こんにちは!
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自称”日本一賑やかな校舎””最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校校舎長の葛坂です。
シリーズ「私はこうして合格した(講師編)」インタビューを書きたいと思います。
今回は磯崎先生です!
まずは、受験の状況から教えてください!
進学先:東京理科大学 理学部第一部 化学科
合格校:東京理科大学 理学部第一部 化学科
「中田るみ」に気をつけろ?
ー ある男子校の校内には「中田るみ」というとても美人で魅力的な女子が存在するという…。
彼女の魅力に取りつかれた男子生徒は見る見るうちに成績を落とし、堕落の道へと落ちてしまうという…。
校内で見かける事は無くても、彼女は今もあなたの中に存在し、堕落の道へ誘う機会を伺っている…。 ー
このお話は、別に学校の七不思議というわけではなく、中高一貫校に通っていた私が中学3年生の時に、先生が中高一貫校でよくみられる「中だるみ」という現象について面白く話してくれたものです。
このお話の教訓は、「中だるみに取りつかれることなく学習に励んだものには、受験期の勉強に耐えうる下地が出来上がる」ということです。
これは、中高一貫校に限った話ではなく、厳しい受験を終えて高校に入学した高校1年生にも当てはまることです。
ここでお伝えしたいことは、高校生活のすべてを勉強にささげる必要があるなどということではなく、来る受験期のために下地を整えておくことが重要であるということです。
また、このブログを読んで「中田るみ」と付き合ってしまっていたと後悔した人も大丈夫です。他の人の力を借りてでも直ちに別れ、自分のペースで復習をし下地に空いている穴をふさぐようにしましょう。
実際の受験勉強について
それでは、実際の受験勉強に関して教えてください!
私が受験期に心がけていたことは
・頭の中で論理的な説明を付けることが出来るようにすること
・勉強のペース配分は自分で決めること
です。
まずはこの2つについて詳しくお話しします。
① 頭の中で論理的な説明を付けることが出来るようにすること
大学受験での勉強は暗記の量がかなり多いです。
文理両方に等しく降りかかる英語の単語と文法、文系であれば古文と漢文に加えて社会科目の知識、理系であれば数学と物理の定義と公式、化学はほぼすべてが暗記…、と例を挙げればきりがないです。
ここでは、特に理系の科目で暗記の量を少しでも減らす勉強方法についてご紹介します。
理系の科目では暗記しなくてはならない知識は、理論的に考えれば導き出せることが多いです。
テストの時に毎回考えているようでは試験時間が足りませんが、普段から暗記事項を導きながら勉強することで頭に思考回路を刷り込むことが出来ます。
自分は勉強を終えた後、1日の中で必ずやること(風呂や歯を磨くときなど)の最中に頭の中で公式の導出方法を確認したり、暗記事項になぜこの結果になるかの理由を思い返していました。
必ずやることの中に組み込むことで習慣化できますし、空で思い返すことが出来なければ暗記できていないということがわかるため、確認しなくてはならないことがわかるのでオススメです。
② 勉強のペース配分は自分で決めること
大学受験は、中学受験や高校受験と違い、自分自身の進路を明確に定めなくてはならないものです。
第1志望を決め学習計画を立てることで、自分の日常の行動が自信に対して責任のあるものになります。
しかし、独りよがりで計画を立てることがあってはいけません。
自分が立てた目標を応援してもらえるように周囲に話し、先達者の意見に耳を傾けることが大切です。
科目別勉強法を教えてください!
理系数学、物理、化学、英語の対策について紹介します!
① 理系数学:頭の中に引き出しを作る、問題文は引き出しを開けるための鍵だ
これか紹介することは、抽象的ですが、理系科目全般を勉強する際に持つべき意識のようなものです。
数学では、パターンを暗記し類題を解けるようになったら、問題文から自分自身の力で方針を立てて解くことが出来る状態になることを目指します。問題文に応じて習得したパターンを適用するということはあたかも頭の中に作られた引き出しにしまわれているパターンを、問題文の条件という鍵を使って引き出しているとみなすことが出来ます。
日々の勉強は、出来ることの引き出しを増やすという行為に相当しますが、それだけでは類題を解くことしかできません。
問題文が変化しても最適解を引き出すことが出来るようにするには、増設された引き出しを統合して鍵の形に対応することが必要になります。
1つの引き出しに含まれるパターンを多くしていき、どんな鍵の形にも対応できれば解けない問題なんてなくなります。
そこまで至るまでの道は厳しく、簡単にたどり着くことはできませんが、学習を重ね思考回路を形成しきることで誰でもがたどり着ける場所です。同じプロセスをたどれば、だれもが同じ結果にたどり着くことが出来るという普遍性が理系の学問の面白い所だと思います。
② 物理:難しいけれども、問題は解けるようになる!
物理の問題は難しいですが、一度議論のやり方を身につけてしまえば、様々な問題に応用することが出来ます。
解答を作るときに使用する法則や公式は一緒なので、どのような条件でその法則を使うことが出来るのかを押さえれば、問題の誘導に乗っかることが出来ます。物理の問題は大問1つで1つのモデルについて考察を進めていくという構成が多いので、途中の設問のほとんどは最後の難問のためのヒントです。
また、似た部分の多い数学と異なる点は引き出しを作るまでがとても大変な科目であり、難所となるのが符号の取り扱いであると思います。
物理で扱う式には、数学的な意味だけでなく、物理的な意味も付随するので、数学でよくありがちな符号のうっかりミスというのは物理では違った意味を持ちます。
立式した段階で+と-がひっくり返っているということは、正反対の現象が正しいと誤認してしまっているということになるので、数学におけるミスよりも重い意味を持ちます。(数学における符号のミスが許されるということではありません。)
なので、問題集を自己採点するとき、符号のミスがあった場合は注意が必要です。
良く解説を読み込み自分で修正することが一番力の付く勉強法であるとは思いますが、煮詰まり間違いを放置する方が危ういので、解説を読んで何が間違っているか分からないと感じた時は質問することを強く推奨します。
自分の中で論理的に説明することが出来ないことを残しておかないことが一番大切です。
③ 化学:暗記が多くなりがちなのには理由がある
高校の化学は暗記が多いということはよく聞く話だと思います。これにはきちんと理由が存在します。
大前提として、自然科学を取り扱う学問には一番の下に数学が存在します。数学の計算方法や考え方を元にできたのが物理です。(例を挙げるならば、力学におけるベクトルの概念などです。)
ここからは、高校の学習範囲を超えるような話ですが、物理学を下地に形成される量子力学、熱力学、反応速度論という3つの柱が化学を支えています。
さらに化学は、理論化学、無機化学、有機化学などに細分化していきます。
高校の学習では物理から化学へのステップアップにあたる部分が扱われないため、化学は下地が存在しないまま宙に浮いているような状態で学習を進めなくてはならないことが、化学の暗記事項が多い理由です。
その為、前述したように、暗記しなくてはならない知識に理由を付けてどうしてその結果が導かれるのか説明できるようにすることが重要です。
④ 英語:「只管音読」あるのみ
私は英語がとても苦手で、中々勉強にも手がつかないという状況でしたが、先生からのアドバイスの中で実践したら効果が一番実感できた方法をここでは紹介します。
その方法とは、ただひたすらに例文集や長文を音読すると言うことです。先生はこの方法を「只管打座」ならぬ「只管音読」と命名していました。
しかし、ただ機械の様に音読をし続けても効果は現れません。正しい方法を認識して実践することが重要です。
音読をするときにただ英単語をただ発音するのではなく、どのような文法が使われているのか意識し、和訳をイメージとして頭の中に浮かべるようにしてください。
上記のことを英文を頭から読んでスラスラと実行できるようになれば目標達成です。積み重ねることで初見の英文にも対応打出来るようになり、長文を読むスピードも上がります。
私も実践したことで、時間がないと感じていたテストに少し余裕が出てくるようになりました。
自分自身がそうでしたが、英語が苦手という人は特に、少しの時間でも英語はやればやるだけ成績は上がります。自分の勉強した成果が表れやすいというのが英語という科目だと思います。
逆に、英語はサボると如実に読めなくなります。(これも実体験です(泣)。)
まとめ
最後にまとめてお伝えしたいことは、理系の科目では論理的な説明を付けて知識を記憶することがスムーズな思考に結び付くということです。
また、おすすめの勉強方法などは本文中で紹介しましたが、それらを参考にして独りよがりではない自分だけの学習方法を習慣化するということが大切です。
磯崎先生推薦!「おススメ参考書2冊!」の紹介はこちら
①数学Ⅰ・A基礎問題精講(重要な考え方を身につけることができる1冊です。)
②福間の無機化学の講義 (特に暗記の多い無機化学ですが、まとまっていてとても分かりやすいです。)
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ちなみに、武田塾の紹介を少し…
必見!サンドウィッチマンの受験相談コント!
楽しい赤羽校に、ぜひお越しください!!
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