がしやすくするためです。ノートを作る際に、1回で完璧に仕上げようとする必要はありません。新しい情報を追加すべきだと感じたときに、書き足していけばよいのです。こうやって、理想のノートを作り上げていきます。
このときに余白があいていないと、新たな情報を書き足すことが出来ません。そうなってしまうと、また別のページに書かなければならず情報が散らばってしまいます。
こうした事態を防ぐために、適度にノートの余白は開けるようにしましょう。
世界史のノート作りは自分だけの参考書という意識で行おう!
ここまで、世界史のまとめノートを作る意義と作り方について説明してきました。
自分に合わせたノートを作ることで、授業ノートでは補えない部分も網羅したノートを作ることができます。
ノートの作り方がわからない、イマイチ上手くいかないという人は、武田塾赤間校にご相談ください。いつでもお待ちしております!