こんにちは!
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自称”日本一賑やかな校舎””最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校校舎長の葛坂です。
シリーズ「私はこうして合格した(講師編)」インタビューを書きたいと思います。
今回は慶應大に合格した佐藤先生です!
まずは、受験の状況から教えてください!
進学先:慶應義塾大学 理工学部 学門2(現在の学門C)
合格校:慶應義塾大学 理工学部 学門2
早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ
東京理科大学 理学部 物理学科
広島大学 理学部 物理学科
慶応義塾大学はどんな大学?
以前の記事で武田先生もおっしゃっていたように、私も入学前は遊びまくってるチャラい人やお金持ちが多そうというイメージを持っていました。
実際に入学してみると多種多様な人が在学していました。
ある人は学問に打ち込み、ある人はサークル活動や趣味に没頭してたりと、
人それぞれ何かに夢中で取り組んでいる人が多いという印象でした。
好きなことに没頭しているからか、みんな総じて好きな分野に対する知識経験が深いです!
話を聞いてみると、自分の知らない世界について楽しく話ししてくれて楽しいです!
慶應大学の理工学部は二年時以降に学科振り分けが行われる珍しいシステムがあります。
一年次で理工系全般の授業を受けてから専門領域を絞ることができるので、
ぼんやりと理系科目に興味を持っている人でもじっくりと進路を選択できる利点があります!
どうして二浪に?
タイトルにもある通り私は二回の浪人を経て大学に進学しました。
さらに経済的な事情で宅浪をしていました。
この記事を見ている人の中でも浪人を考えていたり、二浪中、宅浪の方がいるのではないでしょうか?
私の浪人時代の経験をざっくりと紹介していきます。
現役時代は大学に全落ち。
分厚い参考書で勉強し、最後までこなすことができなかったのが原因
一浪では反省を活かし、薄くて周回しやすい問題集を使うことに
一浪は何とか早稲田の教育に合格したが理工をあきらめきれず二浪を決意。
早稲田教育のレベルまで到達でき、レベルのあった参考書を一冊完璧にする方針が正しいと確信
基礎力はついてきたので二浪では大きく方針を変えず、弱点補強できる薄いテーマ別参考書を使ったり
実践演習を意識して旧帝大の赤本で問題演習を行いました
結果第一志望の北海道大学には落ちてしまいましたが、受かることはないだろうと思って記念受験した早慶にW合格することができました!
実際の受験勉強について
それでは、実際の受験勉強に関して教えてください!
私が受験期に勉強したすべての科目に共通して言えることは
・勉強場所を決める
・一週間ごとの計画を週末に練る
・レベルのあった参考書を完璧にする
が大切だということです。
まずはこの三つについて詳しくお話しします。
① 勉強場所を決める
皆さんはお家で勉強できるタイプですか?
私は全くできません!すぐに気が散って遊んでしまいます。
スマホなどの誘惑が多い現代では、家で集中できない人は多いのではないでしょうか?
「家で勉強するつもりがYoutubeを見て過ごしてしまった、、、」
このように思うように勉強できずストレスが溜まるのは良くないと思い、
私は思い切って家では勉強をしないで遊んでいいことにしました!
その代わり勉強は図書館ですることにし、一日のノルマが終わるまでは帰らないルールを決めました。
家は好きなことをしてリラックスし、図書館では勉強するように勉強場所を決めることでメリハリをつけてストレスなく勉強を継続出来ました。
② 一週間ごとの計画を週末に練る
あたりまえですが宅浪は誰も自分の勉強を管理してくれません。
たとえ塾に通っていたとしても、計画もなく漫然と授業を受けているだけでは学力はつきません。
だからと言って長期的なスケジュールをいきなり立てても実行するのは難しいと思います。
一方で一日単位のノルマが決められていれば、終わりが見えやすい分取り組みやすいと考えました。
以上の二点から、長期スケジュールから逆算して短期のスケジュールを作ることにしました。
具体的には
・現在のレベルから志望校レベルまでどの参考書が必要か(年単位)
・入試日程を見据えていつまでにこの参考書を何月までに終わらせなければならないか(月単位)
・そのためには一日の分量がどれくらいであれば十分か(週、日単位)
というように漠然とした長期の計画からより具体的な短期の計画を練ることを心掛けました。
ただ漫然と机に向かう時間を過ごすのではなく、目標を見据えて質の高い時間の使い方ができるようになりました。
③ レベルのあった参考書を完璧にする
有名な参考書や、友達が使っているような巷で流行っているに取り組む人は多いと思います。
しかしいくら名著を使っていても基礎力がないとついていけずに効果半減です!
一方で基礎力が無いと感じでも簡単な参考書に戻る決断ができない人も多いように感じます。
戻ることが怖い、簡単な内容で時間を無駄にしそう、今更基礎なんて恥ずかしい
こんな理由で基礎を叩き直さない人が多いのではないでしょうか
せっかく勉強に時間をかけても学力に反映されないことが一番勿体ないです!
潔く基礎に戻る決断できるよう心がけましょう。
科目別勉強法を教えてください!
数学と、英語・物理・化学の対策について紹介します!
① 数学について
慶應の数学は基本的に解答のみ記述で完全記述は一問だけです。
そのため、記述で部分点を貰うことは基本的にできません。
限られた時間内で早く正確に計算を行う必要があります。
一方で早稲田は全問記述式なので、完答できなくても方針が合っていれば部分点をもらえます。
その分制限時間内に考えを解答にまとめる記述力が問われます。
以上から
・正確な計算力
・記述に慣れる
この二点が突破のカギになると思います。
記述に関しては意識する方は多いと思いますが、計算力を重視した勉強をする人は少ないように感じます。
計算力は一朝一夕につくものではありません。
過去問に取り組んでから「方針は合うけど最後の計算が間違ってる」こんなことが多いと手遅れのように感じます。
受験勉強初期段階から検算や解答を吟味するクセ、計算練習の参考書に取り組むべきだと思います。
また、計算力と記述力は基礎力があってのものです。
基礎固めに使う問題集としては、問題が分野別にまとめられていて、
問題と解説解答が見開き1ページ程度にまとまっている参考書が取り組みやすいと思います。
② 英語について
早慶の英語はどちらも時間に対する分量が多いことで共通です。
そのため長い文章を精読して英語のまま理解する必要があります。
さらに理系だからと言って理工学系の文章のみ出題されるわけではなく、
人文系の文章がテーマになることがあります。
日頃から様々な分野の文章に触れ、ある程度の背景知識を持っているとスムーズに文章を理解できるようになります。
一方で文法的な知識に関してはセンターレベル以上の内容を問われることは少ないです。
以上のことから文法をNext stageなどの有名な網羅系で早い段階で習得し、
長文演習を見据えて英文解釈の演習に取り掛かる必要があります。
・英文解釈
英文解釈の練習は入門英文解釈の技術100がおすすめです。
ここに載っている知識を運用できるようになれば大半の文章を理詰めで訳せるようになります。
進め方としてオススメなのは
手を動かして構文を取り訳をつくる→解答と見比べる→訳せていない箇所の解説を理解する→音読する
理想は音読だけで意味が取れるようになることです。
手を動かさなくてもある程度構文と訳を取れるようにならないと精読は難しいと思います。
・長文読解
長文演習は難易度ごとに別冊になっているシリーズを一冊ずつすすめるのがお勧めです。
自然科学系から人文系までの幅広い文章を扱っているものが多いので飽きずに取り組めると思います。
早慶には記述問題がありませんが、記述問題も飛ばさずに取り組むことをお勧めします。
選択問題ではある程度勘に頼っても正答できてしまいますが、
記述問題を正答するには文章に対する完璧な理解を求められるからです。
③ 物理について
早慶理工の物理はどちらも大問3つ、力学、電磁気、熱力学、波動の四つの分野から主に出題されます。
特に力学、電磁気の二分野は毎年出題される重要分野です。
この二分野は熱力学と波動分野との融合問題が出題される年もあるので、基礎を疎かにすることが出来ない分野です。
熱力学、波動分野は毎年出題されるわけではありませんが、山をはって凌げるわけではなく、
標準的な問題集で演習をこなす必要があります。
しかしこちらの二分野は力学電磁気に比べると範囲が短く、
基礎力さえあれば比較的短時間で攻略できると思います。
以上から
・まず力学、電磁気の基礎力を速い段階で身に付ること
・残りの熱力学、波動分野の学習
・標準的なレベルの参考書で演習
これらが要求されると考えられます。
おすすめの参考書
良問の風、名問の森
これらの二冊です。
基礎レベルから標準レベルまでの問題が過不足なく、丁寧な解説つきで演習できます。
この二冊に載っている問題が解けるようになれば、あとは赤本演習で問題無いといえます。
④ 化学について
早慶の化学はどちらも大問3つ、理論、有機、無機の幅広い範囲から出題されます。
また範囲が幅広いだけではなく、結果のみ記述の計算問題も出題されるので数値計算を素早く正確に行う必要があります。
以上から
・幅広い分野を網羅できる知識量
・有効数字3桁程度の数値計算を早く正確に行う
この二点が要求されると考えられます。
知識に関しては、大学受験Doシリーズの次の参考書がお勧めです。
鎌田の理論化学の講義
福間の無機化学の講義
鎌田の有機化学の講義
入試化学で必要になる暗記項目を網羅しているので、問題集を進めながらこれらを辞書のように使っていけば
問題演習と知識の暗記の両方の練習を積むことができます。
問題演習は学校で配られるレベルの問題集をこなし、基礎力がついてきたら
重要問題集に取り組むのがお勧めです。問題のレベルは早慶レベルの過去問から抜粋されていて、
実践を見据えた演習書として向いています。
計算問題も頻出パターンが網羅されているので時間を測って計算に取り組めば計算力向上につながります。
まとめ
浪人はとても大変だと思います。
大変な浪人生活を乗り切るために息抜きを入れることも大切です。
しかし息抜きが誘惑になって歯止めが利かなくなると勉強の障害になってしまいます。
この記事で書いたように私は実際の受験勉強で
・勉強場所を決める
・一週間ごとの計画を週末に練る
・レベルのあった参考書を完璧にする
この3つのルールを決めて浪人生活を送っていました。
繰り返しになりますがこの3つのルールは、
・誘惑を断ち切るための環境づくりをする
・達成できそうな目標(低すぎない)を立てる
・一冊を完璧にする
これらのことに注意して決めたものでした。
漫然と過ごしがちの浪人生はぜひこの3つのことに注意してメリハリをつけた勉強が出来るように頑張りましょう。
武田先生推薦!「おススメ参考書2冊!」の紹介はこちら
①数研出版『2021実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学』(頻出問題から応用問題まで一冊で押さえることができます!)
②河合出版 『 名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ) 』
(1テーマを1つのコンパクトに纏められた大問で学習できます!)
ちなみに、武田塾の紹介を少し…
必見!サンドウィッチマンの受験相談コント!
楽しい赤羽校に、ぜひお越しください!!
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日本初!「授業をしない」塾の武田塾赤羽校
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