こんにちは! JR京浜東北線・埼京線など赤羽駅より徒歩5分、東京メトロ南北線赤羽岩淵駅より徒歩6分
自称”日本一賑やかな校舎””最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校講師のAです。
夏休みも迫ってきてだんだん暑くなってきましたね。
共通テストまでもうすぐ200日を切りそうです。
いきなりですが、受験生の皆さんに質問です。
皆さんは今までやってきた勉強内容をどれだけ覚えているでしょうか?
受験というのはゴールが何か月も先にあって、それまでずっと覚えていなければ受験勉強の意味はなくなってしまいます。
今回は自分の頭に入れた知識を受験まで覚えておくために必要なことは何かについて話していきたいと思います!
「記憶」の仕組み
試験に使う知識は、短期記憶×長期記憶〇
記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があります。
短期記憶とは、情報を頭に入れた時、脳の「海馬」という部位に一時的に保存される記憶のことです。
一時的に、ですので最長2週間程度で忘れてしまいます。
定期試験で一夜漬けをしたこと経験のある人は多いかもしれませんが、
それがまさに短期記憶です。
当日のテストで解答できたとしても復習しなければすぐに忘れてしまいます。
一方、長期記憶は、脳の「大脳新皮質」という部位に長期にわたり保存される記憶です。
しかし、長期記憶のうち思い出せるのはほんの一部です。
普段必要のない大部分の記憶は意識下に眠っていて、認識できないためです。
定期試験ならば短期記憶乗り切れるかもしれませんが、大学受験ではそうはいきません。
覚えるべきことをいかに長期記憶として保存し、いつでも取り出せる状態にしておけるか、
それが大学受験でいかに長く覚えておけるかに関わる大事なことなのです。
エビングハウスの忘却曲線を見てみよう
エビングハウスは、無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しました。
そこで出た結果は次の通りです。
この表は時間と共に、どれだけ記憶したことが頭に残っているかを示しています。
逆にいえば、どれだけ忘れるかということも分かりますね。
人が何かを学んだ時、
- 20分後には42%忘れる
- 1時間後には56%忘れる
- 9時間後には64%忘れる
- 1日後には67%忘れる
- 2日後には72%忘れる
- 6日後には75%忘れる
- 31日後には79%忘れる
ということが分かります。
これでは受験当日まで覚えているのは難しいです。
短期記憶で終わってしまうのはなぜか
先ほど紹介したエビングハウスの忘却曲線ですが、
この実験の被験者が覚えたものというのは無意味な音節でした。
短期記憶のまま忘却してしまうものの特徴は、
●脳が重要だと認識していない=インパクトがない
ことであるということがわかりますね。
では、脳に重要だと判断させるにはどうしたらいいのでしょうか?
短期記憶→長期記憶にするためには
①短期記憶は反復により強化される
残念ながら、大学受験でいくら必須とされている知識でも、
脳は一度しか触れていない知識を重要であるとは判断しません。
何度も何度も触れることで「これは重要なことなんだ」と脳は認識します。
新しいことを学んだら、
☛まずはその日中に復習すること。
1日でも67%忘れてしまいますからね。
それから1日後、4日後、1週間後、3週間後…と間隔を徐々に上げていきましょう。
なかなか覚えられない知識はもっとこまめに確認するようにしましょう。
②考え、理解すると記憶に残りやすい
丸暗記ではなく、考え抜き、納得しながら覚えましょう。
「なんで?どうして?」という思考は共通テストでも求められているものです。
数学では公式の成り立ち、日本史などでは因果関係が重要になってきたりします。
先生の説明や参考書の解説を、自分が理解しやすい文章に置き換えたり、
まとめてみたりすることは、自ら考え納得できていなければ
することはできないですよね。
そうしているとき、脳の「前頭前野」という部位が活性化しています。
この前頭前野との結びつきが強い情報は長期記憶になりやすく、記憶にタグ付けされて
思い出しやすくなります。
③感情を伴う記憶は長期記憶になりやすい
次に、覚えようとしている知識に対して、興味を持ったり面白がったりすることが大切です。
新しい知識に対して「へえ、そうなんだ!」と感動したり
いきいきとした感情を伴わせると、感情に関わる「扁桃体」という部分が活性化し、
それと隣り合っている記憶をつかさどる脳の器官である海馬に伝わり海馬が刺激されるため、
記憶に残りやすいのです。
自分の好きなことは難なく覚えられるというのはそういうことなのでしょう。
すべての教科というのは無理かもしれませんが、
ただ覚えなきゃいけないこととして考えるのではなく興味関心を持って勉強に向き合ってみるのは
いいかもしれません。
睡眠中に短期記憶→長期記憶に変換される
脳は睡眠中に記憶の整理を行い、短期記憶のうち重要度の高いものが長期記憶に移行されます。
ですので、就寝前にその日やったことをざっと総復習しましょう。
そうすれば、記憶は長期記憶になりやすくなります。
暗記教科は夜にやるといいと言われている所以もこれにあるように思います。
その日中に復習をすることができ、長期記憶になりやすくなるので
一石二鳥ですね。
記憶は受験と切り離せない
ここまで、ゴールまで長い道のりである受験を乗り越えるためにどうすればいいのか
ということを記憶の観点からお話ししました。
これをするしないでは、受験勉強をするうえでの効率が大きく変わってきます。
目の前の知識をただ受動的に丸暗記すればいいやと思って勉強していると、
すぐ先にある確認テスト、定期試験では点を取ることができるかもしれませんが、
大学受験、思考力が求められる共通テストには対応することはできません。
自らが「学んでいる」という意識をもって受験勉強に向き合うことは本当に大切な姿勢です。
①まずはその日中に復習する
②考え抜き、納得しながら覚えましょう。
③なんで?どうして?と、興味関心を持って勉強に向き合ってみる。
④就寝前にその日やったことをざっと総復習する
この4つのポイントを実践し、意識して受験勉強をよりよいものにしていきましょう!
ちなみに、武田塾の紹介を少し…
必見!サンドウィッチマンの受験相談コント!
楽しい赤羽校に、ぜひお越しください!!
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