～浪人・再受験を決めたあなたに～3月の過ごし方と心構え

こんにちは！

JR京浜東北線・埼京線など赤羽駅より徒歩5分、東京メトロ南北線赤羽岩淵駅より徒歩6分自称”日本一賑やかな校舎”を最も武田塾を体現した校舎”である赤羽校講師のOです！

3月の上旬になってくると、受験の結果が続々と出てきますね。後期が残っている大学もまだまだあると思いますから、最後まで合格に向けて頑張ってほしいと思いますが、中にはあまり結果が振るわず、浪人・再受験を決めた方もいると思います。かくいう私も浪人をして大学に入学しました。

そこで、このブログでは浪人・再受験を決めたあなたに、ということで、年度の変わり目である3月をどう過ごせばいいか、どのようなことを考えるべきか、自分の経験を踏まえながら書いていこうと思います。

まずは現役時の振り返りを

最初にやってもらいたいのは現役の勉強の振り返りになります。あまりうまくいかなかったし、思い出したくもないよ…と思う人もいるかもしれませんが、必要な作業のひとつです。なぜならば、教科や志望校、はたまた文系・理系といったことまで大胆な変更ができるのは春先までで、それ以降になると変更したものに不安を抱えながら受験に突入、ともなりかねません。

はたしてこの科目は自分に合っていたのか？本当に行きたいのは○○大なのか？浪人したのだから志望を上げてもよいのではないか？といった疑問が出てきたら次のステップに進みましょう。

また、受験本番の出来具合についても思い出してみましょう。ひとくちに浪人といっても、現役時の感触は千差万別だと思います。いわゆる「全落ち」をしてしまい、補欠のほの字も見ることができなかった人は少なくないと思います。自分もその一人でした。そんな人であればまずは受験計画をしっかりと立てて春先から夏休みくらいまでは基礎を徹底し、各科目の底上げをはかる必要があるでしょう。逆に開示してみたら僅かな差しかなかった「ニアピン」の人であれば、やり方は今までのものを継続し、演習量を増やしていく、という路線になるでしょうか。

1年を通した計画の設定

現役時の振り返りが出来たら、目標をどこに据えるか、これからの1年をどう使うかを考える段階に進みましょう。

自分は将来何をやりたいのか、どういった勉強をしたいのかを改めて考えてみるところから始めてもよいと思います。高１～高２のころはまだ大学のことをよく分かっていなかった人も多いと思いますが、受験を実際に経験して、大学に対する見方は変わってきて、知識も増えていると思います。その上で志望校をまずは設定したいですね。もちろん、去年と一緒で○○大に行きたいんだ！と目標が明確になっている人は時間をかけることもないでしょう。

そしてこの時期に一番やってほしいのが1年を通したおおまかな計画の設定になります。6月までにこの参考書を終わらせる、12月から共テ対策を始める、などなど各教科ごとに具体的に計画を決めてみるといいと思います。指針を決めることができれば、実際に学習を始めてから、3月の目標よりいいペースだ、遅れている、といった自分の学習度が分かりやすくなります。

春の模試で○割、秋の模試で○割と点数で目標を設定するのもよいと思います。計画については浪人での受験を成功させた人のものを参考にしたり、話を聞いてみるとよりよいものが作れるでしょう。受験体験記や受験系ブログで触れている計画・1年間の勉強記録からいいとこどりをするのもアリですね。

実際に3月どう過ごす？

では、この1ヶ月ほどをどう過ごすかです。

1年間勉強してきて、もう1年、ということになったわけですから、精神的にくるものはありますよね。全てを忘れて遊びまくり、4月くらいから切り替える、というのも一つの手です。否定はしませんし、私も3月は旅行に行ったりしていました。

ただ、先ほど触れた「ニアピン」の人ほど始動が早い、という事実を忘れてはいけないでしょうね。僅差で届かなかった悔しさがあるので、すぐに勉強を再開できる。やり方は今までのものを踏襲すればよい、といった感じで、3月から頑張れるでしょう。何もやらない時間が続けば続くほどそういった人たちとの差はついてしまいます。

なので、～1週間くらい遊んで、自分が「そこそこ」満足できたら、単語や数学の基礎問題など、簡単なものから徐々に始めるとよいと思います。軽い勉強以外の時間は、先ほど書いたような目標・計画の設定をしたり、受験中できない遊びをする最後の時間にしてもよいでしょう。コロナ禍の中受験勉強をやってきたと思うので、ストレス解消も超重要です。目標が決められて、気持ちが新年度モードにリセットできたらガッツリ勉強に取り組みましょう！

もちろん今のは参考例ですから、仲の良い友達の合格を見た、家族に応援してもらったなど、モチベーションが上がる出来事があったら、そのエネルギーを大事にして、さっそく勉強を進めていきましょう。

さいごに

浪人の1年間はどうしても勉強が生活のメインになってしまいます。ですが、逆にいえば勉強「だけ」に集中できる1年ともいえます。高校のとき忙しかった人も時間を作り出せますし、1年の努力次第で現役時には手が届かなかった大学に進むことも夢ではありません。

ただ、高校を卒業し、大きな自由が与えられることも意味します。浪人生といっても勉強「だけ」に集中できている受験生はあまり多くないのが実情です。1年間は長く感じると思いますが、終わってしばらく経てばそんなに重くは感じません（当たり前ですが…）。勉強「だけ」に集中できること、ただその一点で他の浪人生・受験生にアドバンテージを取れることは覚えていてください。

今回は3月に考えること・３月の過ごし方がメインだったのであまり触れられませんでしたが、浪人中において特に大事なのは、

①明確な目標・計画の設定

②長時間集中して勉強できる場所の確保

③メンタル面で支えになる存在

④定期的な運動

あたりかなと思います。

3月のうちによい準備をして、再スタートを切っていきましょう。頑張ってください！